ミトラ【1】
「冒険者よ、あなたと交わすべき言葉はないわ」 遺跡と秘術の代弁者にして守護者。ミトラが持つ役割は、神域の最深部に近づく者の排除だった。神々すらも忘れた遥か太古から続く古代遺跡はミトラの手によって守られている。 |
ミトラ【2】
「私のナイフは守るための刃。この遺跡を愚者たちに触れさせない警護の刃よ」 ミトラが守る遺跡には、神々すらも知らない深淵の叡智が収められていた。今から数千年前、その叡智に触れたミトラは、この遺跡を命に代えて守ると誓ったのだ。 |
ミトラ【3】
「ここに眠る叡智は、大陸の常識をすべて覆す恐るべきものよ。神々すらもこの遺跡の秘密を知るべきではない」 世界が生まれる前、世界はどうなっていたのか。それを知る手がかりが、この遺跡にある。だが、その知識が広まることの恐ろしさを、ミトラはよく理解していた。 |
ミトラ【4】
「知らない方がいいこともあるわ。ここの知識は、誰も幸せにしないものだから」 ミトラのナイフは侵入者を斬り裂く。彼女の腕が衰えるまで、遺跡の秘密は守られ続けるだろう。世界誕生の秘密も、崩壊の予言も誰にも知られることはない。 |