サルバニトゥ【1】
| 「戦が始まるのね。また彼の機嫌が悪くなるわ…」 サルバニトゥは嘆息して夢幻の輝きを放つ槌を手に取った。彼女の夫は最高神マルドゥーク。もとより争いを好まぬ夫を気遣い、彼女は陰ながら争いの火種を鎮めに赴く。 |
サルバニトゥ【2】
| 「いい加減に矛を収めなさい。愚かなる者どもよ」 空中を旋回するサルバニトゥが、戦乱の中心に突如として現れる。その姿は煌めきに彩られつつも触れがたき威厳を放っている。 |
サルバニトゥ【3】
| 「戦女神…? その血に汚れた二つ名、二度と名乗れぬようにしてあげるわ」 サルバニトゥは戦線を指揮する女神をその目に捉えた。戦争に個人的な感情は無いものの、彼女には夫の憂いと世界の安寧が最優先である。 |
サルバニトゥ【4】
| 「愚か者は去ったようね…彼も喜んでくれると良いのだけれど」 サルバニトゥはその手に持つ銀色に輝く神槌にて戦場を蹂躙した。彼女の鬼神のような活躍は畢竟夫マルドゥークを想うが故である。 |



