スネーク、今ハヤテの部屋に侵入した。
ふふふ、私が今どうしているか分かるだろうか?
以前ハヤテの部屋に侵入した時は女子が男子の部屋に入る禁制を冒した為に長続きしなかったが、今回は違う。
この白くて大きな猫の着ぐるみで変装をすることにより侵入成功したのだ!
生憎服みたいに着るタイプだったので下着姿で入らねばならなかったが…
あと言っておくが、この前ハヤテの部屋から帰ったのは禁制を冒したからであって、
決してベッドの上でやましい事をしたからでは…ええい、これ以上は聞くな!
さて、気を取り直して入るとするか。
相変わらず味気のない部屋だが、この前みたいに変な本とか落ちていないよな?
ベッドの下確認!よし、何もなかったか…
しかしどうも落ち着かん。もう少しだけ探してみるか?いいや、でもハヤテの秘密を勝手に探るのは…
でもあいつは私の執事なのだから…そうなのだ!これは主として必要な事なのだ。
だからもう少しだけ、少しだけ調べておくか。
机の引き出しの中を見たが、どこを見ても勉強の参考書ばかりだな。
ううむ、意外と真面目なのだな。ああ見えて影では常に努力を惜しまないとは、
ハヤテめ、いじらしい奴なのだな…
次は机の上だな。
やはり片付いていて殆ど何もない…と、これは私の写真ではないか!
こんな所に置いておくとは、やはり私は(恋愛対象として)大切にされているのか!?
うう、見に来た私の方が熱くなってしまうではないか…
こうなったら…最後はやはりベッドか。
こ、これは調査なのであって決してやましい事ではないのだ!
細かい事を突っ込むなよ?
そーっと足を踏み入れてと、入った痕跡がないようにそーっと…
ハヤテの匂いがする。
ベッドからほのかに毎日私が嗅いでいるあの匂いが。
もう少し、今度は布団を被って寝てみる。
するとだな、今度まるでハヤテに抱かれているみたいに温かくて、
優しいぬくもりがするではないか…
思わずシーツの端を持ち、こうやって間近でハヤテの匂いを嗅ぎたく…
「何やってるんだタマ?」
うわっ、ハヤテに見られたっ!?
気付かぬうちに現れるとは…恐ろしい子!
だが私は今着ぐるみを着ているのだから正体はバレないのだ。
「にゃ、に゙ゃ~」
私も一枚岩ではないという事を思い知るがいい。
「さて、じゃあ執事服に着替えるか」
ちょっ、お前、、、ここで何を始めるつもりなのだぁ!?
そんなセクシーなシャツ姿を見せられても、私は…
「どうしたんだタマ?お前今日はなんか様子が変だし、それになんだか細くなってる気がするし…
さてはお前タマじゃないな?姿を表せ!」
わぁあああっ!!やめろ、来るなハヤテェ!!
「正体が分からないから中の人物に危害は加えない形で攻撃しましたが、
…ってお孃様!?何をなさってるんですか?」
タマの着ぐるみはボロボロに破けてなくなり、
下着姿のハヤテがこれまた下着姿の…
ちょっ、どんな状況になっておるのだ!?
オマケに私をそんなベッドに押し付けるような格好で…
「ハヤテ君~、ナギを見ませんでし…まあっ!!」
「ああ、マリアさん。お嬢様ならここに。
お嬢様も一応僕のベッドでは断ってから寝…ってちょっとやめてくださいお嬢様ーっ!?」
うっさいハヤテのバーカバーカバーカッ!!