(背景:グランツ研究所前) | |
あなたはいつものように、 グランツ研究所を訪れる。 | |
今日はアミタと一緒に デュエルスペースの手伝いをして、 その後買い物に行く約束をしている。 | |
アミタ | こんにちは~ |
ちょうど学校帰りだったアミタと 出会ったあなたは、 2人で一緒に研究所内へと向かう。 | |
アミタ | あ、カフェスペースに行きましょうか? 内装が ちょっと新しくなったんですよ~♪ |
(背景転換:グランツ研カフェスペース) | |
研究所内に開設された カフェスペースにあなたは入る。 | |
内装が変わり、どことなく西部劇風の 演出がされたカフェスペースは、 お客さんで賑わっている。 | |
アミタ | いい感じでしょ? 店員さん用の制服も、 新しいのを考えてるんですよ~! |
アミタもその制服を着るのだろうか? それは楽しみだ。 | |
と、そんな中…。 | |
グランツ | ああ、アミタ、それから君か! ちょうどよかった! |
ユーリ | これを見てください~♪ |
ちょうどラボスペースから出てきた 博士とユーリが、 興奮気味にデータカードを見せてくれた。 | |
アミタ | ええと…? |
データをモニターで再生すると…。 | |
それはブレイブデュエルの新システム ――新たな対戦大会の、 システム構築図のようだった。 | |
ユーリ | テアトリウム・システム、 って言うんです |
グランツ | 今までは完全フリーでの対戦が 基本だったけど、 これは違うよ! |
付近の常連客達に 遅まきながらの挨拶をしつつ、 2人が説明してくれる。 | |
グランツ | ユーリが発案してくれた このシステムのおかげで、 より熱い対戦ができるんだ! |
ユーリ | 全国にいる、 自分の実力と近い相手が自動で 選ばれるんです! |
その話を聞いて、 アミタとあなたの鼓動が少し早くなる。 | |
アミタ | それがあれば、 全国の腕自慢たちと いつでも対戦できますねえ~ |
アミタ | それは、 みんな嬉しい事だと思います! |
その「みんな」に自分達も 入っている事を、きらきら輝く アミタの瞳が雄弁に語っている。 | |
グランツ | さらに 「勝利ポイント制」を導入している! |
グランツ | 勝利数や連勝数で ポイントレースもできる、 熱いシステムだよ |
ユーリ | さっそくこのシステムを 配布したいんですが… 少し困った事がありまして |
グランツ | 折角のシステムだ。 大会のような盛り上げ方を したいんだけど… |
グランツ | その大会名に なかなかいい名前が 思い浮かばなくってね |
アミタ | なるほどー |
大会といえば 「トーナメント」や「リーグ」だが、 それとも少し違う。 | |
通常の個人戦である 「チャンピオンシップ」はすでにある。 | |
アミタ | 「ポイントレース」なんですよね? それじゃ、なんとかレースとか…? |
ユーリ | それだと速度を競う大会のように 誤解されてしまうかなーと |
アミタ | うーん、なるほど… どうしましょうか? |
あなたとアミタはしばし考える。 | |
「デュエルGoGoGo」や 「ブレイブデュエル猛レース」……。 | |
どこかで聞いたようなタイトルを 2人でいくつか挙げたあと…。 | |
ポイントレース…うーん…。 | |
「レース」と「ポイント制」 ということで、 あなたの頭に一つの単語が閃く。 | |
「グランプリ」 | |
グランツ | ほう! |
ユーリ | LIVEデュエルのグランプリだから… |
《LIVE GRAND PRIX》 | |
グランツ | いいんじゃないだろうか? |
アミタ | いいですね! なんだかしっくりきます! |
グランツ | 良し!ではさっそくその名前で、 参戦画面を作ってみよう! |
ユーリ | ちょっと待っててくださいね~! |
(背景転換:青空) | |
そして――。 | |
(背景転換:グランツ研カフェスペース) | |
グランツ | できたよ! |
ユーリ | できました! |
アミタ | は、早ッ! |
アミタが戻ってくるのとほぼ同時に、 グランツ博士とユーリが戻ってきた。 | |
ユーリ | あ、もうちょっと2人で ゆっくりしたかったですか? すみません |
アミタ | い、いえ、 そういう事でもないんですが…… |
グランツ | だが見てくれ! |
グランツ | アイコンも完成したし、 各名称も「GRAND PRIX」に合わせて 上手く設定できた! |
あなたは見せてもらったデータに、 さっそく胸をときめかせる。 | |
ユーリ | どうですか? |
あなたもアミタも、 楽しそうなイベントになるという事を 確信した。 | |
グランツ | なら早速、この資料とシステムを 各店舗に配布して、 イベント開始日時を打ち合わせようかな |
ユーリ | はい! まずは八神堂さんとT&Hさんに ご連絡しますね! |
2人は元気に、 それぞれの方向に立ち去っていった。 | |
開発者達は、実に楽しそうだ。 | |
アミタ | 私やキリエも 参加する事になりそうですねー。 あなたはどうされます? |
アミタ達と一緒の参加もいいな、 とも思うあなただったが…。 | |
アミタ | あなたのことですから、個人戦で 腕試しをしたいんじゃないですか? |
確かにそうだった。 | |
アミタ | なら、今回はライバルですね! 負けませんよ、私もキリエも! |
アミタ | 実は、 私とキリエの新カードもあるので、 それを大会に投入しちゃいます♪ |
と、アミタは嬉しそうに笑った。 | |
(背景転換:青空) | |
「LIVE GRAND PRIX」のシステムは、 すぐに全国に配布された。 | |
ブレイブデュエル設置店舗全店に 対しても告知が行われ…。 | |
各店のショッププレイヤーは勿論、 全国の名だたるデュエリスト達が 参戦を表明していった! | |
中には、自身のカードの性能を さらに強化したり、 新カードを投入する者もいるらしい。 | |
あなたが名付け親となった 「LIVE GRAND PRIX」。 | |
その第1回大会が、 いよいよ開幕するッ! |