概要

Q.誰このおっさん
A.初代Jumpstart出身。アゾリウス評議会なのに切削関係の能力な人。なぜかラヴニカ・リマスターの通常枠の中ではトップレア。(2026年6月時点)
デッキ解説
- はじめに
《しつこい請願者》型のデッキ解説しか見当たらないので、あえて請願者抜きのブルバックを紹介する。
どうあがいてもコンボ用の能力で、しかも勝つ時は2枚コンボになりがちなので、各種GCを抜いてもブラケットは最低でも3。
最適化すると3ターンキルも可能なので、コマンダー交流会にブルバックを持っていくなら辛口向けに調整した方がいいと思う。
- 使う前の注意
一見すると単純な効果だが、以下の通り無駄に複雑なので注意しよう。
対戦相手がカードを1枚以上切削するなら、そのプレイヤーは代わりにその数の2倍の枚数のカードを切削する。(カードを1枚切削するとは、そのプレイヤーは自分のライブラリーの一番上からカードを1枚自分の墓地に置くことである。) - 「切削」にしか反応しない=諜報などの墓地送りは2倍にはならない。
- 《丸砥石》系のカードと合わせた時、処理が初見だと意味不明。詳しい説明は後述する。
- 古いカードはオラクル更新で「自分のライブラリーの一番上のカードを自分の墓地に置く」から「切削」になっているはずだが、殆ど再録されていないので紙では分からない。
オラクルを確認するのが面倒な場合、切削っぽいけど切削と書かれていないカードは入れない方が吉。 - 対戦相手が自分で切削する場合も2倍になる。
特に発掘は、切削がキーワード処理化された時に定義が変わって切削を内蔵したので、もし対戦相手が発掘する際は教えてあげよう。702.52a 発掘は、発掘を持つカードがプレイヤーの墓地にある間にのみ機能する常在型能力である。「発掘 N/Dredge N」は「あなたの ライブラリーにN枚以上のカードがあるかぎり、あなたがカードを引くなら、代わりに あなたは『カードN枚を切削し、あなたの 墓地にあるこのカードをあなたの 手札に戻す。』を選んでもよい。」を意味する。
《荒れ狂う騒音》ルート
| カード名 | 荒れ狂う騒音/Maddening Cacophony |
|---|---|
| コスト | (1)(青) |
| カードタイプ | ソーサリー |
| カードテキスト | キッカー(3)(青) 各対戦相手はそれぞれカードを8枚切削する。この呪文がキッカーされていたなら、代わりに各対戦相手はそれぞれ自分のライブラリーの端数を切り上げた半分を切削する。 |
ブルバックのデッキを組むなら《太陽の指輪》より先に入るカード。キッカーで唱えると相手は死ぬ。
もう少し詳しく説明すると、端数を切り上げた半分を切削するので、ブルバックが戦場にいる状態だと、仮に残りライブラリー枚数が99枚だとしても50枚×2=100枚切削で絶対に死ぬ。(エルドラージなどがデッキに入っていなければ)
「各対戦相手」で対象を取っていないので、《一つの指輪》のプロテクション(すべて)も貫通する。
- サーチカード
- 《神秘の教示者》《親身の教示者》《方程式の求解》など
説明する必要ないと思う。《荒れ狂う騒音》はソーサリーなので、《商人の巻物》で直接サーチできないことは注意。 - 《交錯の混乱》
変成することで《荒れ狂う騒音》をサーチできる。非常時には普通に打ち消しとしても使える。
- 《神秘の教示者》《親身の教示者》《方程式の求解》など
- サポートカード
- 《奔流川の記念碑》
《荒れ狂う騒音》に対応してブルバックを除去されても、《奔流川の記念碑》の消尽能力を使うことでおおよそ同じことができる。
《捧げ物の魔道士》や《加工》の他、2マナなので地味に《交錯の混乱》でもサーチができる。
- 《奔流川の記念碑》
ペインターグラインドストーンのルート
| カード名 | 丸砥石/Grindstone |
|---|---|
| コスト | (1) |
| カードタイプ | アーティファクト |
| カードテキスト | (3),(T):プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを2枚切削する。これにより共通する色1色を持つ2枚のカードが切削されたなら、この過程を繰り返す。 |
| カード名 | 絵描きの召使い/Painter's Servant |
|---|---|
| コスト | (2) |
| カードタイプ | アーティファクト・クリーチャー |
| サブタイプ | カカシ(Scarecrow) |
| カードテキスト | 絵描きの召使いが戦場に出るに際し、色を1色選ぶ。 戦場に出ていないすべてのカード、呪文、パーマネントはそれの他の色に加えて選ばれた色である。 |
| パワー・タフネス | 1/3 |
こいつらだけでも即死コンボなのだが、ブルバックと合わせると《丸砥石》が気持ち悪い動きをする。
| 701.13d 能力が切削された単一のカードの情報をチェックする場合、複数枚のカードが切削されていたら、その能力はその切削されたすべてのカードを参照する。その能力が切削されたカードの特性やマナ総量などの情報を参照する場合、複数の回答を得る。それらの回答が変数の値を定める場合、それらの回答の合計を用いる。能力が「その」カードに何らかの処理を行う場合、その処理を切削されたすべてのカードに行う。能力がカード「1枚」に何らかの処理を行う場合、その能力のコントローラーが影響を受けるカードを選ぶ。 |
総合ルールを見ても何を言っているのかよく分からないが、ブルバックがいる状態で対戦相手を対象に《丸砥石》を起動すると、以下のような挙動になる。
| (3),(T):プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを4枚切削する。これにより共通する色1色を持つ2枚のカードが切削されたなら、この過程を繰り返す。 |
まだ微妙に分かりにくいが、「2枚ピッタリでないとNG」ではなく「2枚以上ならOK」なので、例えば《継位兎》が4枚捲れた場合でも繰り返す。
つまり、《絵描きの召使い》がいない状況でも単色デッキが相手なら結構な確率でライブラリーの大半が吹き飛ぶし、3色ぐらいまでなら意外と繰り返すことができる。
ちなみに、サンダージャンクションの速報版だと切削と書かれているので、ブルバックが反応するのが分かりやすい。
- 関連カード
- 《スフィンクスの後見》
ドローで誘発する版の《丸砥石》みたいなカード。
エンチャントなので青単だとサーチしにくいが、3マナなので《幻の漂い》を変成することでサーチできる。
ファウンデーションズのスペシャルゲスト版だと切削と書かれているので、ブルバックが反応するのが分かりやすい。 - 《水のクリスタル》
切削する時に4枚追加で切削する。ついでに青の呪文を軽減する効果もある。大体のデッキは軽減効果の方が本体だと思う。
《丸砥石》や《スフィンクスの後見》と合わせるなら、ブルバックよりこっちの方が一度に切削する枚数が増えるので強い。
ちなみに、ブルバック・水のクリスタル・丸砥石の3つを合わせた時の挙動は、アリーナが正しいなら「8枚切削し、以下略」である。12枚ではないらしい。
- 《スフィンクスの後見》
- サーチカード
- 《粗石の魔道士》など
説明する必要ないと思う。
- 《粗石の魔道士》など
地道に切削するルート
基本的に一度の切削枚数は少ないので、ブルバックよりも《水のクリスタル》を合わせた方が強いことが多い。
- 《正気破砕》
各対戦相手が14枚切削。素撃ちでも割と相手のキーカードが吹き飛ぶ。
サイクリング(1)(青)がついていて、各対戦相手が4枚切削のオマケ付き。
サイクリングの方は誘発型能力なので、もみ消し系でないと打ち消せない。絶対に通したい時はサイクリングの方がいいかも。
- 《ターシャズ・ヒディアス・ラフター》
各対戦相手はそれぞれ、マナ総量の合計が20以上になるまでデッキトップを追放。
切削ではないが、一気に相手のライブラリーが吹き飛ぶカード。
《神秘の聖域》などで使い回すと嫌な顔をされがち。
- 《狡猾の宮廷》
ETBで統治者になる。自分のアップキープ開始時に望む数のプレイヤーを対象として2枚切削。統治者なら代わりに10枚切削。
凄い勢いで殴られるので、置かない方がいいと思う。
- 《心理腐食》《テフェリーの後見》
ドローすると切削する系のカード。ドロー枚数を増やさないとあまり強くない。
- 《グール呼びの鈴》
タップで各プレイヤーが1枚切削。主にチューターをいじめるためのカード。
- 《群の祭壇》《催眠の宝珠》《水没した秘密》《記憶の浸食》
何かすると切削するカード達。置くとヘイトが高まる。
利敵カード
辛口向けに調整するなら真っ先に抜けるカード達。
- 《吠えたける鉱山》《ボガーダンの金床》《神話の水盤》《寺院の鐘》《クルフィックスの指図》《這いまわる落書き屋》《三日月の神》
追加ドローするカード達。複数置くと手札上限に届きがち。
- 《海の中心、御心》《ガイアー岬の療養所》
全員がドローしたりルーティングしたりする土地。
今回のデッキには入れていないが、《キツネの奥義》等の一人のライブラリーを吹き飛ばすカードを使った後の強制ドローに使うと効果的。
- 《空想の書物》
全員の手札上限を無くす。2つある起動効果は稀に役に立つ。
追加ドローのカードと一緒に使って、《意外な授かり物》や《ジェイスの文書管理人》で大量にドローさせるという使い方もできる。
その他ピックアップカード
- 《対抗呪文》
MagicConプロモのテキストレス版がなぜかブルバックなので、対戦相手に見せびらかそう。
- 《マナ成形》
クリーチャーがウィザードまみれなので、《マナ吸収》もどきになりやすい。
- 《矢来を上げよ》
アドバイザーは変なカードまみれなので、アドバイザーを宣言するとブルバック以外全バウンスになりやすい。マーベルで再録されたおかげで比較的安くなっている。
- 《魂標ランタン》《ストーンスピーカー・クリスタル》
墓地対策というか主にエルドラージ対策。このデッキだと《トーモッドの墓所》は微妙にサーチしにくいので不採用。
- 《摘出》
エルドラージへの憎しみだけで投入されている。妙に流通が少ないので《道化の帽子》でもいいと思う。そもそも入れない方がいいと思う。
- 《超次元レンズ》
利敵行為をするなら普通の島を使った方がいいが、真面目に使うなら《冠雪の島》を使った方が対戦相手と被りにくい。
主にこれのために基本でない土地を減らしている。
- 《水の技の奥義書》
6マナとタップでドローできるアーティファクト。島の数だけ起動コストが軽減されるので、ゲーム後半はタダでドローできたりする。
主にこれのために基本でない土地を減らしているパート2。