女性専用車両は男性差別にあたるだろうか?
社会学者の加藤 秀一は、女性専用車両は「女性たちに何かプラスをもたらしているわけではなく、せいぜい痴漢被害というマイナスを少しでも埋め合わせてゼロに戻そうとする補償的措置にすぎない」ため、女性を「優遇」しているとは言えないとする。『はじめてのジェンダー論』(有斐閣、2017年)
慌てて乗車した車両が「女性専用車両」だったときの冷たい目と恥ずかしさ。女性専用車両ならゆっくり座れたのに、一般車両に移動すると満員で目的地まで立ちっぱなし、汗がだくだく流れてくる。これが差別でなくてなんなのだろう?
女性専用車両、大いに結構。でもやるなら男性専用車両も設けてほしい、と心から願う。
