男性専用車両運行イベント中止

Last-modified: 2025-06-10 (火) 10:26:17

2024年11月17日に開催を予定していた男性専用車両イベントが中止になる

2017年に設立された、弱者男性の支援や男性差別の認知を進める団体、「日本弱者男性センター」。
同団体は、男性専用車両の必要性を訴えるため、過去4回に渡って東京さくらトラム(都電荒川線)で路面電車を借り切って、「男性専用車両」として走らせるイベントを行っていた。
開催5回目では、初めて東京都を飛び出し、大阪市内を走る路面電車を利用するのを予定していたが、こちらのイベントが中止となった。

イベントの目的

男性も電車内での異性からの性被害や痴漢の冤罪被害などの不安を抱いていることを知ってもらう目的で、父の日がある6月と国際男性デーがある11月の年2回、路面電車を借り切って「男性専用車両」を走らせるイベント行っていた。

イベント中止の理由

大阪でのイベントは、運行会社の課長級社員から条件付きで車両貸し出しの了解を得て進めていたというが、5日に課長の上司の判断により貸し出しできないとの連絡を受け、貸し出せなくなった経緯や、運行会社側にクレームが届いていたかなどの詳細は、教えてもらえなかったという。

男性専用車両に対する意見

都市部においては女性専用車両が導入されている交通機関は存在するが、男性専用車両は存在しない。その現状に対して、男性専用車両を導入すべきであるとの主張を行う者もいる。これに加え、男女の乗車車両を分離すべきであるとの主張を行う者もいる。
また、警視庁も痴漢対策としてこの「区分乗車」の試験導入を鉄道会社に要請したことがある。
その一方で、ジェンダー論の専門家などからは、男性の痴漢は同性からが多いことなどを理由に、男性専用車両の必要性を疑問視する意見が出る他、世間からは、『あっても乗らない』『臭そう』といった否定的かつ侮辱的な意見も出ていた。

男性差別だと感じる要素

女性専用車両の方は、1912年に「婦人専用電車」という名で登場したのが最初とされています。
女性専用車両が100年以上も前にあるのに対して、痴漢の冤罪事件が増えている昨今で、男性専用車両はイベントすら行われなれず中止の理由すら説明が無く、男女の扱いに明らかな差がある。

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