~平和の終わり~
今、地球には、ハデス軍が侵略してきている。
ハデス軍は市街地を襲うことすらためらわず、被害は大きくなっていく一方だった、そこで自警団があちこちで組織されたのだ。
私はラム市と言う町に住んでいる。
それは、休日のお昼だった。
「公園行こー」
「サッカーする? 野球する?」
「サッカーがいい」
そんな声も聞こえてきた。
晩ご飯どうしようかな、そんなことを考えながら歩いていると、遠くから悲鳴が聞こえてきた。
それを皮切りに周りの人々が逃げていく。
私も逃げないと、そう思った時にはもう遅かった、すでにハデス軍の兵士十数人が目の前にいた。
ハデス軍の怖さは知っているつもりだった、でもそれはあくまでつもりで目の前にしたら足がすくんで動けない。
こんなところで死ぬのか、そう思った
どうします?
兵士の一人がそう言った
「殺せ」
指揮官らしき女性は言い放った