和歌

Last-modified: 2006-01-10 (火) 18:55:09

わか

日本に古くから伝わる詩の形式で、古くは短歌、長歌(ちょうか)、旋頭歌(せどうか)など数種類あったが、
平安時代以降、事実上短歌のみとなる。
和歌は、上代から日本で行われた定型の歌である漢詩に対する呼称で「やまとうた」「やまとことば」
単に「うた」などともいう。
奈良時代には倭歌・倭詩と言った。また、日本神話ではスサノオが詠った
「八雲立つ出雲八重垣妻ごめに八重垣作るその八重垣を」が日本初の和歌とされることから、
その初めの語句を取って八雲ともいう。
「八雲の道」といえば「歌道」の事である。
似たような言葉に大和、日本を現す敷島を使用した「敷島の道」がある。
これは直訳すれば「日本の道」という意味になり、歌を詠むことが日本古来の文化であることを示している。