やきはた
焼畑とは、森林や草原を刈り払い、倒れた樹木や草などを燃やしてから陸稲、
イモ類、雑穀類などを栽培する農業のこと。
焼畑の本質は、単に火を使用することではなく、数年間作付けした後に畑を放棄して別の場所に移動し、
焼畑跡地を自然の植生回復に任せることにある。
これを数回繰り返して移動している間に元の土地では植生が回復し、再び耕作地として利用さる。
すなわち、焼畑耕作は以前利用した土地で循環して行われるものであり、原生林が切り開かれることはない。したがって、焼畑民族によって営まれている伝統的な焼畑農業は持続可能なもので、
熱帯林破壊の原因とはいえない。