問題児たちが異世界から来るそうですよ？

TUEEスレ的構成要素

• 戦闘力
• 知力
• 精神力
• 発想力
• 成長力

注意事項

•主人公勢は普通の作品なら間違いなく最強格だが、箱庭世界にはまだまだとんでもなく強い連中がゴマンといる。詳しくは後述。
•5巻では初めて地殻変動級の格闘があまり効かない敵が登場。主人公が絶対的な強さを持ってないと嫌だ、な読者は注意。
•ただし十六夜ら問題児3人組は現状でも破格の能力を持ちながら未だ発展途上の未熟者。将来的には途轍もない存在になるであろう事が示されている。

作品紹介

•各々、微妙に時代背景や文化が違う現実世界に近いパラレルワールドから、己の異能力、通称「ギフト」を持てあましていた時に異世界である箱庭世界に呼び出された３人の少年少女、逆廻十六夜、久遠飛鳥、春日部耀の冒険譚。ギフトゲームが法の世界で所属する事となった弱小コミュニティの為、奮闘する物語。

•飛鳥、耀のギフトも凄まじいのだが、それらすら霞んで見えるのが主人公、逆廻十六夜のギフト「正体不明（コード・アンノウン）」。正確に言うと、「正体不明」は正式名称ではなく、全知のラプラスの紙片によって作られたギフトを収納するカード「ギフトカード」ですら判別できず、エラー表示とも言うべき「正体不明」という表記がなされている。よって十六夜のギフトの正式名称は現段階では不明。
　
•元いた世界では単なる投石（川辺にある小石）が第３宇宙速度を叩きだし、それにふさわしい破壊力でクレーターを作り上げ、本人はそれ以上の速度で移動する事が可能。

•箱庭世界でも突出した力を持つ存在の一つである蛇神が巻き起こした嵐を超える勢いの水柱を腕の一振りで消し飛ばし、蛇神本体を飛び蹴りの一撃で倒す。

•敵対者が投げた音速を超えた槍の先端を殴りつけ、粉砕。オマケに粉砕した破片が全て第３宇宙速度に達し、投げた本人に跳ねかえった。

•終盤、見えない敵との戦いの中、不意打ちで人間大の鉄槌で２回殴られるも、２回ともノーガードにも関わらずちょっと態勢を崩したのみ。むしろカウンターで蹴り返す余裕がある。

•山を砕く力が無ければ破壊できない闘技場を拳打一発で大崩壊へ導く。

•石化の光を踏み砕いて無力化した。

•巨大なビルをこれまた第３宇宙速度で丸ごと投げ飛ばす。

•故郷で高層ビルを足場に全力で跳躍したらビルが倒壊した。

•単なる打撃の余波で戦場外の家屋群が倒壊。

•本来なら神群の中核しか持ち合わせていない、疑似創星図のカテゴリーに入っている名称不明の極光の柱で神霊クロアバロンが作り上げた、現実世界と同等の強度を誇る仮想世界を一撃で破壊する。

•自身の普段の超身体能力の源であった、休眠状態の第三種永久機関こと星辰粒子体を稼働させることで、大陸さえ両断するヘラクレスの一撃を片手で受け止めるレベルの剛力を発揮。

•更には特殊な器具B.D.Aを起動させ、血管内の粒子体を超光速で駆け巡らせることで、光速戦闘が可能となった。ただし、肉体への負荷が尋常でない為、乱用はできない制約はあるが。
　
•肝心のギフトの効力だが、本当に正体不明で具体的な能力の全貌と限界が明らかになっていない。ギフトとギフトを破壊する力を併せ持つ魂というのはあり得ないらしい。基本、山を砕き、敵対者を第３宇宙速度でぶっ飛ばす程の無双の怪力や第３宇宙速度以上のスピードを叩きだす脚力、星霊の攻撃を受けてもほぼ無傷な肉体といった超絶的な身体能力と敵ギフトの効果を破壊するといった力を駆使するが、それらは本来のギフトの表面上の力でしかない、ことギフトに限れば３人の中で全く未加工の“原石”と称すべきなのは、生涯でただ２回（４巻時点）だけしかも不完全にしかギフトを発動してない十六夜だけとも言える、他２人は常にギフトを使用し鍛え成長の方向性も見出しているので既に加工に入っている段階だろう。

•ギフトゲームに勝つ事で賭けた物次第では相手のギフトを奪えるとの事なので、十六夜は現段階以上に強くなる可能性を秘めている（これに関しては他の２人も同様）。ただし負ければゲームのルール次第ではギフトを奪われる可能性もあるので、その逆も然りである。このあたりは２巻以降に期待。尤もレティシアの奪われた神格の説明から、ギフトゲームで負けて隷属させられたとしても、神格の様に所有者の魂そのものと一体化した恩恵の類のギフトは本人の了承が無ければ奪えないと、既に１巻で明記されているのだが。

•とりあえず１巻では全く苦戦描写なし。終盤、登場した星霊殺しの力を持つ鎌ハルペー等の複数の強力なギフトを持つ敵ルイオスとそいつが隷属させている元・魔王にして星霊としての圧倒的な膂力や石化能力を所有するアルゴールの２人を１人で相手取り、圧勝した。

•２巻では念願の魔王とその配下と戦う事に。高度１０００ｍまで秒をまたがずに跳躍し、魔王配下のヴェーザーを掴み第３宇宙速度で壁に叩きつける。同じく配下のラッテンが繰り出す魔笛による幻覚を見せたり相手を支配する音色を聞いても全然平気。ルーキー魔王ペストの触れれば即死の死の風を無力化（ただし風による衝撃はダメージとして通る）など相変わらずのデタラメな力を見せる。

•２巻での戦いから彼の現在の（ギフトを行使しない状態での）全力の一撃は地殻変動に匹敵する事が判明した。また魔王ペストとの会話から星を砕くほどの何かしらの力を持っている様子。

•実際、３巻で描かれた現実世界での過去の事件で星を砕く力を発動。右手から強烈な光を生み出し、その一撃で敵が作り上げた神々の世界を敵ごと一撃で消し飛ばした。それすら本来の力の一端でしかなく、本来の力を発揮すれば神霊を殺し世界を滅ぼすなど容易いようである。現状、未だギフトを飼い慣らせてない事と、かつてとある人物との出会いによって、無意識に封じている状態ながら、今後の展開次第では全力を出す可能性は高い。

•これだけ見ると無双の主人公に思えるが、この箱庭世界は７の階層で構成されており、それぞれの場所を１～７桁の数字で表している。桁数が少ない所には凄まじい力の持ち主達がおり、逆に多い所は弱い者達で構成されている。十六夜達が属するコミュニティ「ノーネーム」はかつての魔王戦で没落しており最弱の７桁の階層にいる。十六夜達の活躍で７桁に収まらないレベルになりつつあるも、４桁の階層の最強クラスの存在には現状勝てないと十六夜は線引きしており、よって１～３桁の存在などは最早雲の上の存在なのである。

•２巻で神格を魔王ペストから譲渡され、棍の一撃一撃が地殻変動を引き起こす程パワーアップしたヴェーザーと互角。全力の棍の一撃を右拳の一撃で迎撃するも、右腕はズタボロになってしまった。事実上競り合いには負けているも、棍を粉砕する事には成功しており、触媒がなくなったヴェーザーは消滅している。その後、右腕が死んでいる状態にも関わらずペストと互角に渡り合っているものの、魔王を倒せる決定打は作れないと双方理解している。これは３巻で誤解と判明。

•このように、はてしなく格上、或いは同格がいる事は作中で示唆されているも、十六夜らのギフトも現状でも高い能力を備えながら「原石」と称されているのでこの先の激戦で更なる成長を見せていくものと思われる。

•基本、自称もしているが快楽主義者であり、とりあえず面白い事ならなんでも首を突っ込むタイプ。一見、粗暴かつ乱雑な人柄に見えるが、相手の言動から隠している事を見抜いたり、誰に説明されるまでもなく箱庭世界のカラクリを言い当てる等、知力が高い所も見せる。なんだかんだで相手の成長を促したり、コミュニティにいる子供達の元気良さに笑ったり（他の２人は人数の多さに辟易したり、苦手に思っていたりする）、子供達を敵の襲撃から守ったりなど、面倒見がよく、お人好しな所もある（ただし座右の銘の一つに強きを挫き、弱きも挫くを挙げていたりする）。

•自分が属する弱小コミュニティの評判と力を高める為、ありとあらゆる状況を利用し、１巻ではリーダーの名と自分達が魔王を倒すコミュニティである事を広め、後々、同じく魔王打倒を志すギフト所有者をひき寄せる土台を作り上げる等、戦略にも長けている。

•十六夜や仲間達が敵対者を武力だけでなく話術や策略で叩きのめすなど、様々な俺（達）TUEEが楽しめる一品。上記のように成長系の要素もあるので様々な読者におススメできる。

•人を束ねるカリスマ性を持った王の器、神算鬼謀の知力を持つ策士、一戦士としての強さ、全てにおいて十六夜一強。

•カナリア（十六夜の育ての親にして元ノーネームメンバー）曰く、幼少期の枷の無い十六夜なら神霊をあっさり殺せたらしい。

•とにかくヘタレず、ブレず、迷わなく、強い主人公。堂々とセクハラもし、幼女や女とも風呂を同伴しても平気な主人公。仲間の為なら無茶だって平気でし、そして必ず助ける主人公。多分、読者的に理想のヒーロー像を体現した主人公。

•黒ウサギは箱庭の貴族→箱庭の貴族（笑）→箱庭の貴族（恥）と着実にランクダウンしている。

•現状ノーネームメンバー以外には正当に実力を評価されてないのが残念。だがそれが、十六夜の決して自らを誇示してひけらかすような真似をしない、ただ結果のみで全てを語るヒーローらしい格好良い生き様から来てるのがジレンマ。

•また周囲がなあなあと大人の事情で流す些細な事すら見逃さないのもこの主人公の魅力。5巻の自分の仲間の少女の心を傷つけた輩を追いこむなど、まさにヒーロー。

•６巻で十六夜と同じギフトを持っていると思われる敵が登場。また、召集会の時に十六夜の血液の鑑定結果が蛟劉に渡される予定なので、７巻で十六夜のギフトの正体が判明すると思われる

角川スニーカー文庫公式1巻紹介文

世界に飽きた逆廻十六夜に届いた招待状を開けたら、完全な異世界にいました！そこには無口な少女と高飛車なお嬢様、そして呼んだ張本人の黒ウサギ。彼女が異世界を説明した瞬間「魔王を倒そうぜ！」と十六夜が告げ!

既刊情報

問題児たちが異世界から来るそうですよ？　ＹＥＳ！　ウサギが呼びました！　amazon

問題児たちが異世界から来るそうですよ？　あら、魔王襲来のお知らせ？　amazon

問題児たちが異世界から来るそうですよ？　そう………巨龍召還　amazon

問題児たちが異世界から来るそうですよ？　十三番目の太陽を撃て　amazon

問題児たちが異世界から来るそうですよ？　箱庭のとある日常（ザ・スニーカーweb無料短編）

問題児たちが異世界から来るそうですよ？　キャンドルとオムレットとゴーストタウン（ザ・スニーカーweb無料短編）

外部リンク

作者ツイッターへ

ザ・スニーカーWEB

コメントフォーム(過去ログコメント1 )