妖の花嫁 シリーズ

Last-modified: 2025-11-05 (水) 09:59:16

備考

  • 公式サイト
  • 妖の花嫁とは?
    平安の頃、妖は欲望のままに人を襲い喰らっていた。
    その末に招いた陰陽師や神社仏閣による大討伐により、
    妖はその数を大きく減らし、女の妖を根絶やしにされたことで
    子孫を残すことすらできなくなる。
    だが自然と密接な関係にある妖の力が弱まりすぎたことで、
    人の世は様々な天変地異に見舞われた。
    度重なる厄災から逃れるため、人は妖と盟約を結ぶ。
    それは妖の血を絶やさないため、力ある巫女筋の娘を花嫁として
    差し出すというものだった。
    盟約が交わされて以降、妖は人を襲わなくなり、天変地異も治まっていく。
    こうして、人と妖の密やかな共存関係が根付いていった。
    時は流れ、天下泰平――江戸の世。
    盟約の下に行われる婚姻は今もまだ続いていたが、
    民草は妖の存在を知らず、妖もまた人の世に溶け込んでひっそりと暮らしていた。
    しかし、ある時を境に江戸の町に影が差し始める。
    それはやがて、盟約に関わる者たちを否応なしに巻き込んでいく。