ロクデナシ軍記

Last-modified: 2016-10-31 (月) 10:40:18

GM : 皆さんよろしくお願いしますね
一同 : よろしくお願いしまーす


GM : では早速開始しますね。
   皆さんの所に一人の貴族風の男が尋ねてきます。香苗は知り合いですね、以前のセッション(汚染地帯に影を落とし)で登場したリーン諜報部のフォンさんです
香苗 : 「あら?貴方は・・・」
シグマルド : 「なんだ、知り合いか?」
香苗 : 「ええ、以前に少し。」
ハイセイ : 「ああ…あの時の向こうの依頼人か」
GM : フォン「やあやあ、汚染地帯調査では世話になったねー。また依頼をしにきたんだけど」
香苗 : 「そうですか。それで、今度は何を?」
GM : フォン「ヴェリオス帝国は知ってるだろう?あっちこっちに侵略戦争を仕掛けてる。そこに滅ぼされたガウゼンって街があってね」
ロク : 「わあ、いきなり物騒ですね」
ハイセイ : 「…ガウゼン」
GM : フォン「そこでは、今も帝国軍に対抗して、残党が戦っているらしいんだ」
香苗 : 「残党、ですか・・・」
ハイセイ : 「つまりレジスタンスか ご苦労様だな」
シグマルド : 「残党狩りが今回の依頼か?」
GM : いいえ、冒険者はリーンが帝国から度々進行を受けていて冒険者の活躍で撃退してることを知っています。

フォン「まあ、まあ、最期まで聞きたまえ。リーンもヴェリオス帝国には危機感を抱いているんだよ。それで、残党に支援を送るべきかどうかリーンの上層部が悩んでてね。それで、レジスタンスに支援するかどうか調べようってのが主な目的なんだよ。僕としては支援を決めたいんだけどね」
香苗 : 「決めたい、ね・・・。」
GM : フォン「帝国は厄介だからねえ。そこで、レジスタンスの調査はこっちで出来るんだけどさ。君たちには帝国軍の方を調査できないかと思ってね」
ハイセイ : (軍の方をか…)
ロク : 「NINJA!NINJA!の任務ですよ!」
香苗 : 「正確には決めたい、ではなく決めた、からここに来たのでは?」
シグマルド : 「最後の一押しが欲しい、とかじゃねぇのか?」
GM : フォン「さあて・・・ね。そんなわけで、帝国にスパイとして潜り込んでもらえないか、って依頼なわけだ。」
ハイセイ : 「堂々と言うなよ、そういうこと」
ロク : 「おー、なんかかっこいいですねえ!」
シグマルド : 「待て、それだとロクは適任じゃねぇぞ。こいつすぐに顔に出るから速攻でパレる」
ロク : 「ふふん、僕のネゴシエーションスキル、なめてもらっちゃ困りますよ。大人の顔色伺って表情変えるなんて朝飯前です!」
GM : フォン「それに、顔は割れていないだろう?オレンジ君とかは有名人だからね、流石にこういった依頼はできなくてね」
ハイセイ : 「ああ・・・ アイツ(サリタス)はね 確かに名が売れてる」
ロク : 「不死者ですからね!」
GM : (それをいうなら不死身の男だよ、ロク君
香苗 : 「あぁ・・・。確かに、あのオレンジは目立つ上に顔もアゴも割れてますからね・・・。」
シグマルド : 「おまけにケツも割れてるからたまったもんじゃねぇ」
ロク : 「え、ケツ割れてるんですかあの人」
ハイセイ : 「……突っ込まんぞ私は」
GM : フォン「そこで、この町に来て日が浅い君たち三人と、香苗君にお願いしようと思ってね。香苗君の腕前は以前の依頼で知ってるし」
香苗 : 「おや、それはどうも。」
シグマルド : 「おまけに見られてんのは癪だが、しかたねぇ。隠密行動は得意分野だ」
ロク : 「それに認められるチャンスですよ、マルちゃん」
ハイセイ : 「私はロクのお守りかな…」
香苗 : ご指名とあれば行かないわけにも行きませんね。・・・ですが、私は高いですよ?
GM : フォン「この任務につけば、帝国からも給料が出る。そこに、依頼料も上乗せして渡そう」
ハイセイ : 「…なに?」
GM : フォン「何・・・今、帝国軍は傭兵を集めてるみたいでね。そこに潜り込んで貰おうと思うのさ」
香苗 : 「敵国の給料?そんなものをアテにしているのですか?」
GM : フォン「いや?貰える者は貰っておけ、ってことさ」
ハイセイ : 「傭兵部隊としてか・・・?」(前線の使い捨てになる可能性があるが・・・)
GM : フォン「まあ、顔が割れれば危険な任務ではある。一人3000でどうだね」
香苗 : 「3000ですか・・・まあ、いいでしょう」
シグマルド : 「羽振り良いじゃねぇか。これで今住処にしてる廃教会の建て直しが出来る」
ロク : 「しばらくは働かなくてよさそうですね、ハイセーさん」
ハイセイ : 「…死んだら割に合わんがな」
GM : フォン「では、頼んだよ、君達」

   ー回想終了ー
  
   ということがあり、君たちはガウゼンへの荒野を歩いている真っ最中ってわけ。
シグマルド : 「・・・今どの辺りだ?」
GM : もうすぐですね
ハイセイ : 「ばてるなよ…ロク」
ロク : 「ふふん、走るのは得意ですよ!」カサササササ
香苗 : 私の敏捷は67+3=+15です(真顔)
ハイセイ : 早すぎるだろう
GM : それは目で追うのがやっとですねえ・・・。
   では、そんな感じでガウセンへの荒野を歩いている君たちは感覚とパーセプションで判定だ。
   パーセプションや、他のスキルは補正値+5だよ。
(ハイセイのダイスロール:3d6+5) 12
(香苗のダイスロール:3d+3) 10
(シグマルドのダイスロール:3d+5) 9
GM : うん、三人とも成功したよ。
ハイセイ : うん カンは鈍ってないらしいな
GM : 荒野に死体が倒れているのが分かりますよ
ハイセイ : …一目見て死体と解る?
GM : 分かります
香苗 : この砂漠で・・・溺死しているッ!!(ゴゴゴゴゴゴゴ
ハイセイ : いや JOJOじゃないと思うんだが。あとゲブ神でもない…
ハイセイ : 「ん?あの死体は…帝国兵か?レジスタンスか?」
GM : ん、正規兵の死体であることが分かります。この辺は帝国軍とレジスタンスしかいないため「帝国軍だろうな」と思えます
ハイセイ : …死体に近づいて探ってみよう
GM : 鞄の中身がなくなってます
ハイセイ : (…既に取られた後か)
香苗 : 「これは・・・野盗にでもやられましたかね・・?」
ハイセイ : …あたりに足跡は?
GM : 足跡は・・・風で消されて分かりません
GM : 背中には矢が刺さっています
ロク : 「ありゃー・・・ご愁傷様ですねえ」
シグマルド : 「抜いてみるか」
ハイセイ : 「肉がしまって抜けにくいな…この矢」
GM : 血は出ないよ
シグマルド : 「矢が抜けにくい上に血が出ないか・・・死後ある程度は経っているな」
ロク : 「うぇぇ、生々しい・・・」
香苗 : 兵士ということは鎧着てる?
GM : いえ、鎧は着ていません。服を着用していますね
香苗 : 服や装飾品に帝国のマークとかある?
GM : んーと、そういうのは全てはぎ取られてます
ハイセイ : …剥ぎ取られてると解るのか
シグマルド : てこた、レジスタンスが変装した可能性もあるな
ハイセイ : レジスタンスが 中に?…
GM : 服は帝国軍のものと分かってもいいでしょう
香苗 : 「ふむ・・・この様式の服は帝国のものですね・・・。」
ハイセイ : 「しかし何故ここに一人で帝国兵が…」
ロク : 「おいてけぼりにされちゃいましたかね?」
シグマルド : 「伝令か何かじゃねぇか?」
香苗 : 「まあ、戦場近くなのですから、死んで打ち捨てられた兵というのも珍しくはないのでしょうね。」
シグマルド : 「それか、元々紛れ込んでいたレジスタンスがバレちまって、逃げてる途中に殺された とかか?」
ロク : 「・・・・その想像はしたくないなあ」
ハイセイ : 「だったら殺す前に情報を吐かせるだろう…吐いた後に殺したかもしれんが」
ロク : 個人がわかりそうなものはないんですよね?
GM : ないです
香苗 : カバンや服から高貴な出かどうか分かる?
GM : 軍人だと言うことは分かる
ハイセイ : 「鞄の中身が気になるが…無いしな。先に行こう…正直推測だけじゃこれが限界だ」
ロク : 「これ以上想像しても怖くなるだけですよ・・・」
香苗 : 「まあ、これ以上思案していても仕方ありません。私達は先を急ぎましょうか」
ハイセイ : 「あ、そうだ。今から帝国の口の中に行くんだがね。連絡してやったら信用されないかな」
ロク : 「遺体丸ごとです?カバンと髪の毛だけ持ってくとか…」
シグマルド : 「指持ってくか?」
ロク : 「な、なんで指?」
ハイセイ : 「指って…どこの王子だよ」
シグマルド : 「冗談だ。首刎ねてロクが持ってくか?」
ロク : 「ななな、なんで僕なんですか!人の頭とか持ったことないし・・・!そんな初体験したくないし!」
ハイセイ(大剣を振るメイジ) : 「…私が全部背負っていくよ。氷の魔法で腐敗させないこともできるしな。さっさと行くぞ」
ロク : 「お、漢だ・・・」
ハイセイ : 「…ふむ マントか何かでくるむか」
シグマルド : 「ほら、使え」
ハイセイ : 「血は出ないんだ。自分のを使うから問題ない。さ、行こう」


GM : ガウゼンの街に到着しましたよ。ここは、元々滅びた王国の一部で、帝国軍に占領されているのは聞いていますね。町の中では、町民の姿がちらほらと見受けられるでしょう
シグマルド : 兵士は居るかな
GM : 居ません
シグマルド : 「占領されてるのに居ないってことはメシでも食ってんのか。とりあえず、駐屯所を探すか」
香苗 : 「そうですね。」
GM : どうやって?
ロク : ぐるーっと見回して・・・
シグマルド : ・・・はダメだな、聞き込みだ。
GM : では町民に話しかけました
   A「・・・何です?」
ハイセイ : 「ロク出番だぞ」
ロク : 「え」
シグマルド : 「おら、行って来い」(ゲシッ
ロク : 「ええっ」
香苗 : 「あら、行ってくれるんですか。ご苦労様。」
ハイセイ : 「ネゴシエーションは任せろと言っていたじゃないか。任せよう」
GM : A「あの、用がないなら失礼しますけど・・・」
ロク : 「ちょ、まってください!」
GM : A「何ですか?」
ロク : 「あの、僕ら、えっと・・・」(マルちゃんを見る
シグマルド : 「ちょっと兵士の詰所を探してるんだ、どこにあるか教えてくれねぇか?」
香苗 : 「ああ。もう。まどろっこしい。」
ハイセイ : 「やれやれ…」
GM : A「・・・・・・・ちっ・・・近くに砦があるよ」
シグマルド : 「そうか、ありがとな。行くぞ、ハイセイ、香苗」
香苗 : 「ええ、行きましょう」
ハイセイ : 「おい、怯えてないか今の人」
GM : (町の人は、余所者は割の良さから砦の兵士に応募する可能性が高いと思っているので、あまり好まれてないんだよね)
ロク : 「僕は?ねえ、僕は・・・?」
シグマルド : 「ん?居たのか 交渉出来なかったから居ないと思ってたぜ」
GM : (流石にその扱いはあんまりだろう・・・よし、少し助け船だすか)
  ロクさん器用とネゴシエーションで判定してみてください。おどおどしてるから何か脅されてるかと思って町人が声をかけてきますよ
ロク : りょーかいです
(ロクのダイスロール:3d6+4+5) 12
GM : おっと高い
ロク : 高い!
ハイセイ : お見事
GM : というかネゴシぇーションスキル持ちかよー
ロク : 商人の育ちですから
シグマルド : さっきネゴシは~って言ってたしな
GM : B「あんた、大丈夫かい?この人達は・・・え、駐屯地まで案内するけど迷った?この近くの荒野に旧王国軍の残党が居て、その討伐のために軍が砦を築いて駐屯してるよ」
   と、教えてくれました
ロク : 「ほら、僕もいれろマルちゃん!」
ハイセイ : 「…まぁ お手柄だな。よくやった、ロク」
ロク : 「え、えへへ・・・」
香苗 : 「やれば出来るんじゃないですか。最初からやって下さいよ、全く。」
シグマルド : 「ありがとな、こりゃ少しの礼だ」と金貨を少々握らせよう
GM : 受け取らないよ・話すだけ話したら去ります
シグマルド : 「なんだ、白けるな」
ハイセイ : 「君のルールを他人に押し付けるなよ…まったく」
ロク : 「ほら、ほら!」(シグマルドにアピール
シグマルド : 「マルちゃんって呼ぶ限りは認めるわけにゃいかねぇな。じゃ、俺と香苗で帝国の方にいくか?」
ハイセイ : 「私死体持って行かねばならんから帝国に行くぞ」
ロク : 「傭兵にしてくださーいって?」
シグマルド : (ロクを無視して「んじゃ、その死体は俺が申し受けるぞ?先にレジスタンス側に顔を覚えてもらっておかないと、後で捕まって殺されちゃたまらねえ」
GM : 君らが受けたのは帝国軍への潜入です。それにレジスタンスの方にはリーン諜報部が居ます。
ハイセイ : ああ、そうだった。つまりもう顔見知りだな
シグマルド : なら大丈夫か
ロク : んじゃいきましょー。あっちはあっちに任せて
ハイセイ : そうだな


GM : では、砦に到着しました。
ハイセイ : GM、今の時刻は?
GM : お昼頃としましょう。
ハイセイ : ん、了解
香苗 : 「ここがあの女のハウスですね・・・。」
ハイセイ : 「…どの女かは知らんが…すまない 用があるんだが」
GM : 兵士「何かね」
ハイセイ : 対人関係だ ロクに…判定じゃないと意味ないか
ロク : 中の人コミュ障だからね、仕方ないね
GM : (交渉は任せろーって言ってたのに・・・)
香苗 : 「私達、傭兵募集の張り紙を見て来たんですが。」
GM : 兵士「おお、そうかそうか。旧王国軍残党の討伐の為に、一時的に兵士の現地徴用を行っているところだ。丁度良い、受付に行ってくれ」
ハイセイ : 「…ああ、ありがとう」
香苗 : 「そうですか。わかりました。 それともう一つ、よろしいですか?」
GM : 兵士「なんだね」
香苗 : 「ええ、ここに来る道中なのですが、どうも帝国軍の兵士を思われる方のご遺体を見つけまして。あのまま何もない荒野に置き去りにしておくのも偲びないもので、こちらまでお運びした次第でして。」
GM : 兵士「なんと・・・一寸待ってくれ」
   君たちにそう言い残して、兵士は砦に入っていきます。暫くすると、身なりの良い男と一緒に出てきますよ。
   隊長のイワン「・・・どうも。」
シグマルド : 「ごきげんよう」
香苗 : 「ええと、こちらの方は?」
GM : イワン「この軍の指揮を執っているイワンだ。我が郡の兵士の遺体を見つけたそうだね。詳しく話を聞かせてくれ」
香苗 : 「ああ、指揮官どのでしたか。これは御自らご丁寧にどうも。」
シグマルド : 「私はシグマルド。こっちの3人は右からロク、ハイセイ、香苗」
ハイセイ : 「…どうも」(会釈をする
ロク : 「ど、どうもですっ」
GM : イワン「これは、どうも。とりあえず中へ・・・」
   と、通されます
ハイセイ : 中に入ろう
ロク : 続きます
香苗 : ナカにイキます
GM : (何で態々カタカナなのかね・・・)
   椅子と机が置いてあるだけの簡素な部屋に通されたよ。
   イワン「さて、見つけたときの状況なんかを詳しく教えてくれ。それと、遺体はここで引き取ろう。運んでくれてありがとう」
    遺体は運ばれていきます
ハイセイ : 「…やっと肩の荷が下りたな」
ロク : 「文字通りですね」
シグマルド : 「お疲れさん」
ロク : 矢って刺さったままなんですかね
シグマルド : 抜いたはずだけど
GM : はい、抜いてましたね。
香苗 : 「状況、といいましても こちらに来る途中で打ち捨てられたご遺体を見つけまして。」
シグマルド : 「後ろから矢が一発刺さっていました。これがその矢です。ご遺体にゃ少々申し訳ないですが、抜かせて頂きました」
GM : イワン「預かろう。」
シグマルド : 「抜いた時に血は出なかったので、死んでからそこそこの時間は経っていますね」
ハイセイ : (説明は二人に任せればいいか…)
香苗 : 「どうも私達が見つけた時には既に野盗にでも漁られていたのでしょう、持ち物はほとんどない様子でした。」
GM : イワン「そうか・・・こちらで調査を出すことにするよ。有難う。ああ、そうだ、ぱっと見たところ君たちは傭兵だな?旧王国軍残党の討伐の為に、一時的に兵士の現地徴用を行っている。君たちも応募しないかね?」
シグマルド : 「ちょうど路銀に困っていた所です。私は是非応募したいですが・・・お前らはどうだ?」
香苗 : 「ええ、はい。実はそもそも私がこちらに来たのは傭兵募集の張り紙を見て来たので。」
GM : イワン「路銀か、生活に必要なものは支給する。軍規も煩い事は言わない。期間は旧王国軍残党を無力化するまでで、短期間の見込み。除隊時には500L支給する」
ロク : 「僕もお役に立てればなー・・・と・・・ですね・・・」
ハイセイ : 「…ほらもう少しシャンとしろ、ロク」
ロク : 「こういうとこ慣れてないんですよ・・・」
GM : イワン「そうかそうか。では、君たちも我がヴェリオス帝国の臨時兵士として扱おう」
シグマルド : 「ただ、可能ならで良いんですが、このロクっていうやつ、見た目通りの臆病者でして」
ロク : 「うぇっ!?」
シグマルド : 「人を殺すのがてんでダメでダメで。もし良かったら後方支援の方にまわしてやる事は出来ますかね?もし無理なら、せめて同じ小隊に入れてやって欲しいのですが」
ロク : (散々殺させた口でよくいうっ・・・!)

シグマルドとロクは前回のセッション、ロクデナシ航海記にて海賊を皆殺しにしています。

GM : イワン「残念だが、徴兵部隊は現地部隊に配属されることになっている。ま、君たちはまとめて同じ部隊になるだろう。」
シグマルド : 「ふむ、そうでしたか。ワガママを言って申し訳ない」
ハイセイ : 「…ふむ なら心配いらないな」
ロク : 「よかったぁ・・・」
GM : イワン「おい、彼らを兵舎にあんないしてやってくれ
   兵士「はっ」
   君たちは兵舎に案内されます。何やかんやで時刻は夕暮れ。兵舎はヴェリオス帝国正規兵と現地徴用兵部隊に分けられてる。
ロク : やっぱこっちはボロいんですか
GM : そうだね。香苗は別室に通されますよ、女性兵士の部屋です
ハイセイ : 別行動か
シグマルド : 雨風凌げれりゃどうとでもなる、呼び出しが来るまで寝るか
GM : 徴用兵「おーう、新入りかあ」
シグマルド : 「お前は?」
GM : 徴用兵「俺はルービってんだ」
ハイセイ : 「そうか。ハイセイだ よろしくルービ」
シグマルド : 「俺はドルマだ」
GM : ルービ「おう、お前ら、新入りだぞ!丁度いいや、お前らの歓迎会も兼ねて街で遊ぼうぜ」
ハイセイ : 「今からか」
GM : ルービ「夕暮れだし飲むのには丁度良いだろうよ」
ロク : 「ずいぶん、気さくなんですね・・・兵士ってもっと怖い人かと思ってた」
シグマルド : 「おいおい、俺らは町の人間からしたら嫌われてんじゃねぇのか?俺らに酒を出してくれる店なんてあんのか?」
GM : ルービ「おうよ!まあいこうぜ!」
香苗 : 「まったく、あちらは気楽なものですね・・・。大声なのでこちらまで聞こえてましてよ」
GM : とはいうものの、女性部屋にもルービが来て殆ど全員が町に繰り出しに行くでしょう。
ハイセイ : 「ふむ、ロクとシグはどうする?」
ロク : 「僕はふたりの腰巾着」
香苗 : 「とりあえずついてくべきでしょう。本当は調査開始したいところですけど、まずは変な疑いを持たれぬよう馴染まなければなりませんからね・・・。」


GM : では街へ繰り出した君たち。
   ルービ「(香苗に)おう、姉ちゃん、美人じゃねえか。プレゼントやるよ」
香苗 : 「それはどうも。」
シグマルド : 「だろ?うちの紅一点だから渡さねぇぜ?」
GM : ルービ「プレゼントやるよ、ほら、こっちこいや」
   香苗を小物店の方に手招きしながらそう言います
香苗 : 「あら、何です?」
ハイセイ : 「ふむ…呼ばれてるのは香苗だけか。私は酒場だな…」
ロク : なんだなんだとハインディングしてついてこうかな。いくなら
香苗 : 「まったく、会って間もない女にそんな軽々と・・・そうやって色んな女を口説き落として来たんでしょう?」
ロク : 「オトナな空気にたじたじですよ?」
GM : では、ルービが小物店に入ると、店から声がします。
   「おう、これいいな、貰ってくぜ・・・」「あ、あの・・・」
ハイセイ : 「・・・ん?今、貰ってくと言ったか…?」
ロク : 「・・・今お金払いました?」(ハイセーにひそひそ
ハイセイ : 「いや…そうは見えない…行儀がいいわけではないか」
GM : ルービ「おう、出会った記念だ。これやるよ」
   と、香苗に翡翠の招き猫をぽーんと投げてよこしますよ
   ルービ「酒だー酒場いくぞー」
香苗 : 「ちょっと、今、お金払ってないでしょう?」
GM : ルービ「細かいこと気にすんなー酒だ-」
ハイセイ : 「ああ、酒にしよう」
香苗 : 「はぁ・・・、全く・・・。」
ロク : 「・・・まあ、僕は関係ないし・・・」
シグマルド : 店の中に入って支払っておこう。
      「悪いな、うちのツレは手癖が悪くてよ。いくらだ」
GM : 店員「え・・・ええと・・・1500Lになります」
シグマルド : 「・・・・・・悪い、これで勘弁してくれ」
       800Lほど出しておく。
GM : 店員「は、はあ・・・」
   (強引に持って行って半額で済ませてるのと一緒だよなあ・・・それ)


GM : さて、酒場に入るとそこはもう、乱痴気騒ぎです
シグマルド : 「ハイセイ、奢ってくれ」
ハイセイ : 「…金はあるだろ?」
GM : ルービ「金のことなら気にすんな!何せ俺たちがこの町を守ってるんだからよ!ただだよタダ!」
ハイセイ : 「…ほう」
ロク : 「うわあ・・・すごいですね・・・」
ハイセイ : 酒には口をつけるだけにする…
GM : この様子をみると、一般の人達が軍に良い印象を持ってないのは当然だなあと感じるでしょうね。
   感覚とネゴシェーションスキルで判定しましょう
ハイセイ : 感覚ネゴシ!?なんと…!
(香苗のダイスロール:3d+3+5) 16
GM : あ、OKだよそれ
ロク : たっけえ
GM : えーと香苗さんは何人かですが、隅っこの方でこの騒ぎを心から楽しんではいないだろうな、という人達を見かけます
香苗 : 街の人間?
GM : いえ、一緒に砦から出てきた部隊の人達ですね
ハイセイ : ふむ
ロク : ついてけてない仲間・・・!
GM : ルービ「おう、のめのめー!!姉ちゃん良いケツしてんじゃねーか!おう、俺の酒が飲めないのか!おーい、酒追加だー」
ハイセイ : 「ハァ…」(無言でジョッキを傾ける
ロク : 「僕あの人苦手だなぁ・・・」
香苗 : 「私、少しあちらの方達とお話してきますね。生中ははじめの一杯で充分ですので。」
ハイセイ : 「ああ、任せる」
ロク : 「あ、僕も行きます!」
GM : では近くに居た若い人に話しかけました
香苗 : 「こんばんは。」
GM : A「・・・ああ・・・」
ロク : 「こんばんわー。すごいですね、これ・・・いつもこうなんで?」
GM : A「ああ・・・そうだな・・・」
香苗 : 「あなた達も、帝国軍の現地部隊よね?」
GM : A「そうだけど・・・僕はムラってんだ・・・」
ロク : 「なんか、あんま楽しそうじゃないですね?」
GM : 徴用兵のムラ「そういうあんたも同じだろ?僕は金が必要なんだ」
ロク : 「まあ、ついてはいけないですね・・・お金でも絡んでないと。」
    ちらっとルービの様子を見ます
シグマルド : ははは!酒だ酒だ!どんどん持って来い!」
ロク : 「・・・うわぁ」
香苗 : 「やりたい放題、という感じですね・・・」
ロク : 「僕ら今、あれといっしょかー・・・」
シグマルド : 「おらハイセイ!タダだぞ!もっと飲め!いや、浴びろ!」(頭からジョッキだばー
ハイセイ : 「…」濡れた髪の毛から酒が垂れている
GM : ルービ「おう、シグはいけるじゃねえか!いやあ、理想的な職場だよなあ!おもしろおかしく暮らせて、暫くしたら金ももらえるんだぜ!」
シグマルド : 「全くだ、守ってやるだけで何でもくれるなんてよ!」
GM : ルービ「おうよ!」
シグマルド : 「とりあえず、こいつ目を付けられたら面倒だ、適当に合わせとけ」ハイセイに耳打ち


GM : この宴は空が白けるまで続きました
GM : ルービ「おっと、いけねえ、そろそろ朝の点呼だ。お前ら、帰るぞー」
ハイセイ : 「ッ…ああ。酒臭いな…全身が」
シグマルド : 「・・・不味い酒だ」(ボソ
ロク : 「ねむー・・」
香苗 : 「夜通し飲み明かすとは・・・」
GM : 君たちも、徴用兵も全員砦に引き上げて朝の点呼を受けます
   ルービ「ここでは朝と夜の点呼さえ受ければ、後は自由にしていて良い。殺人とか、よほどの悪事を犯さなければ咎められる事も無いんだぜ。俺は昼寝するよ。徴用兵ルービ、これより野外野営訓練にはいります!」
   というと、外に出て眠り始めました。
ハイセイ : 「…調子がいいな」
香苗 : 「これは規律ってものが皆無ですね・・・」

ロク : 「・・・あれ?これ理想の職場じゃないです・・・?」(ボーッ
ハイセイ : 「しっかりしろ、ロク。気のせいだ」
シグマルド : 「そう思うならお前はただのクズに成り下がったって事だ、しっかりしろ」
GM : ざっざっざ、と、足音が聞こえます
   兵士「諸君、パトロールの時間だ、行くぞ。」
   正規兵が何人か外に出て行きます
ハイセイ : 「…ふむ」
GM : また、訓練場では正規兵が訓練を開始しました
シグマルド : 「・・・正規兵はしっかりとしてんだな」
ハイセイ : (傭兵は…果たして戦力に数えられているのやら)
香苗 : 「自由、ねえ・・・。これで「軍」とは、どういうつもりなのか・・・。」
ハイセイ : 「依頼はここの潜入だから 目的は…まぁ果たして入るんだが」
ロク : パトロールの人たちってまだいます?
GM : パトロールの人は入り口から出て行こうとしてる
シグマルド : パトロールについていけるなら行くか
ロク : いけます?とりあえず声かけてみましょうか
ハイセイ : 私は訓練の様子でも見ていよう
香苗 : 正規兵の詰め所の方に行ってみます
GM : ロクとシグマルドは
   パトロール兵「・・・ならず者め・・・お前らに話すことはない」
   と置いていかれます。
シグマルド : 勝手に付いていこう
ロク : 同じく
GM : では、そんな二人はパトロールに出ようとしていた兵士に見とがめられてついてくるな!と怒られます
   兵士「貴様らと一緒に居ると俺たちまで同じだと思われるだろうが」
ロク : 食い下がっていいです?
GM : 食い下がります?
ロク : 下がります
GM : ではロク、回避判定どうぞ。蹴られます
ロク : 回避!?
シグマルド : 俺も食い下がるぞ
GM : それならシグも、回避判定どうぞ
   先ずは兵士の命中・・・コロコロ・・・17だから、22で回避出来ます。
(ロクのダイスロール:3d6+8) 7
(シグマルドのダイスロール:3d+22) 10
GM : その出目だと、ロクは蹴られました
   ロクに7のダメージ  
ロク : 「いてっ・・・ちょ、ちょっと待ってくださいよ!僕、昨日ここにきたばっかで・・・町を守る仕事ができるって聞いて・・・!」
シグマルド : 「俺らだってあんなのと同じと思われたかねぇよ」
GM : 兵士「いいから、着いてくるな!」
   更に、そんな君たちの後ろで昨日の徴用部隊の人が何人か出て行きます
   徴用部隊「パトロールいってきまーす」
   その様子を苦々しく睨みながら兵士は舌打ちします。
   兵士「ちっ・・・いいから、こちらに着いてくるんじゃないぞ!」
シグマルド : 「おい、止めなくて良いのか?」
GM : 君たちも無視して正規兵は出発してしまいます。
ロク : 「・・・痛いだけだった。」
GM : 逆に徴用部隊から声が掛かりますね。
   徴用部隊「おー、シグじゃねえか!一緒にパトロールいこうぜ!正規兵だからってすましやがってよお」
シグマルド : 「んあー、今日はどこにパトロールに行くんだ?俺は夜の警備から帰ってきたばっかりで疲れてんだよ「
GM : 徴用「ああ、そうかそうか、じゃあ外で野営訓練でもしとけよ」
シグマルド : 「またちょっと「治安の悪い」ところがあったら教えてくれや」
GM : 徴用「ああ、じゃあまた後でなー」


GM : 次にハイセイ。訓練中に「徴用部隊と同じに思われないようにしっかり訓練しろーーー」とか、そんな感じの言葉がちらほら聞こえてきます。
ハイセイ : ふむ…GM、訓練していた兵の士気と練度を調べたい。まあ、多分意味ないが
GM : 練度は高いけど士気はそこまで高くないですね
ハイセイ : ふむ
GM : そして香苗は詰め所からひそひそと話し声が聞こえるのに気付きました
香苗 : 聞き耳建てるよ。
GM : じゃあ敏捷とハインディングで判定して下さい。
   君の敏捷なら、ファンブルじゃ無きゃいいよ
(香苗のダイスロール:3d+8+5) 9
GM : あ、こっちの兵士もクリティカルなら気づけるので、一応振りますね
(GMのダイスロール:3d6 +2) 15
GM : あ(555でクリティカル)
香苗 : ファッ
GM : 気付いちゃいました・・・これ
ハイセイ : …仕方ないさ
GM : ドアががちゃっと
   兵士「・・・何してるんだ・・・徴用部隊の宿舎はあっちだぞ・・・」
香苗 : 「いえ、こちらに用があるんです。少し、お尋ねしたいことがありまして。仕事についていくつか質問させていただきたいのですが」
GM : 兵士「何だ」
香苗 : 「私達は「傭兵」として志願してきたはずなのですが傭兵としての仕事はしなくてもよろしいのでしょうか?見たところ、他の徴用兵も特に任務を帯びているわけではなさそうですし、徴用兵を管理されている正規兵の方というのはいらっしゃらないのでしょうか?」
GM : 兵士「ああ・・・そうか、そうか。真面目に働くなら、きちんと訓練しておけ」
香苗 : 「訓練、ですか・・・。」
GM : 兵士「旧王国軍の残党が攻め込んできたら働いて貰うことになるからな。」
香苗 : 「もう一つ、お聞きしてもよろしいでしょうか?」
GM : 兵士「ん?」
香苗 : 「昨日、私達がお運びしたご遺体の身元などは分かりましたでしょうか?」
GM : 兵士「悪いが軍事機密だ。徴用兵に教えられる事はない。」
香苗 : 「そうですか。わかりました。」
GM : と言ってドアが閉められます。
香苗 : そのまま気配を消して聞き耳立てられる?
GM : 再度判定どうぞ
(GMのダイスロール:3d6 +2) 5
(香苗のダイスロール:3d+8+5) 11
GM : ではひそひそ話が続きますね。
   「軍司令部宛の手紙を・・・」
   「もう一度・・・?」
   「でも、運んでた奴は殺されて・・・」
   「矢張りもう一度・・・」
香苗 : それだけ?
GM : はい、それだけですね。
シグマルド : ならGM、後でさっきの傭兵パトロールにこっそりついていきたい。バレないように
GM : 夜中まで遊ぶと思うけど何時くらいまで隠れてる?
シグマルド : 夜中までか・・・じゃあ追いかけるのはやめようかな。正規軍の方はもう見失った?
GM : 見失ったね
シグマルド : 駐屯所で散策出来そうな場所ってある?
GM : んー、君たち徴用部隊は、兵士から歓迎されてないようであまりうろつくと追い返されます。よって殆どない
シグマルド : 特にアクションもなさそうだしなぁ。ロクとプロレスごっこして暇をつぶそう
GM : いえ、残念ながら蹴られてうずくまってたロク君は先ほど遊びに行った徴用部隊の人が飲むぞーと言って引きずっていきました
シグマルド : なんだって!?じゃあバレないように追いかけないと。タイミングを見計らって、ロクを回収してとんずらかな
GM : 救出に行こうものなら飲み会に強制参加させられそうな雰囲気でしょうねえ。
シグマルド : 今は朝方?
GM : そうですね
シグマルド : じゃあ昼ごろまで見張っておこうかな。助け出すタイミングがなかったらそのまま帰ろう
GM : コロコロコロ・・・・では帰りました。夕方、ロクはまだ飲み会です。三人は何か行動ありますか
ハイセイ : 3人…私もか
シグマルド : とりあえず情報交換?
GM : 情報交換は終わってて良いですよ、夕方まで時間ありましたし。ロク以外は、ですが。それで、この後は行動有ります?
ハイセイ : 昨日寝てないからな…寝不足で能力落ちても困る、寝よう
GM : ハイセイは寝るのね、シグは?
シグマルド : 寝よう
GM : シグも寝る・・・と。香苗は?
香苗 : 死体のカバンの特徴を思い出して、正規兵をみて同じようなカバンを持ってる兵が居ないか注視します
GM : そうですね、同じ鞄を持ってる兵士がいますよ。
香苗 : そいつ一人だけ?
GM : いえ、支給品みたいです。あっちこっちに居ますね
ハイセイ : …支給品か。鞄で特定は不可能だな…
香苗 : 伝令専用のカバンという訳ではないのでしょうかね・・・。
GM : 違うみたい
香苗 : なら翡翠招き猫の店に行ってみる
GM : OK、それでは招き猫の店へ。
   店員「・・・あ、いらっしゃいませ・・・」
香苗 : 「どうも。これ、お返ししますね。」
GM : 店員「えっ・・・あ・・・徴用部隊の人でしたか・・・ええと、お題は半分戴いてますが・・・」
香苗 : 「ええ、返品できるのならありがたいです。」
GM : 店員「あ、わかりました、返品ですね。」(800Lを香苗に渡します
香苗 : 「部隊の者が失礼をしました。」
GM : 店員「いえ・・・いつものことなので・・・」
香苗 : 「まったく、盗品をプレゼントされて女が喜ぶと思っているなんて、ねえ?それでは。」
GM : 店員「・・・あ、あはは・・・」
   香苗が店を出ると丁度酒場の方からロクが出てきます。
   ロクはネゴシエーションによってそんなに飲まずに切り抜けられたか判定しましょう
ロク : 飲み二ケーションダメ絶対
(ロクのダイスロール:3d6+5) 14
ロク : 高かった。
GM : その出目なら、殆ど飲んでないでしょうね。べろんべろんになって足取りも怪しい他の隊員を余所に香苗を発見します
ロク : 「あ、香苗さん・・・」
香苗 : 「おや、あなた、まだ飲んでいたんですか?」
ロク : 「僕は飲みませんよ。僕は楽しいお酒しか飲まない」
GM : 因みにロクは「急に街仲で体調が悪くなった隊員が居るので、点呼の際それを伝えて、かつ、迎えに来るように」約束を取り付けられました。
ロク : ・・・行きますよ。ええ、部隊での立場悪くしたくないですし
GM : それなら、点呼終了しました。ロクは隊員を迎えに行きます
ロク : なんで僕がこんなこと・・・ぶーぶー
ハイセイ : 私もついていこう
香苗 : 酒場から出てくるときの醜態を見てしまうと、迎えに行かざるを得ないですね。私もいきます。
シグマルド : 俺も行こう
GM : なら全員で迎えに夜の街へ出ました。
   感覚とパーセプションで判定どうぞ
ハイセイ : うぐっ
(ロクのダイスロール:3d6+1+5) 7
(シグマルドのダイスロール:3d+4 パーセプ) 9
(ハイセイのダイスロール:3d6+5) 10
(香苗のダイスロール:3d+3) 12
GM : ロク以外は町外れの一軒家に人が入っていくのに気付きました
香苗 : 「あれがあの女のハウスね・・・。」
ハイセイ : 「またそれか…いやそうじゃなくてだな」
シグマルド : 「なんだ、あの家」
ハイセイ : 迎えならロクでも事足りるだろう、分かれてあの家に行ってみよう。…誰が行く?
シグマルド : 大人数で行くのはあれだな・・・どうする、隠密行動に慣れてる組で分かれるか?
ハイセイ : ふむ、じゃあ 香苗とシグマルドに頼めるか?
香苗 : 仕方ないですね・・・。
シグマルド : 屋敷潜入以来だな、このメンツは(黒鎧にて二人で屋敷に潜入している)
GM : では、ロクとハイセイは酔っ払いを回収して帰還
   そして香苗&シグ、君たちが近寄ると、家の中で話し声がします。どうやら、町民みたいで入るときに一人一人顔を確認されています。ばれずに潜入するのは難しいでしょう。
シグマルド : どこか他に潜入出来る場所は?
香苗 : 家の外から盗聴はできんか
GM : 盗聴はばれなければ出来そうです。潜入は難しいでしょうね
シグマルド : なら、盗聴しようか
GM : 賽子どうぞ。盗聴なら・・・敏捷とハインディングスキルかな。(一般人は能力値0の技能なしだから・・・コロコロ、11か)
(香苗のダイスロール:3d+3+5) 13
GM : うん、見つけられっこないなそれ。では声が聞こえます
シグマルド : 香苗が盗聴してる間は周りを警戒してよう
GM : 「旧王国軍残党は、それほど悪辣な事はしていない。ときどき隊商を襲ったりもするが、無血で収め、運んでいる物の5~10%程度を持って行く程度だ」
   「あのならず者部隊はどうだ!一日で数千ルドの損害を街に与えているぞ!」
   「そうだ!正規軍もましですって顔をしちゃいるが、取り立てる物資は王国軍の何倍にもなってる!」
   「いっそ旧王国軍に協力してはどうか!」
   「しかし、帝国に逆らっていいのか?」
   「だからといって帝国の横暴を許すのか!?」
香苗 : 「これは・・・町民の集まり、ですかね・・・?」
シグマルド : 「どうやら町民の我慢も限界みてぇだな」
GM : 暫くはそんな感じのことを話し合っていますが結局結論が出ずに解散します。


GM : さて、三日目。君たちにも命令が下ります。荒野の索敵任務で正規軍と、徴用部隊に分けられ、それぞれの地区を索敵する命令です
香苗 : 「索敵、ですか・・・」
ハイセイ : 「担当する地区を確認しておこう」
GM : ルービ「何度も同じ任務受けてるんだよ、俺たちは。とりあえず命令地点まで行軍して気楽にいこうぜ」
ロク : 「今まで襲われたことはないんで?」
GM : ムラ「・・・ええ、残念ながら発見できていません。」
   ルービ「旧王国軍の奴ら、影も形もねえよ」
ロク : 「ふぅん・・・ちょっとは気が楽ですね」
香苗 : 「正規軍の方はどちらに?」
GM : ムラ「別の地区を担当してますよ」
ハイセイ : 地区がかぶっていたりはしないか?
GM : ムラ「していません。徴用部隊の方は徴用部隊だけで分かれてます」
ハイセイ : (ふむ…後はムラ…いやいいか)
シグマルド : 折角だし紛れ込んでみよう
香苗 : じゃあストーキングするよ、私が
ハイセイ : なら私は普通に索敵だな
ロク : ロクはムラさんの近くでぬぼーって行軍します
GM : シグは?
シグマルド : ストーキングで
ハイセイ : 2 2 に解れるな
GM : シグと香苗はストーキングロクとハイセイは行軍ですね。
   ストーカー二人は敏捷とハインディングで振ってください。目標は13です
ハイセイ : まあいけるだろ
(香苗のダイスロール:3d+8+5) 12
(シグマルドのダイスロール:3d+5+5) 11
GM : では、二人がこっそりとついていくと・・・
   どかーん!どかーん!と正規軍が陣取っていた場所が爆発します
香苗 : 「正規軍が・・・攻撃されている・・・?」
シグマルド : 「昨日のやつか・・・!」
香苗 : 「エクスプロージョンなんて、並のメイジでは到底無理なはず・・・。」
GM : んー、感覚で振ってみて下さい。
(香苗のダイスロール:3d) 14
GM : それなら、奇妙な点に気付きます。魔法が飛んでくる、というよりも何か砲弾のような者が飛んできて、地面に落ちると爆発しています
シグマルド : 「魔法じゃなくて、大砲か?」
GM : しかし、エクスプロージョンの魔法っぽい爆発なんですよね。
シグマルド : 知識で振れる?多分失敗するけど
GM : いいよ、知識ナレッジスキルで。
(シグマルドのダイスロール:3d-1) 11
(香苗のダイスロール:3d+4) 8
GM : それじゃあ分からないね。
ハイセイ : 私は降れないか…
GM : ついて行ってないから無理ですね。
香苗 : もうちょい遠くまで退避しつつ観察する。
シグマルド : そのまま観察する。
GM : ではシグは発見されますよ。
   ???「まだいたぞー」
香苗 : 「あっのバカ・・・。」
GM : ???「でも、兵士の格好じゃないぞ」
   ???「とりあえず、捕らえろ!」
   ???「一般人かもしれない、殺すなよ!」
   ???「こんな所に・・・迷い込むこともあるか。」
シグマルド : 逃げよう
GM : 一応何か飛んでくるので回避だけしてみてね。失敗で捕らえられます
(シグマルドのダイスロール:3d+22) 9
香苗 : 追ってくるのは正規軍?
GM : 追ってくるのは正規軍じゃないよ
香苗 : 砲弾打ってるほう?
GM : でしょうね、正規軍じゃないことはわかります。あと回避高いなおい・・・避けましたよ。
シグマルド : 細い道に逃げて1人1人相手するわ。
香苗 : 荒野なんだよなあ
シグマルド : あ、ダメか。何か飛ばしてくるし
GM : 逃げるか戦うかしか無理ですね。荒野ですし
シグマルド : 人数は?
(GMのダイスロール:2d6) 6
GM : 6人。ただ、時間をかけると更に増えるでしょうね
シグマルド : ダッシュで逃げる
GM : ああ、シーフだからダッシュスキルあるものね。いいよ、それなら逃げられる。
  そのころ、ハイセイとロクはというと
ハイセイ : ん
GM : 感覚判定どうぞ13です。
ハイセイ : パーセプは駄目か
GM : いいよ
(ハイセイのダイスロール:3d6+5) 8
(ロクのダイスロール:3d6+1+5) 6
GM : では、二人が荒野に座り、お弁当を食べていると遠くで爆発音が聞こえた気がしました
ハイセイ : 「…今 何か聞こえたか?ロク」
ロク : 「・・・・へ?そりゃここは戦場ですし・・・・」
ハイセイ : 「…いや、遠くから爆発音のような」
GM : ルービ「ふあああ・・・やっぱみつからねえなあ。おい、もう仕事したし帰ろうぜ」
ロク : 「・・・え?」
GM : ルービ「あー?お前ら何か聞こえたか-?」
   ムラ「いいえ」
   ルービ「よーし、徴用部隊撤収ー。ほら、ロク、帰るぞ」
ハイセイ : 「…ふん」私は無視して爆発音の方を見に行こう
GM : ルービ「ハイセイも帰るんだよ。俺たちの命令はこの地区の探索なんだから余計な仕事増やすな」
ハイセイ : 「…いや 忘れ物をとるだけさ。すぐ済むよ」
ロク : 「あ、えっと・・・僕も忘れ物したんで、とってきます。先にいっててくださいな」
GM : ルービ「ちっ」
   香苗とシグが砦に逃げ帰った頃にハイセイとロクは爆発のあった地区にたどり着きます
ロク : 地面ぼっこぼこ?
GM : ぼっこぼこ。死体いっぱい
ロク : ひぃっ
ハイセイ : 死体から魔力が確認できる?
GM : そうですね、死体は山になってます。殆どがマジックアローか何かで撃ち殺されたと分かりますが 中には鈍器で撲殺されているものもあるでしょう。
ハイセイ : 「随分と殺したな、これは」
ロク : 「ひどい・・・」
ハイセイ : 「戦争とはそういうものだ…」
GM : メイジのハイセイは山の下から魔力を感じますよ。探知宣言もありましたしね
ハイセイ : …山の下から?全体ではなく?
GM : 下から
ハイセイ : …掘り起こす、いや時間がかかりすぎるな
ロク : ・・・山ってその、人為的に積み上げられてる感じ?
GM : ですよ。殺した後ぽいぽい積み上げたんでしょう
ロク : GMがここほれわんわんって言ってますよ
ハイセイ : 私は犬か?まあやるだけやってみよう…どれくらい時間がかかる?
GM : 一時間くらいかなあ
ハイセイ : …完全遅刻だな
ロク : 周りに人の気配は?
GM : ない
ロク : 1時間かぁ・・・報告すればお手柄かもですがそれによって調べられなくなるかもですね
ハイセイ : 穴を掘る魔法は無いからな…それに報告しても何してたのかと…
ロク : エアリアルスラッシュでぶわわわーってできないんですか
ハイセイ : 無理だな 死体が重すぎるし、そもそもあれは斬撃魔法だ。やるならアーススパイクだが覚えていない。
ロク : ・・・僕動かない死体とか触りたくないなあ
ハイセイ : 動く死体ならいいのか?
ロク : ええ、人によりますが。夏は快適ですよ、ひんやりしてて。(ゾンビな冒険者のことを言っている)
ハイセイ : それリーンだけだからな…
ロク : ま、それはいいとして、どうしましょう
ハイセイ : …そこになるな。また来てみるか 今回はしなくていいだろう
ロク : ・・・というより、これ、マルちゃんたち大丈夫なんですかね?安否確認も急ぎたいですし、帰りましょう
ハイセイ : まぁ死なんだろ あいつらなら。手帳に場所を記入して帰るぞ


GM : その頃の香苗とシグはというと
香苗 : あい
GM : 砦に逃げ戻ってくると丁度帰ってきた徴用兵とぼろっぼろの正規兵が二、三人集まっています。
   イワンが何か演説しているようです。
   イワン「皆、聞け、謎の攻撃で正規兵が壊滅したという報告があった!」
   この言葉に、徴用兵がざわつき始めます
   イワン「これより、何があったのかの調査部隊を編成する。我こそはと思う者は名乗り出よ」
香苗 : あら、あれはこの前のお偉いさん・・・。
シグマルド : 「俺が行くぞ。やっと仕事らしい仕事が出来そうだ」
GM : イワン「おお、君はドルマ君か」
シグマルド : これ、ロクとハイセイは居ないんだよね
GM : 居ないね
シグマルド : そのことに気付けるだろうか
GM : 気付いていいよ
香苗 : 「私も、参加しましょう。」
GM : イワン「では、行くぞ。見張りによると敵は撤退したそうだがもし敵が居たら戦わず逃げるように」
シグマルド : 「なぜ、撃退しないので?」
GM : イワン「その人数で正規兵を全滅させた者と戦えると?」
   調査部隊は君たち入れて四人、ぼろっぼろの正規兵一人とムラ君です
シグマルド : 「不可能ですね」
GM : イワン「分かったら出発したまえ」
香苗 : 「まあ、4人ではどうしようもないでしょうね・・・。」
シグマルド : 「ところで、うちのツレ2人が見当たらない様ですが」
GM : ルービ「ああ?忘れ物取りに行ったよ。その内戻ってくるだろ」
   では、ムラと正規兵の人は出発します
GM : 因みに、その後戻ってきたロクとハイセイは調査兵が出た事を聞かされたのでした
ハイセイ : …すれ違ったか
ロク : ロク、寝る。
GM : お休み。全回復していいよ
ロク : やったね!

GM : さて、死体の山を発見した君たち調査部隊。
香苗 : 「これは随分な有様ですね・・・」
シグマルド : 「こりゃあ・・・とりあえず、死体を漁るか」
香苗 : 知力-1シーフしかいねえ・・・魔力は気付かないなこれは
シグマルド : -1だからなぁ
GM : ムラ「これは非道いですね・・・死体は魔法と、殴り殺されたあともありますね。後々、遺体の回収部隊を派遣して貰うとして、帰りましょうか」
香苗 : 「殴り殺された・・・?」
GM : ムラ「ほら、この遺体は鈍器で殴られた跡がありますよ」
香苗 : 「あの後、わざわざ近づいてきて殴りに来たってことですかね・・・。」
シグマルド : 「俺を追いかけた奴らか?」
GM : ムラ「追いかけられた・・・?」
香苗 : 「いえ、何でも。」(シグの口を塞ぎながら
GM : ムラ「まあ、生きている人もいなさそうですし、帰りましょう。長居して敵が来ても大変です」
GM : ぼろぼろの兵士キーウィス「いきなり爆発が起こったからな・・・」
香苗 : 「爆発、ですか・・・。」周りに砲弾の残骸とかある?
GM : ないですね。クレーターはあるけど、中になにもない
香苗 : 破片もなし?となれば・・・
GM : ムラ「とりあえず帰りましょう」
GM : キーウィス「しかし、メイジを連れてこなかったのが失敗でしたね。メイジなら何か分かったでしょうに」
香苗 : 死体の一人の持ち物チェック、何か取られたりしてないか
GM : 装備はそのままですね
香苗 : ふむ・・・。
GM : まあ、使えそうな武器は取られてるかもしれません
香苗 : 「仕方ありません、これ以上私達でわかることはなさそうですね・・・」
GM : では帰還。夜です
ハイセイ : ふむ…
シグマルド : 合流して情報交換しよう
GM : 終わったことにして良いでしょう。
シグマルド : とにかく、お前らが無事で何よりだ
ハイセイ : 私の方は何も起こらなかったからな
シグマルド : 香苗、またあの家に行ってみようと思うが、お前はどうする?
香苗 : そうですね・・・もう一度正規軍の施設に忍び込んでみようかと
シグマルド : なら、俺は家の方に行ってくる」
香苗 : ええ。
GM : ハイセイとロクは?
ハイセイ : GM今から死体の山に行って掘り返したあと朝までに帰れるか?
GM : 掘り出す人数が三人居れば許可します
ロク : じゃあついていきましょうかね
ハイセイ : …む
ロク : ムラさん誘えます?
ハイセイ : ムラは駄目だ
シグマルド : 夜間行軍は危ない
ロク : ちぇー
ハイセイ : …二人だとどうなる?
GM : 朝までには戻れないでしょう
ハイセイ : 昼になるか…
GM : ですね
ロク : 不摂生ですなぁ
ハイセイ : ホントミスが痛いな…
ロク : むー・・・大人しくマルちゃんか香苗さんについていこうかな
ハイセイ : 私は寝よう
GM : ロクはどっちについてく?
ロク : じゃあ香苗さんについてく
GM : OK。じゃあ二人とも、隠密判定してね。敏捷とハインディングね。
ロク : は、ハインディングはもってるし・・・
ハイセイ : デッデーン
GM : コロコロ・・・・あっ(7だった)
ハイセイ : うん?
GM : 何でも無いです・・・
(香苗のダイスロール:3d+13) 12
(ロクのダイスロール:3d6+2+5) 11
ロク : 余裕っ
GM : 仕方ないな・・・。君たちが発見した死体ですが死んだ兵士は、現状への不満を書いた軍司令部宛の陳情書を郵便局に持って行く途中だったというような事を話してました
香苗 : 現状の不満というと?
GM : そうですね、再現するとこんな感じ。
  「イワン隊長の行動は目に余る!」
  「正規兵が全滅したのも、帝国軍側で無理に旧王国軍を挑発したからだ!」
  「敵をあぶり出すためとはいえ、イワン隊長め・・・!」
  「やはり、再度帝国に報告の兵士を送ろう」
  「しかし、またイワン隊長に暗殺されるんじゃ」
  「ううむ・・・」
香苗 : ふぅん・・・随分迂遠なやり方をするんですね・・・。
ロク : ひゃああ、とんでもないこと聞いちゃいましたね


GM : シグは・・・まあ、素人だけだし、判定いいや。家から声がします
シグマルド : おぉ
GM : 「今日は旧王国軍の指導者が来てくれました。」
   「おおーぱちぱちぱち」
シグマルド : ・・・指導者?
GM : 「帝国軍の横暴は最早見ていられません!」
   「旧王国軍は一撃で帝国軍の半分を殲滅する力を手に入れました!」
   「明日の昼、街の皆さんに旧王国軍代表として演説をします!」
   「我々は旧王国軍に協力すべきだ」
   という意見で解散します。人が出てきたのでシグは帰る、よね?
シグマルド : 隠れてやり過ごす事は可能?
GM : ん?いいけど何かするの?
シグマルド : いや、帰ろう。考えたけど思い浮かばなかった
GM : では帰りました


GM : では、皆で集まって情報共有完了、この日は眠りにつきました。次の日、騒がしくて目が覚めます
ハイセイ :「 …んん なんだ?」
ロク : 「うるさい・・・」
GM : ルービ「おう、ハイセイ、起きたのか。お前も飲みに行くか!?」
ハイセイ : …今時間は?
GM : 朝
ハイセイ : 「朝から行くのか?…妙に騒がしいが」
GM : ルービ「飲まなきゃやってられねえだろうが!正規兵が全滅したんだぞ。次は俺たちが・・・くそっ」
ハイセイ : (…つまり本来の仕事ができるわけだ)
GM : 徴用兵はほぼ全員出かけるみたいですけどどうします?
   ルービ「お前も、逃げるなら今のうちかもな。ムラの野郎は逃げたみたいだぜ」
ハイセイ : 「…逃げた?」
GM : ルービ「居ねえんだよ。どこにもな」
ハイセイ : 「……」
GM : 超傭兵は町へ繰り出します。四人はどうしますか
ハイセイ : ムラ…探してみるか?
ロク : 気になりますよねぇ。探すならどうやって探しましょうか
ハイセイ : フォーチュン…いや何か別にあるかな
香苗 : 街の人間にまぎれて演説聞きにいくかね
GM : 香苗は聞きに行くのね
シグマルド : 俺も演説で
ロク : じゃあムラさん探します
GM : 何処を探す?
ロク : 聞き込みかなぁ・・・気が重いけど
GM : 何処で?
ハイセイ : 町中か…どこかな
ロク : ムラさんと同室の兵士とかいないんですか
GM : 居ないんでしょう。皆町に繰り出しました。
ロク : そうですねえ・・・じゃあ、町で聞き込みます。聴き込むならそれしかないだろうし。
ハイセイ : 私もロクを手伝うよ
GM : では、特に有力な情報も得られないまま昼になりました
ロク : またもやはずれぇ・・・
GM : ただ、広場ががやがや騒がしいですね
ハイセイ : 一応見てみるか…
GM : では四人は広場で合流した、ということで。
   覆面を被った男が壇上に上がります
   広場の騒ぎを聞きつけて、何事かと、酒場から徴用兵も出てきます。
   演説の台の横にムラの姿を見つけるでしょう
香苗 : 市民に紛れたいので徴用兵からは見えないところに移動します
GM : OK。他に行動がある人は?
ハイセイ : 何もないな
GM : では・・・演説が始まります。
   リーダー「市民の皆さんの協力が得られれば、我々はここに独立国を築く事ができます。帝国はこの町で起こっている事に、早くとも3ヶ月は気付きません。気付いた後で調査に3ヶ月はかかりますから、制圧部隊の派遣は半年後から1年後というところです。それだけあれば我々は十分な準備を終え、制圧部隊を倒す事ができるようになります。帝国も、金のかかる軍隊を辺境に派遣するのは割に合わないとすぐに悟ります。そうなればこの地に、帝国の搾取を受けない理想郷が実現するのです」
ハイセイ : …見通しが甘いな。独立の前例が無いから帝国だというに
GM : でも、町の人には魅力的な演説なので、わーーーーっと市民が沸き立ちます。ここでパーセプ感覚判定だ。目標値は18
(シグマルドのダイスロール:3d+4) 12
ハイセイ : willを1使って判定のダイスを+1するぞ。
GM : どうぞ
(ハイセイのダイスロール:4d6+5) 12
GM : 1たりないねえ。
ハイセイ : Oh…
ロク : 僕もwill1使用で
GM : どうぞ
(ロクのダイスロール:4d6+1+5) 14
(香苗のダイスロール:3d+3 ) 11
GM : ロクが成功したか。
ロク : お役立ち!
ハイセイ : おう 頑張った 
GM : ではロク、リーダーの声に聞き覚えがあります
ロク : ほほう?
GM : それも最近聞いたような・・・さて、だれでしょう?
ロク : お偉いさんです?
GM : はい、正解。イワンさんです
   壇上の覆面の人物は鞄から杖を取り出すと「見たまえ、これが我々の得た力だ!」と杖を投げつけます
   すると、投げつけられた杖が爆発し徴用兵の居たあたりにクレーターを作ります
ロク : 「うわわわっ・・・!?」
ハイセイ : 「ッ……」
GM : さらに、逃げ延びた徴用兵に王国軍リーダーの横に居た兵士(ムラ含む)が襲いかかり虐殺が始まりました。酔っ払っているので、徴用兵は何も出来ないみたい。
シグマルド : 壇上に上がることは?
GM : 出来るよ
シグマルド : でも難しいんでしょう?
GM : 混乱に乗じて近づくことは出来ます。ただ声に気付いたのロクだけだからね
ハイセイ : 何する気だ…言っとくけど潜入だからな、目立つなよ
シグマルド : あー、
ハイセイ : あー じゃねえ!
ロク : 民衆に紛れ込んでガタガタしてます。えーと、香苗さんは近くにいないんでしたっけ
GM : 紛れ込んでるねえ
ロク : マルちゃんとハイセーさんはいるのかな。ハイセイは近くにいるでしょうね
シグマルド : 気付いたのロクだけか・・・じゃあやめとくか
香苗 : こういうこともあろうかと遠ざかっておいたのさ
ロク : 香苗さん、強い
GM : ま、広場だし皆近くに居たってことでいいか。
ロク : あ、それなら伝えますかね。あの声、あの声あの人ですよ、あのお偉いさんですよみなさん・・・!
シグマルド : あのお偉いさんっつーとイワンか
香苗 : ここで下手に止めに入れば私達が徴用兵であるとバレます、ここは隠れるべきかと
シグマルド : つーより、これをもうレジスタンス側に報告して、俺らの依頼は完了じゃねえか?
ハイセイ : 虐殺を止める理由もないな…下がるか
ロク : ででですよね、逃げましょう!
香苗 : 殺されてるのは徴用兵だけ?
GM : 今のところは。
ロク : 周りの民衆の反応は?
GM : 流石王国軍だ!みたいな感じ
ロク : 逃げましょう。殺される
香苗 : 走って逃げると敵だとバレるのでゆっくり逃げる
ハイセイ : 何でそんな事してるのかは気になるが…
ロク : 僕は逃げるー。民衆に紛れながら
シグマルド : 同じく
ハイセイ : 帰ろうか 依頼は達成してる
GM : じゃあリーンに戻ります?
香苗 : まだ
GM : 逃げるんじゃないの?
ロク : ここから離れるだけじゃ?
GM : ああ、なるほど。それなら、「「「わーーーーーっ」」」と声がします
ハイセイ : 民衆の声か?
GM : 見ると旧王国軍とおぼしき軍勢が砦の方へ向かっていきました
ハイセイ : …砦ねぇ
ロク : ・・・これ、リーンが手を貸す必要あります?
ハイセイ : 反乱は成功しているな…今は
ロク : とりあえず隠れて、様子見・・・?
香苗 : んー、今は砦に戻るのはやめておいたほうがよさそうですね・・・。
ロク : そうですね、殺されちゃいますよう・・・
ハイセイ : …事が収まるまで待機でもいいか…終わったら残党狩りとかありそうだが
ロク : ムラさんは今どないな感じです?
GM : え、徴用部隊殺して回ってるけど?
ハイセイ : アグレッシブだな
香苗 : ラムちゃんつよい(確信)
ロク : 彼らのところに僕らリーンの冒険者の情報はいってるのかなぁ・・・わかんないですよね
ハイセイ : まあな
ロク : もうこれ身分明かしちゃっても大丈夫ですかね、王国の人たちに。
香苗 : イワンがいるからダメでしょ
ロク : イワンこっち側じゃ?
ハイセイ : アイツから見れば私たちはただの1傭兵だからな。おそらく信じないだろう
香苗 : 初対面時に「帝国側に与しまーす」つって入ってったわけだしイワンからすれば「いやお前ら帝国の徴用兵じゃねーか」
ロク : そっかー・・・そですよねぇ・・・
ハイセイ : 実質手詰まりだ
シグマルド : もう帰る じゃダメなの?
ハイセイ : …まぁこうして話してる間も砦は攻略されて兵力はほぼ残ってないし落ちるんじゃないか…何事もなければ
香苗 : こうなってしまうと、私達がする事はないでしょうかね・・・。
ロク : うーん・・・今ある選択肢ってなんでしょう?とりあえず、1・帰る。ほかは?
ハイセイ : 砦の見学でも行くか? 自殺行為に近いが
香苗 : あの魔法の秘密ぐらいは調べておきたかった所ですが・・・。
ハイセイ : 秘密ねぇ…まぁあんなものを何処から量産したのかとは思うが…あれも魔道具なんだよな
香苗 : 帰りたい人挙手
シグマルド : ノ。これ以上関与する理由が見つからない
ロク : ほかに選択肢あるならそっちを選びたい・・・ないなら帰るしかないですけど
ハイセイ : …精々この反乱がうまくいくか見届ける程度だな
シグマルド : 必要な情報はもう十分集まっただろ。俺は帰る事を提案するぞ
ハイセイ : …よし、帰ろう。ここにはもう何も無いな
香苗 : これ以上ここにいても命が危ないだけですね、とりあえず引き上げるとしましょうか
ロク : 依頼は達成、ですもんね
GM : リーンまで帰還?
ハイセイ : そうなるな


GM : では、君たちは来た道を戻りリーンへ帰還
GM : フォン「やあ、戻ったか。どうだった?」
ハイセイ : 「ああ…それがだな」
香苗 : 「どうだったも何も・・・貴方、王国軍側にもスパイを送ったといってましたね。もしかして、イワンにムラという名前だったりしませんか?」
GM : フォン「イワン・・・?確か帝国の砦の隊長じゃなかったか?」
香苗 : 「なんだ、違うんですか・・・?」
GM : フォン「こっちのスパイは、どうやらマジックアイテムを売る商人と取引したらしい、という情報を持ち帰ってきたところだ」
ロク : 「ぬああ、出たな怪しげな魔道具商人!」
シグマルド : 「そのマジックアイテムと思しき物を、イワンが使ってたぜ?」
GM : フォン「帝国軍が?」
香苗 : 「いえ、王国軍ですね」
GM : フォン「君たちは帝国軍に潜り込んだんだろ?それで、イワンの配下になった」
ハイセイ : 「…ああ」
香苗 : 「ええ、帝国軍の徴用兵として、「帝国正規軍隊長イワン」と接触しました」
GM : フォン「で、帝国軍がマジックアイテムを使って王国軍を皆殺しにした、ってことか?」
香苗 : 「いいえ。」
ロク : 「とにかくイワンさんが杖投げてどっかーんってなったんです!隊長かと思ったら兵士たちを皆殺しにし始めたんですよう!」
GM : フォン「何?まて、一体どうなってるのかちゃんと説明してくれ」
香苗 : 「ロクさん、少し黙っていてもらえます?余計にややこしくなりますから。」
ロク : 「う、はい・・・」
ハイセイ : 「マジックアイテムを使ったのは王国軍だったな…帝国軍の正規兵はみんな死んだよ」
GM : フォン「イワンがマジックアイテムを使ったと言わなかったか?」
ハイセイ : 「ああ、確かに」
香苗 : 「ですが、イワンは実のところ王国側のスパイであったようで。傭兵募集というのもイワンの戦略の一部だったようですね」
GM : フォン「ほう・・・?一体どういうことだ?」
香苗 : 「ええ、少し長くなりますが順を追って説明していきましょうか。」
GM : フォン「頼む」
香苗 : 「まず、イワンがやろうとしたのは一言で言えば「イメージ戦略」です。」
GM : フォン「ふむ」
香苗 : 「帝国の軍を「正規軍」と「傭兵部隊」できっぱりと区別してしまうのです。そして、傭兵部隊には街の人間に対して好きに振る舞っていいと自由にさせます。傭兵達は遠慮なく悪逆非道を尽くし、帝国軍への市民の不満はこれ以上なく高まっていきます。一方、正規軍には偵察任務として指定した地域に送り込み、待機させておいた王国軍の勢力に「魔法の杖」を撃たせます」
GM : フォン「・・・そして、帝国の主力部隊を殲滅した、と。」
香苗 : 正規軍は大損害を蒙り、帝国の勢力を大きく減じさせました。さて、それと平行してイワンは街の人間としても潜りこんでいて、街中の民家に市民を集めては決起集会のようなことをしていました。徴用兵たちの振る舞いも手伝って、帝国へのヘイトはストップ高というわけです」
香苗 : 「そして、そこに「我々は帝国を倒す力を手にいれたぞ」と魔法の杖をここでも使ってやれば帝国の要塞を崩すための一大勢力の出来上がりというわけですね」
GM : フォン「成る程・・・そうして、徴用兵を倒して見せれば、イワンの地位はうなぎ登り、か。しかし、そのマジックアイテムの出所は気になるところだな。」
シグマルド : 「あぁ、それはだいたい検討が付いてるぞ」
香苗 : 「ほう?」
GM : フォン「ほう?」
シグマルド : 「ディアナディアっつーマジックアイテムを各地を練り歩いて売ってる商人だ」
GM : フォン「・・・聞いたことがあるな・・・確か、人間の魂を集めて回ってるとセレン嬢から聞いた。成る程・・・人の魂を集めて回るのが目的なら戦争は絶好の機会というわけか。ありがとう、マジックアイテムについてはもう少し調査するとしよう、これは報酬だ」
シグマルド : 「あの女の尻尾を掴もうなんて考えねぇほうが良いぜ。捕まえようとしても空間移動で逃げられるから無駄足だ」
GM : フォン「はいはい、分かったよ。何か分かったら報告するよ」


GM : そして数週間後
GM : フォン「うーむ。君たち」
シグマルド : 「おぉ、久しぶりだな。どうした?」
ロク : 「・・・僕はもうしばらく働きませんよ」
GM : フォン「どうやら、ガウゼンで、行方不明事件が出てるらしいんだよ・・・そして、ガウゼン軍に、君たちの言う杖が何本も配備されてる・・・」
シグマルド : 「大砲の砲身は、どっちに向いてんだ?」
GM : フォン「いやあ・・・とりあえず帝国に向いてるけどね・・・」
シグマルド : 「なら、継続監視で良いんじゃねぇか?」
GM : フォン「・・・どうも、その杖なんだが、人間の魂と交換してるって報告があってね・・・全てDDDの手の内、かな。」
ハイセイ : 「…全く面倒な女だよ。」
シグマルド : 「なんとかして捕まえねぇとな」
GM : 君たちはあの魔女を捕まえようと決意を新たにするのであった。完
シグマルド : お疲れ様でした
ロク : おつかれさまでしたー
ハイセイ : お疲れさん
GM : お疲れ様でしたー
香苗 : おつう