勉強会Vol.1

Last-modified: 2007-02-23 (金) 10:56:13
(文:fujita, 編集: inotch)



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去る2月17日、勉強会を行いました。当日は、あいにく雨模様であったため、予定していた街歩きをキャンセルし、当初の予定を繰り上げ、14時過ぎより開始しました。


肝心の内容ですが、25日にお招きする加藤政洋先生の著作を参考に、新世界・飛田新地・釜ヶ崎等、次回の街歩き候補地とそこを歩く意義について、考え、議論しました。


議論の出発点に据えたのは、「なぜ飛田・釜ヶ崎・山王・新世界といった場所を取り上げるのか?」という根本的な「問い」です。大阪には、メディアで取り上げられるような、「有名で」「魅力的な」場所がいくつもあるように思えます。にもかかわらず、飛田・釜ヶ崎・山王・新世界といった場所をあえて「取り上げ」、「歩く」のはなぜなのでしょうか。この「問い」に対しては、いくつもの「応答」が可能であるように思えます。ゆえに、勉強会参加者各自の実際の経験やイメージと照らし合わせつつ、それについて話し合い、議論しました。

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 その結果、『ミナミの帝王』、スマートボール、通天閣、シャツを街頭で売るホームレスの人についてなど、それぞれの具体的で強烈な「場所」経験が浮上してきました。また、飛田新地については、その「わからなさ」をきっかけに、議論が盛り上がりました。これら具体的な経験と冒頭の「問い」とが、必ずしもうまくリンクしたわけではありません。しかし、今回がqudlic初の本格的な勉強会であることを考慮すれば、以上のような議論は、25日の街歩きへ向けて期待を膨らませる、充実した内容だったと言えるのではないでしょうか。




 その他、公園を事例に「公共性」について考えたり、コンビニが現代社会においていかに重要な位置を占めているのか議論しました。結果、「コンビニ」が次回の勉強会の有力なテーマとして浮上してきました。