中立城塞都市ジェニス

Last-modified: 2009-09-21 (月) 17:46:38

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元々はルキスラ帝国領の国境にある小さな宿場町でしかなかったのだが、街の地下で
発見された魔動機械文明の遺物が発端で、僅か数十年で中立城塞都市へと発展した

昔から街の南外れに佇むル=ロウド寺院のその地下、巧妙に隠された通路の奥にソレ
はあった。外観はありふれた物、何所ででも見受けられる鉄枠で補強された木製の扉
ただしその扉には取っ手がなく、代わりと言うには余りにも歪な『剣』としか形容出
来ない物が扉へと己が刀身をうずめていた。

最初はただの倉庫か何かだと思われた扉であったが、何人がどのようにしようと開く
事はなく、また突き刺さった剣も抜ける気配は一向に無かったという。故に人々はこ
の扉について様々な憶測を語り、あるいは恐れていたのだが、噂を聞きつけた帝都の
魔動機術師によってその謎は解明される事になる。

 

 『曰くその扉は魔動機械文明の遺跡であり、曰く力をもった守りの剣でもあり
  曰く多くの富みをこの街にもたらす、ル=ロウドの贈り物である』

 

そう唱えた魔動機術師こそ、現在この街の評議会最高責任者にして、魔動機術ギルド
“尖塔の鐘”の長ガンツ・ウェルバスその人である。
遺跡発見後、見つけた扉に群がるように集まった探索者達のお陰で街は潤い、人々は
次第にその扉を彼の名を冠しこう呼ぶようになっていった「ウェルバスの魔剣」と

登場セッション

  1. 第50回“ソードワールド2.0”単発セッション
 

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