常闇のイノセント

生態など

分類：竜／亜竜
科属：竜属
種族：ドラゴン種
生息地：瘴気の森
特徴：死後事象竜
言語：
属性：
生態：

設定

ある所にそれは恐ろしい瘴気の立ち込める森に住む龍がいた。
心優しい竜だったが、何しろ瘴気の森に住んでいたので人と会うことも無かった
ところがある時龍は森で一人の赤子の少女を見つける　
この瘴気の元で生きているというのは奇跡的だったが、それ故に
異端とされてとして捨てられてしまったのだろう　龍はその子を育て始めた
そして3つほどになった頃、龍はその子を人里に返してやった
それから十数年後、龍は彼女と再会した。しかし彼女は剣を向けてこう言った
「私は瘴気の元凶であるお前を討伐しにきた」
激闘の末、龍は彼女を殺した。瘴気の森に生きる魔物たちは龍が死ねば生きていけぬ
仕方なかった、という考えが頭をよぎり龍はどうしてか笑いを抑えられなくなった
結局同じだ。人も、魔物も、龍も。何かを壊すことでしか生きていけないのだ
永き時の末、龍は死に森も死んだ。龍の懺悔の精神は死後事象龍に昇華した
彼の名は常闇のイノセント　全ての罪を許し、背負って飛ぶ龍

• 初出
  06/10/14(土)06:28:16 No.7482530

リファイン

■樹神龍イノセント＆聖騎士サクリ■

ある森に肺を満たせばあっという間に命を失う、恐ろしい瘴気を生む龍がいた。
心優しい竜だったが、何しろ瘴気の森に住んでいたので人間と出会うことも無かった。
ところがある時龍は森の入り口付近で一人の赤子を見つけた。
瘴気の中で生きていたのは奇跡であったが、その異端の体質故捨てられてしまったのだろう。
龍はその子を「サクリ」と名づけて育てた。その子は長い白髪に碧眼の美しい少女になった。
しかし龍以外に話す相手もなく、寂しげな様子の彼女を見て
龍は彼女を傍に置くべきでないと判断し、彼女を人里近くまで連れて行き、森の奥に姿を消した。
龍は悲嘆にくれ、その心に呼応するように瘴気は外の世界へ広がり満ちた。
それから十年の後、龍は少女と再び森の奥で出会った。少女の持つ銀の輝きを交えて。
瘴気の森の侵食を止められるのは少女しかいない。国の人々を守れるのはサクリしかいない。
「私の名はサクリ！貴様の討伐の命を受けてきた！」
龍には守らねばならぬ森があった。瘴気の中でしか生きていけない魔物達の住む森があった。
龍と少女の哀しき物語。その結末は――

• 初出
  06/12/02(土)16:07:35 No.8131845

関連項目