盛り塩女房

Last-modified: 2011-10-20 (木) 16:30:50

[添付]

生態など

分類:悪魔/魔神
科属:魔眷属
種族:淫魔種
生息地:
特徴:
言語:
属性:
生態:

設定

目の醒めるような白い肌に純白の薄布を纏った、白髪の中に山羊の角を持つ吸血の女妖
吸血の妖魔ではあるが、どちらかというとブラウニーのような家妖精に近い存在

それは女を未だ知らぬ20才以上の男の寝室に前触れ無く起きる。ベッドの枕元に一握りほどの塩が盛り付けられるのだ
この盛り塩を払って捨てると、その夜の眠りは必ず悪夢に見舞われる
この盛り塩をそのままに寝床に着くと、翌朝には盛り付けられていた塩と同じだけの金貨が置かれる
そしてこの盛り塩を少しでも手に取り舐めたなら、男はベッドに美しい女が腰掛けている事に気が付くだろう
女は何もかもが白く、美しく、そして蠱惑的であった。その白い髪の中から生える双角さえも――
翌朝になって彼が目覚めると、肌を寄せ合い眠りについたはずの女はどこかへ消え失せていた
残されたのは首筋に小さく残された噛み跡と軽い脱力感。そしてサヨナラバイバイ少年時代の哀愁

場末の冒険者酒場ではよく囁かれる、ちょっと大人なお話でした

  • 初出
    06/05/21(日)00:32:26 No.4583104

関連項目