魔人トラタ=ツラタ

Last-modified: 2013-11-02 (土) 01:44:49

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生態など

分類:精霊/悪霊
科属:悪霊属
種族:悪霊種
生息地:
特徴:
言語:
属性:
生態:

設定

まだ人類が登場する以前、地上にはトラタ=ツラタとヤラタ=ツラタの兄弟が暮らしていた。 
兄のトラタ=ツラタは大地を掘り返し、海を汚物で汚し、天に悪臭を撒き散らす悪霊の総大将であった。
弟のヤラタ=ツラタは緑を植え、水を清め、空に光をもたらした善良なる巨人であった。 
ある日、父なる神が二人に問うた。
「汝らは何を以って己とするか」 トラタ=ツラタはブナの幹で作った槍を大地に突き立て、
玄武岩の盾を振りかざして、父なる神に応えた。
「我は力なり」 
一方、ヤラタ=ツラタはコケの衣を身にまとい、雲の冠をかぶり、珊瑚の杖を手に、父なる神に応えた。
「我は恩恵なり」 
その答えを聞いた父なる神は、トラタ=ツラタを持ち上げると、彼の体を石臼で挽き、
その粉をヤラタ=ツラタに与えた。ヤラタ=ツラタがそれを地面にまくと、人類が現れた。 
ちなみにトラタ=ツラタとは「ただれた角」、ヤラタ=ツラタとは「滑らかな角」という意味である。

  • 初出
    06/05/27(土)20:19:51 No.4737945

関連項目