武装弦楽祭

Last-modified: 2013-09-15 (日) 20:58:52

熱き戦いが今、幕を開ける!

吟遊詩人。オープニングムービーにも登場したり、マルディアスの世界中のPUBになぜかいたり、外したい仲間に最後の宣告をしてくれたり、いらない語りを聞かせてくれたりする、あの謎に包まれた人である。

 

ところで彼は何回も曲をせがむと仲間になってくれることがある。何回せがめば仲間になるかはランダムなので、仲間にしたいのに何度話しかけても仲間にならずイライラさせられた人も少なくないだろう。そのくせ他のPUBや町(ウソなど)等、彼が普段出現する場所に入りでもしようものならいつの間にか離脱している不届き者。とにかく育てたくても育てるのが面倒、仲間の数が限られたイベント(アルベルト編・シフ編初期のモンスター退治など)なら要員として入れておくことがあるぐらいで、わざわざ狙わないと戦闘ではほぼ出番のないキャラクターでもある。

 

ステータスはとりたてて言うほど優れたところはないが、LP16は高い部類に入るし、初期BP40%も悪くはない(まあ最大BPが10では大したことないのだが)。HPも140と並。吟遊詩人と名乗るだけあって伝説のクラスの一つである詩人についているものの、必要スキルをすべて満たしているわけではない(と書くといかにも間抜けに見えるが、このゲームでは伝説のクラスや上級クラスについているはずなのになぜか必要スキルを満たしていないキャラは他にも多い)。

 

武装弦楽祭

さて、その吟遊詩人の固定装備である詩人の剣には固有技が存在している。それが今回のタイトルにある武装弦楽祭だ。実際には剣ではなく楽器で演奏しているのだがツッコんではいけない。
この武装弦楽祭は味方全員の能力値(装備による補正も含む)を20%アップしてくれる。この効果はターン経過や味方が戦闘不能になっても元に戻ることはない。ただし吟遊詩人が戦闘不能になってしまうと逆に能力値が50%もダウンしてしまうという欠点も持つ。

 

と、それなりにメリットはあるのだがこの技、基準消費BPが16、EPが4(ただし詩人は長剣Lv1を最初から持っているため実際の消費BPは16より下がる)の上に詩人の剣は鍛冶屋で補強することができないため、使用するのはかなり難しい。あまりいないとは思うが多用したい人は長剣Lvを上げる(消費BPを下げられる)、技をたくさん覚える(消費EPを下げられる)ことで対処しよう。

 

なお一度曲を聞いてもらうとわかるが、その音色はどう聞いてもエレキギターである。まだ電気が実用化されたとは思えないマルディアスにおいて電気の力を用いるとはさすがエロ・・・ゲフンゲフン。

 

わたしは歌っているだけです! 狙わないでください

吟遊詩人を連れてサルーインと戦う際に最も面倒なことは何か。上記のように彼は本来詩人がいる場所に入った途端にパーティから離脱してしまう困り者だが、それ以上に厄介なのはある一定の条件を満たしたのちサルーインの居場所を聞き出せる場所への案内役も彼のみであるということである。そしてその段階に来ると、吟遊詩人は何度話しかけても仲間にならなくなってしまうのだ。それどころかサルーインの居場所を聞き出した後は世界中から姿を消してしまう。

 

何とも厄介な存在だが、実は姿を消したあともたった一回だけ出現させるバグがある。序盤から北エスタミルで行える「ミイラ商人」のイベントをこなしたときだけ、彼は北エスタミルのPUBにたった一度姿を現す。仲間にできるのはこの時をおいて他にない。あとはさんざん仲間から外れた恨みを晴らすべく徹底的にしごいて鍛え上げるなり、煮るなり焼くなり好きにしよう。

 

詩人よ。恨むのなら、そんなバグを残しておいた河津神を恨むのだな。