【もしサガキャラ達がサガ関連の書籍を読んだら】

Last-modified: 2025-11-09 (日) 21:44:50

題名通り。サガキャラ達がサガに関連する書籍を読んだときの反応を見て見ましょう!
例)
(キャラ名)が(書籍名)をやったら
「これ、原作とは違うな。」


RS2

クリームヒルト(アマゾネス)が『漫画版ロマンシング サ・ガ 2』の第3巻を読んだら
クリームヒルト「これが徳間書店から出版された面堂かずきの漫画『ロマンシング サ・ガ2』ね。第3巻の105ページから137ページにわたって、私がまるで最終皇帝女かのように描かれているように見えるわ。この格好は最終皇帝女が纏うはずの衣装に酷似しているし、なぜ私が、この物語の核心部分でそんな役割を与えられているの?」
最終皇帝女「落ち着きなさい、クリームヒルト。まず、冷静に事実に目を向けましょう。あなたが今着ていると認識しているその衣装は、最終皇帝女の正装ではないわ。それはアマゾネスの村の戦士としての正装を、漫画家が強調して描いた結果よ。そして、この漫画が七英雄との戦いに焦点を絞り込んだ『抜粋された歴史』であるという前提を忘れてはいけないわ。」
クリームヒルト「アマゾネスの正装?でも、この作画は最終皇帝の威厳を感じさせるものよ。なぜ、最終皇帝女の衣装と勘違いしてしまうほどに、私の姿を際立たせたのかしら?」
最終皇帝女「ええ、それはこの漫画の最終皇帝が男性として固定されているからよ。私の治世は、漫画ではほぼ省略されている。だからこそ、最終決戦を前にしたこの第3巻で、『最終皇帝』の物語の一部を担う存在として、あなたのような強い個性のキャラクターにスポットが当てられたのよ。私の物語が断片的になった結果、あなたの存在感が相対的に増したのよ。」
クリームヒルト「私の治世が省略されたのは理解できるわ。でも、この『断片的』というのは、具体的にアバロンの継承システムや帝国の内政が描かれていない、という意味でもあるの?」
最終皇帝女「その通りよ。この漫画は『ロマサガ2』の最大の特徴である世代交代のシステムを詳述するのではなく、七英雄という巨悪との対決に物語の焦点を絞っている。そして、最終皇帝に至るまでの長く過酷な戦いの象徴として、あなたのような途中の時代を生き抜き、皇帝に力を貸し続けた戦士を大きく描く必要があったのよ。」
最終皇帝女「あなたの強い個性が、『最終皇帝の戦い』を読者に伝えるための代弁者として機能した。あなたの時代の戦いだけでなく、何世紀にもわたる皇帝たちの労苦を背負う存在としてね。」
クリームヒルト「代弁者…なるほど、私の存在が、何世代にもわたるアバロンの皇帝たちの奮闘を集約的に示す役割を担ったというわけね。単に衣装を誤解しただけではなかったのね。漫画家殿の意図が、ようやく理解できたわ。」
最終皇帝女「その解釈で間違いないわ。小説や漫画といったメディアは、ゲームというプレイヤーの自由度が高い媒体とは異なり、特定の物語ラインを強く押し出す必要がある。この『最終皇帝女の衣装の誤認』は、漫画家があなたの個性的な魅力を最大限に引き出し、最終決戦の重みを演出した結果だと、誇りに思いなさい。」
クリームヒルト「ええ、わかったわ。私の持つアマゾネスの村の戦士としての誇りを、最終皇帝の物語に繋げてくれたことに感謝するわ。これで、この漫画を読むときの視点が変わる。」

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