ダイアロス島がある惑星と、それを取り巻く環境

Last-modified: 2024-02-28 (水) 10:47:28

【考察】 ダイアロス島がある惑星と、それを取り巻く環境

 
  • 1つの 解釈 / 私見 として サポなりに考えてみました
    War Age にいる とある人物から語られる逸話。
    星間航行の果てに 辿り着いた 古代モラ族が、この惑星に 生命を もたらした
    というものです。
    いったい、この惑星は どのような舞台なのでしょうか。
    この惑星を取り巻く環境は どうなっているのでしょうか。
    ゲーム内で見られる現象や 天文学的な事柄を基に、矛盾が生じにくいよう まとめてみました。
  • おことわりと お詫び
    分かりやすいように 心がけたつもりですが…
    天文学的な用語や 理数系な内容が、どうしても 多めになります。
    読みづらかったら ごめんなさい。
  • データの 参考 / 引用 / 計算での利用 について
    今回の考察にあたり、
    根拠 / 裏付け / 推測の手がかり にさせていただいた方々へ…
    ささやかながら、心より御礼申し上げます。
    大まかには、Wikipedia や 天文関係、物理関係や 計算に関するサイトを 参照しました。
    引用元や参照元を 紹介したかったんですが…
    "無断転載を禁じます" のようなところもありまして。
    けれど… それはそれとして、本当に助かりました。
 

名称や用語について

【ご注意】MoE の公式設定では ありません。
  • ダイアロス島のある惑星系について
    太陽系と区別するため、次のように表します。
    便宜上の名称名称が指す内容
    その1その2
    モラ星惑星モラダイアロス島やキ・カ大陸がある惑星
    主星主星モラモラ星にとっての "太陽" にあたる恒星
    衛星モラの衛星夜空に 大きく輝く "月" のような星
    星系モラ星系モラ星や衛星を含む 恒星系
     
  • [補足] 太陽系 / 太陽 / 地球 / 月 という名称について
    上の名称は いずれも、地球がある惑星系 (太陽系) を指します。
    ダイアロス島のある 惑星 / 主星 / 衛星 を呼ぶのには 合いません。
    そこで、いかにも ありそうな、別の名称を考えました。
     

モラ星系 / 惑星モラ (モラ星) / 衛星モラ星 (衛星) の環境

主星モラ (主星)

大まかな 特徴
・ 太陽と似ているが、やや大きく、光が強め
・ 太陽よりも いくらか若い
 

主星と太陽の比較

項目主星モラ太陽備考や特徴など
分類G0型G2V型ほんの白っぽい黄色
半径76.2万 km69.6万 km太陽の 1.1倍
表面積7.30 x10¹² km²6.08 x10¹² km²太陽の 1.2倍
体積1.86 x10¹⁸ km³1.41 x10¹⁸ km³太陽の 1.3倍
質量2.20 x10³⁰1.99 x10³⁰太陽の 1.15倍
密度1.22 g/cm³1.41 g/cm³太陽の 0.86倍
重力261.3 m/s²274 m/s²太陽の 0.95倍、地球の 26.6倍
表面温度6,000 K5,800 K太陽より わずかに高温
光度5.40 x10²⁶ W3.86 x10²⁶ W放射エネルギー量は 太陽の 1.4倍
年齢約 30 億歳約 46 億歳安定期にある
爆発現象 (フレア) が少なめ
主星モラ (主星) と太陽の比較
※ 左が 主星モラで 右が 太陽、大きさは 20億分の1
ほんのわずかに主星モラの方が明るく、色が淡い
 

宇宙から見た 惑星モラ (モラ星)

大まかな 特徴
・ 太陽 ── 火星間 ぐらいの距離を 2年かけて公転する
・ 公転軌道は、ほぼ円形 (ごくわずかな楕円形)
・ モラ星が 主星を 1周すると、モラ暦は 2年 経過する
・ 自転時間は 地球と ほぼ同じ
・ 安定した磁場があり、自転軸は まっすぐ (傾いていない)
・ 地球より 2回りほど大きく、重力は やや弱い
・ 大気と水が豊富で、主星の光を 強めに反射している
 

モラ星の位置と運動

項目惑星モラ地球備考や特徴など
位置約 2億 4千万 km
(第 1 惑星)
約 1億 5千万 km
(第 3 惑星)
太陽――火星間に近い
(太陽――地球間の 1.6倍)
モラ星の外に惑星があるか 不明
自転速度24時間00分23時間57分地球より ほんの少し長い
(閏年がない)
公転周期729.8日365.2日モラ暦の 2年分
離心率0.0210.017地球と ほぼ同じ、円に近い楕円軌道
モラ星系と太陽系の ハビタブル ゾーン*1
※ 左が モラ星系で 右が 太陽系、赤線が モラ星の公転軌道
モラ星は、やや遠めだが程良いところに位置する 太陽系にあったとしたら、モラ星は凍り付くかもしれない
 

モラ星の物理的特性

項目惑星モラ地球備考や特徴など
半径9,600 km6,400 km地球の 1.5倍
表面積11.58 x10⁸ km²5.10 x10⁸ km²地球の 2.2倍
体積3.70 x10¹² km³1.08 x10¹² km³地球の 3.4倍
質量12.60 x 10²⁴ kg5.97 x 10²⁴ kg地球の 2.1倍
密度3.31 kg/cm³5.51 kg/cm³月 (地球の衛星) と同じぐらい
重力9.120 m/s²9.807 m/s²地球の 0.93倍
反射能0.450.36宇宙から見ると 地球より明るい
自転軸1.05度23.4度ほとんど傾いていない
季節の変化がない
磁場の特徴自転軸と一致自転軸と異なる方角と方位磁針の "南北" が ぴったり
惑星モラ (モラ星) と地球の大きさ
※ 左が 惑星モラで 右が 地球、大きさは 2千万分の1
※ モラ星の表面画像は、ケプラー 22b の想像図から
見た目からして、かなり大きさが違う
 

上空から見た 惑星モラ (モラ星)

大まかな 特徴
・ 大気と水が豊富で、主星の光を 強めに反射している
・ 地球よりも 大気が分厚く、気圧も高め
・ 大気成分は 地球と似ているが、水や二酸化炭素が多い
・ 雲が多く、水や大気の流れが活発で 天候が変わりやすい
・ 日差しにより 気温が変わりやすい
・ 表面の 3/4 を海が占め、地球より 陸地の割合が少ない
・ 海は 地球より かなり深い
 

モラ星の大気と地表

※ 大気組成の合計が 100% を超えますが、誤りではありません。

項目惑星モラ地球備考や特徴など
厚み150 km100 km地球の 1.5倍 分厚い
組成窒素 77%
酸素 19%
その他 4%
水蒸気 3%
窒素 78%
酸素 21%
その他 1%
水蒸気 1%
モラ星の "その他" は
二酸化炭素 / アルゴン が多め
地上気圧1,162 hPa1,013 hPa地球より 15% ほど気圧が高い
(重力が弱いので 水銀柱が 95cm を示す)
海の割合地表の 75%地表の 70%今のところ、陸地の割合が少ない
海の深さ平均 5,400 m平均 3,800 m地球よりも 海が深く、広い
惑星モラ (モラ星) と地球の大気組成
※ 外側が 惑星モラで 内側が 地球
※ このほか、水蒸気を モラ星は 3% / 地球は 1% 含む
大まかには似ているが、モラ星の方が"その他"が多め
 

地中から見た 惑星モラ (モラ星)

大まかな 特徴
・ 岩石惑星で、元素構成は 地球と似ている
・ 地殻 / マントル / コア の区別がある
・ 地殻の深部には、氷と岩石の入り混じった層がある
 (この層が あるために、モラ星は 地球より 密度が低い)
・ 鉄でできた 2層のコア や マントルの対流がみられる
・ 深部でできた鉱物は、マントル対流で 地殻へ運ばれる
 

モラ星の組成

項目惑星モラ地球備考や特徴など
地殻大陸部 : 50~60 km
海洋部 : 10 km
大陸部 : 30~40 km
海洋部 : 6~7 km
地球より 2~3割 分厚い
氷と岩石の
混合層
100 km(なし)モラ星の密度の低さの一因に
マントル4,200 km2,900 km惑星が大きい分、分厚い
外核3,200 km2,200 km
内核2,100 km1,300 km
惑星モラ (モラ星) と地球の比較
※ 左が 惑星モラで 右が 地球、大きさは 2千万分の1
地殻はごくわずかで、大半はマントルや核が占める
 

モラの衛星 (衛星) について

  • 謎の多い 天体です
    あまりにも 天体の物理法則から 外れた存在なので…
    ちょっと ぶっ飛んだ設定を 考えました (後述)。
     
大まかな 特徴 (下線部が "おかしい" 部分)
・ 地球の月より とても大きく見える (視直径 8cm ほど)
・ 大きさは 火星なみ、密度は モラ星の 約 1/2
・ モラ星の地表から 約 4万 7千 km しか離れていない
 (モラ星の 中心からだと 5万 6千 km)
・ 大気は 見られないか、目に見えないほど 薄い
表面 1/4 に、月食のような "もや" が周期的に現れる
 (いわゆる "半月~満月" に見える現象)
必ず、主星の反対側に 位置する (公転していない)
必ず、同じ面を モラ星に向ける (自転していない)
 

衛星のデータ

敢えて 月と比べています (身近に感じやすい……かな?)。
この考察では、衛星は 火星と同じ大きさに なっています。

項目衛星モラ備考や特徴など
距離5万 6千 km38万 4千 km月 ―― 地球間の 約 1/7 (14%)
半径3,400 km1,750 km月の 2倍
火星と同じ
表面積1億 4,500万 km²3,800万 km²月の 4倍、火星と同じ
体積1,640億 km³219億 km³月の 7.45倍、火星と同じ
質量27.11 x10²² kg7.36 x10²² kg月の 3.7倍
火星 (64.17 x10²² kg) の 42 %
密度1.65 g/cm³3.34 g/cm³月の 49%
冥王星の衛星 カロンと同じ
重力1.56 m/s²1.62 m/s²月の 96%
火星 (3.71 m/s²) の 42 %
地球 (9.80 m/s²) の 16 %
衛星と月の大きさ
※ 衛星モラ の画像は 月を回転させたもの。大きさは 2千万分の1
左が衛星、右が月
惑星と衛星の距離
※ 上が モラ星 ── 衛星 間、下が 地球 ── 月 間
※ 惑星と衛星の大きさは 2億分の1、距離は 3億分の1
上がモラ星と衛星の間、右が地球と月の間
衛星モラは とても大きく見える…

このような見え方から 推測しました
 

衛星に まつわる謎

・ 自転 / 公転していないのは なぜ?
・ モラ星へ 墜落しないのは なぜ?
・ もやが 現れるのは なぜ?
 

サポが考えた、衛星モラの トンデモ設定

衛星は 古代モラ族が 打ち上げた "人工天体"?
 
  • ありそうな 目的
    環境づくり (テラ フォーミング) のため
    大気や水を循環させるため、潮汐力*2を起こす装置として 浮かべた?
  • 具体的には… こんな感じ?
    1. 主星モラと 真反対の位置に 固定している
      モラ星の自転軸が ぶれないようにしている
    2. 月食の影 に見える部分は、衛星の位置を整えるための 暗黒ガス
      暗黒ガスを 振り子のように移動させて、釣り合いを取っている
       

※ くどいようですが、あくまで "トンデモ理論" として考えたので、ご了承を…。

 

残されたナゾ

  • 南の空に見える 動かない星は、主星の伴星 (モラB)?
    そう仮定すれば…
    ケプラーの第3法則*3の 数値 (1.025) が 主星の質量 (1.15) より少ない (0.125) のを説明できる?
    今後、さらに考察を進めていく見通しです。

組み立てた根拠や 考察の過程、あれこれ

ダイアロス島で見られる さまざまな事柄から 組み立てていきました。

  • サポは 理数系が苦手なので、ご容赦を…
    いろいろ かき集めてきたので、かみ合わない部分が多いと思います (汗)
    "こういう見方もできるのかー" ぐらいに 見守ってくだされば さいわいです。

モラ星について

閏年がない

→ モラ星の自転時間は 地球と ほぼ同じだが、ほんのわずかに遅い

主星の 見かけの大きさが 変わらない

→ モラ星 の公転軌道は 円形に近い

季節変化が ほとんどなく、主星の軌道が 年中 同じ

→ モラ星 の公転軌道は 円形に近い
→ モラ星は 自転軸が 傾いていない

方位磁針が使える

→ 磁場がある
→ 放射線から 生命を守れる

磁石が指す "北 (磁北)" と 実際の "真北 (極北)" が 重なる

→ モラ星は 自転軸が 傾いていない

雲が多く、曇ると すぐに雪や雨が降る

→ 水や水蒸気が豊富
→ 大気や水の循環が盛ん
→ 日差しが届かないと 気温が下がりやすい
→ 主星の光が反射されやすい
→ あまり反射すると、平均気温が下がりすぎてしまう
→ 反射能 (アルベド) は、0.45 ぐらい?
※ 地球が 約 0.36

雨や雪の後、水が溜まったり 雪が積もったりしない

→ 水蒸気や 二酸化炭素による 温室効果が働き、あまり冷えない (水が蒸発しやすい)
→ 海の割合が多い
→ 地殻にも 水が豊富に混ざっている (海だけでは 水の量が足りない)
→ モラ星は 大きさの割に 重力が弱い (密度が下がるため)

主星や衛星が 空高く昇る

→ ダイアロス島は 赤道に近い 南半球にある

ダイアロス島には (赤道に近いはずなのに) 雪が降る

→ 反射能が高いため、モラ星の地表に届く日差しは 地球より弱め

熱帯で育つ 作物が見られる (サトウキビ / バナナ など)

→ モラ星に 降り注ぐ日差しや 日照時間は、地球と同じぐらい
※ ただし、表面へ届くまでに かなり反射される
→ 温室効果や 地面からの輻射熱で、気温が保たれている
→ モラ星は 主星から遠い… と考えるのが自然

ケプラーの第3法則より

→ 太陽──火星間 (平均 2億2800万 km) より 少し遠い (2億4千万 km) ぐらい
→ 恒星風の影響を 受けにくく、生命が安定して存在しやすい
→ 主星の光が強ければ、ハビタブルゾーンにモラ星が収まる
→ 生命を育む環境として、主星は 太陽と似た 穏やかな恒星と考える
→ モラ暦の "1年間" が、実は "半周" とすれば、つじつまが合う

距離と公転周期の整合性を見る

ケプラーの第3法則より、

[計算式]距離の3乗 / 公転周期の2乗 = 主星の質量

らしい。
これを当てはめると、

[代入結果]4.10 (1.6³) / 4.0 (2.0) / = 1.025
[結論]主星が 少し重たい (1.15倍) が、およそ当てはまる

※ モラ星から見えない 大きめの 外惑星 / 伴星 が あるかもしれない?

 

主星について

色合いが太陽と同じで、朝焼けや夕焼けがある

→ 主星は 太陽と似ていて、安定していると考えるのが自然
→ 光が強いということは、太陽より わずかに大きい
→ 質量が大きすぎると F型になって 寿命が短くなる
→ ぎりぎり G型に収まる範囲で質量を考える
→ 放射するエネルギーが多め (太陽の 1.4倍)
→ 太陽より 少し大きい (1.2倍)
→ 質量は、金属量が多いので 少し重め (1.15倍)
→ スペクトル分類でいう G0 辺り?

実在する恒星と比べてみる

主星を設定した後、似たような星が実在しているのを たまたま見つけて 驚きました!

 
[参考]かみのけ座β星 と 主星モラ が似ている
 
項目主星モラかみのけ座
β星
備考や特徴など
半径1.10 R1.19 Rかみのけ座β星が大きめ
質量1.15 M1.05 M主星モラの方が重たい
分類G0F9.5V
(G0 とも)
黄色いが少し白っぽい
光度1.40 L1.42 L同じぐらい明るい
表面温度6,000 K6,000 K同じ
年齢30 億歳1.7-4.4 億歳主星モラの方が長い
 

モラ星の空と海と大地について

青空が見られ、色合いが太陽と同じで、朝焼け / 夕焼けがある

→ 大気の組成は地球と似ている
→ 温室効果や 水が豊富という前提で考えると…
→ 窒素 75%、酸素 20%、その他 (二酸化炭素や水蒸気など) 5%
→ モラ星は 水が多めで 表面に海が多いので、地球より密度が低い (月と同じぐらい)

落下速度が遅く、3m までは 落ちても無事、落下ダメージが小さい

→ 地球よりも 大きく、重力は弱め
→ 地球と比べて 半径 1.5倍、質量 2.1倍、密度 3.31 kg/cm³、重力 0.93倍
※ 地球は 5.52 kg/cm³、月は 3.34 kg/cm³
→ 空気抵抗が強く、窒素や水蒸気が多い
→ 大気が濃く (厚み 150km)、気圧が高め (1,162hPa)
※ 地球の大気は厚さ 100km、地上気圧は 1,013hPa。
→ 温室効果により 気候が安定しやすい

建物の天井が高い (家でも 6メートル ある)

→ 地球よりも 大きく (1.5倍)、重力は弱め (0.93G)

キ・カ大陸の存在、ダイアロス島も "辺境の島" にしては 大きい

→ 表面積が大きければ、陸地の割合が少なくても 広い土地がある

潮騒が聞こえるが、あまり波は立たず、干満の差がない

→ モラ星に働く 潮汐力は 地球よりも弱い
→ 大気や海の対流を促すぐらいの力は働く (生命の進化を促す)

地球と同じ元素や物質が取れ、鉱脈が至る所に露出している

→ モラ星は 岩石惑星
→ 組成や元素構成は 地球と似ている
→ 磁場があるので、コアやマントルの対流がある (ダイナモ効果)
→ 深部での鉱物生成が盛んで、マントル対流により運ばれている

 

モラ星の "動植物"

巨大な生き物が 多く、PC 4種族も 大柄なのが多い

→ 気温が下がりやすい
→ 体が凍えないよう 生物は大型化しやすい

雪が降っても、オレンジ / もち米 が採れる (エルビン渓谷)

→ 日差しは強く、太陽と似た性質の光 (光合成がしやすい)
→ 地面からの輻射熱 で作物が育ちやすい
→ 大気による温室効果 で作物が育ちやすい
→ 大気の対流 で作物が育ちやすい

 

モラ星系について

明けの明星 / 宵の明星 のような 天体 (内惑星) が見られない

→ モラ星は、モラ星系の 第1惑星

火星 / 木星 / 土星 のように動く天体 (外惑星) が見られない

→ 外惑星は存在しないか、あっても 遠い / 小さい
→ ケプラーの第3法則 と、主星の質量の ズレ (1.15 - 1.025 = 0.125) から…
→ モラ星の他に、赤色矮星 (太陽質量の 12.5%) が、主星の連星として 回っている?
→ 主星と 連星系をつくる 赤色矮星 (伴星モラ / モラB) が あるとして…
※ 数値は、"主星 (カッコ内は太陽)" との比較です。

分類質量半径光度表面温度
M6V10.4%
(12%)
15.5%
(17%)
0.11%
(0.15%)
2,700K

→ 南の空に見える 動かない星が それ?

自転と公転の周期が異なる

→ 潮汐固定が起きていない (自転が 公転よりも はるかに速い)
→ モラ星系は 比較的 若い (主星の年齢は 30億歳とか?)

太陽系と ハビタブルゾーンを比べる
 
[条件]分類 G型 / 光度 1.4L / 距離 1.6AU / 離心率 0.01

で計算すると、

[結果]H Zone 0.996AU - 1.972AU
[結論]モラ星は ハビタブルゾーンの やや外寄りに位置する。

※ 太陽系の地球は、ハビタブル ゾーンの かなり内側

 

衛星モラについて

縁が ぼやけたりせず、くっきり見える

→ 衛星に 大気はないか、あっても非常に薄い

主星と必ず 真反対から 上り、沈む

→ 衛星は 必ず、主星と反対側に 位置する

モラ星の 潮の満ち引きが見られず、波が穏やか

→ 衛星の重力は小さいか、大潮の状態で固定されている

満ち欠けが、いわゆる 半月~満月 を繰り返す (月蝕の影に近い)

→ 衛星の 約 1/4 の領域が、定期的に 曇る?

主星より 大きく見える (満月の 視直径 5mm より とても大きい)

→ 衛星は、モラ星に 極めて近い

衛星は PC の顔の長さ (24cm として) の 1/3 ぐらい (8 cm) に見える

→ 80 / 5 = 16倍 (満月の 16倍 大きく見える)
→ 実物の月は、38万 4,400 km - 6,400 km (地球の半径) = 37万 8千 km の距離を隔てて見ている

月と同じ大きさだとすると…
[計算]37万 8千 km / 16 = 2万 3,600 km

さすがに近すぎる… もっと離さないと。

衛星が 月の 約 2倍とすれば、離れても良い

半径 3,400 km、火星と同じ)ぐらい

[計算]2万 3,600 x2 = 4万 7,200 km (見た目の大きさに基づく距離)
これに モラ星の半径 を加えると…
[計算]4万 7,200 + 9,600 = 5万 6,800 km

丸めて 5万 6千 km とする。

潮汐力との絡みで、質量をなるべく小さくしないと…

→ 密度を モラ星の半分にする (1.65 g/cm³) と 良さそう?

ロッシュの限界 (近すぎて 壊される距離) との兼ね合いは?

→ 密度が モラ星 と同じと考えると?

[計算結果]約 2万 3,300 km (衛星が流体で構成されている)
[計算結果]約 1万 2千 km (衛星が個体で構成されている)

→ 問題なさそう。

衛星の密度 / 体積 / 表面積 / 質量 / 重力を設定してみる

半径が 3,400 km
密度は モラ星の 1/2 で 1.65 g/cm³ (冥王星の衛星 カロンと同じ)
これを手がかりに設定すると…
→ 体積は 1.64 x10¹¹ km³ (火星と同じ)
→ 表面積は 1.44 x10⁸ km² (火星と同じ)
→ 質量は 2.711 x10²³ kg で、火星 (6.417 x10²³ kg) の 42 %
→ 重力は 1.56 m/s² で、火星 (3.71 m/s²) の 42 %、地球の 1/6 (月と ほぼ同じ)

 

衛星に関する トンデモ理論

その1 : 衛星は モラ星の外側を公転する 準惑星?

密度が低く、摂動で大きく ふらついている?
※ 海綿状の空洞惑星だったりして。
→ ケプラーの第3法則から考えると、モラ星と同じ公転角度で、より外側を回る準惑星…は 考えにくい。
→ それが 自転していないことを 説明できない。

その2 : 衛星は テラ フォーミング のための 人工天体?

主星モラだけだと、海が かき混ぜられず、潮汐固定が起きてしまう
→ 1日がとても長くなる
→ 生命の維持・進化が難しくなる
→ モラ星の自転を維持し、潮汐力を変化させるために、敢えて主星モラと 真反対の位置に 固定されている?
→ 黒いもやは、衛星を固定するために 外力を打ち消す 暗黒ガス?
→ いくらかの質量を 一定周期で 振り子のように移動させて、釣り合いを取っている?

[おまけ] 潮汐力 (星を引っ張り合う力) を計算してみる

おおよそ 質量 / 距離の3乗 らしい。
→ 地球が受ける潮汐力

[計算]太陽から : 2.0 x10³⁰ / (1.5 x10¹¹)³ = 5.9 x10⁻⁴
[計算]月から : 7.3 x10²² / (3.8 x10⁸)³ = 1.3 x10⁻³

※ 地球が受ける潮汐力は、太陽 : 月 = 1 : 2
→ モラ星が受ける潮汐力

[計算]主星から : 2.2 x10³⁰ [kg] / (2.4 x10¹¹)³ [m] = 1.59 x10⁻⁴ (地球が 太陽から受ける力の 0.27倍)
[計算]衛星から : 27.11 x10²² [kg] / (5.6 x10⁷)³ [m] = 15.44 x10⁻³ (地球が 月から受ける潮汐力の 12倍)

※ モラ星が受ける 潮汐力は、主星 : 衛星 = 1 : 9.7

 

おわりに

お気づきの方へ… お願いします

つたない考察、つぎはぎだらけの内容なので。
矛盾点や 足りない点、見落とした事柄が 多いと思いますが…

 

くれぐれも、
"ここが おかしい" "それは 現実的じゃない"
のような、単なる 批判 / 指摘 は ご容赦ください。

 

"こうすると、より 話が合うよ~" "こういうのは どうかな?"
と 提案をいただけると、とても嬉しいです。

 

サポは サポなりに、とても楽しんで この記事を書きました。
だから、水を差されたくないんです。
我がままとは承知してますが、ご理解のほど よろしくお願いします。

 

サポの思い : もともと 天文関係が 好きなんです

MoE を遊ぶ中で、時々、
"MoE の "世界" って、どう成り立っているのかな?"
と思うことがありました。

 

そして、とある NPC のセリフから、
"いつか ちゃんと 記事にまとめよう"
と 思い立ちました。

 

考察を進めていくのは、悩ましくもあり、楽しくもありました。
調べていく中で 新しく知ったり 分かったりするのが嬉しくて。
いくつもの事柄が 思いがけず繋がった時は、小躍りしたりして。
一方で、話が噛み合わなくなった時は 頭を抱えて。
けれど… そうして取り組む作業は、とても充実してました♪

 

今回、こうして、曲がりなりにも 私見をまとめられたこと。
本当に… 言葉にできない思いで いっぱいです。

 

この記事を ご覧くださり、本当に ありがとうございました!
ご覧になった あなたが、少しでも 楽しめていたら 本当に嬉しいです!

 

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  • 感想・提案・MoEにまつわる雑談、大歓迎です!
    "MoE あるある" ネタは サポの大好物です。
    ただ、煽り・荒らし・MoEと無関係な話は ごかんべんを…。
  • ちょちょちょちょ!スカルナイトカーズの*リベンジガードで跳ね返せる!?知らへんかった@@て事は666ダメージ与えられちゃう???これは黒バハ復帰の楽しみが増えたわ! -- ラハブD? 2020-01-10 (金) 23:41:46
  • MoE Wikiで 見つけたので、抜粋してきました。もし、跳ね返せなかったらごめんなさい (^^; -- サポ? 2020-01-11 (土) 09:39:38
  • あるある (OO; -- バゥ? 2020-02-08 (土) 16:37:49
  • 黒炭でおこずかい稼げました (^-^ -- おひや? 2020-04-11 (土) 15:14:56
  • よかったよかった♪ -- サポ? 2020-04-11 (土) 16:18:10
  • 弾や矢などを掲載いただけると助かります -- フラウ? 2020-07-11 (土) 10:40:57
  • リクエストありがとうございます。少しずつ追加してみますね。 -- サポ? 2020-07-12 (日) 16:52:01
  • 銃器の弾を追加しました。 -- サポ? 2020-07-14 (火) 09:45:07
  • 矢 各種を追加しました。なお、索引からのリンクは、後日 より詳しく分けるつもりです。 -- サポ? 2020-07-14 (火) 21:17:48
  • デイリークエスト 生産編 の内容が 差し変わっていたので、書き戻しました。 -- サポ? 2020-12-11 (金) 09:56:44
  • このコメントを書き込んだ時点で、ページ内リンクが すべてのページで切れているのを確認しています。ご不便をおかけします。 -- サポ? 2021-04-02 (金) 19:01:57
  • ↑ 復旧したそうです。管理者さまに 感謝! -- サポ? 2021-04-02 (金) 20:34:53
  • 索引が膨大になったので、数ページに分割しました。
    アンカーやレイアウトをちょくちょく手直しすると思います。
    挙動がおかしかったらごめんなさい。 -- サポ? 2022-02-02 (水) 15:04:26
  •  ↑ 索引の再構築が、ひとまず終わりました。
    ただ、サポは見落としやすいので、アンカーのミスや文字の大きさ、レイアウトなどでいくらか乱れがあるかもしれません。
    気付き次第、少しずつ直していきます。 -- サポ? 2022-02-02 (水) 18:05:37
  • 生産関連を軽くするため、作り替えています。
    親子構造にしていく関係で、新しいページが乱立してしまいますが、ご了承ください。 -- サポ? 2022-04-03 (日) 10:24:30
  • ↑ #include構文の上限を避けるため試行錯誤せざるを得ないので… (^^; -- サポ? 2022-04-03 (日) 10:26:13
  • ひとまず 生産関連の親ページを整えました。 -- サポ? 2022-04-03 (日) 17:41:49
  • ページの内容を分散するため、記事の索引(気まぐれ日記)を分割し、#include 構文で入れ子構造にしました。
    不具合があれば、お知らせいただければさいわいです。 -- サポ? 2022-05-04 (水) 17:21:02
  • ジョーにブランクノアピースを渡しても書き込んでくれない・・・何が悪いんだろ(カーレイなので、CPとか条件ないはずだし) -- 2022-05-05 (木) 17:44:19
  • ↑あ、勘違い。書き込まれてました。(てっきり、「カーレイ」の名前で書きこまれているものと思い込んでました)失礼しました。 -- 2022-05-05 (木) 17:51:02
  • ↑ 解決できてよかった♪ -- サポ? 2022-05-06 (金) 19:42:43
  • ベーコンポテトパイ は ベーコン ポテトパイに名前を変えています。
    お騒がせしますが、ご了承ください。 -- サポ? 2022-05-07 (土) 13:19:32
  • ダイアロス博物館のクエ/ネオク高原竜の墓場入口は、眼鏡橋の「西側」ではなく「一番東(北東)側(ラングからみて一番手前)」をくぐって~、ではないでしょうか? 西側でちょっと彷徨いました (^^) -- PH? 2022-05-22 (日) 05:48:09
  • ご指摘ありがとうございます。直しておきますねー -- サポ? 2022-05-22 (日) 18:17:53
  • アンチマクロってここまで解明されてたんだ、、、とても参考になりました。まとめありがとうございます!そして解明した先達の皆さんありがとう! -- 2022-07-23 (土) 03:07:10
  • ↑ コメントありがとうございます (^^)
    本当に おっしゃるとおりで、先人たちには 頭が下がりますねー♪ -- サポ? 2022-07-23 (土) 08:25:03
  • アセットやハウスキットを中心に、作成メモのリファインをおこなってます。
    古いものから少しずつ、進めていく見通しです。 -- サポ? 2022-10-08 (土) 08:08:00
  • いまだによくわからんのだが、イリュージョンシールドの仕組みってどうなってるんじゃろ? -- レイアキラー? 2022-11-02 (水) 15:18:15
  • ↑ 幻影なのに 実体のある魔法ってのが なかなかですねー
     どう解釈したものかしら… 少し考えてみますかねぇ… -- サポ? 2022-11-03 (木) 07:18:37
  • リアル多用に付き、なかなか記事を追加・更新できずにいます。
    申し訳ないです。 -- サポ? 2023-02-26 (日) 09:31:02
  • 来てみましたん。ちょくちょく閲覧させていただきます(๑•̀ㅂ•́)و✧ -- アンヘドゥア? 2024-02-25 (日) 11:46:54
  • ありがとうございます (^^)
    お役に立てれば幸いです~ -- サポ? 2024-02-28 (水) 10:47:28



 

*1 液体の水が 存在できる領域
*2 潮の満ち引きを起こす力、天体が 別の天体を 引き寄せる力
*3 距離の3乗 / 公転周期の2乗 = 主星の質量 …のようです。