鉄騎皇国の戦争初期の動向

Last-modified: 2011-09-10 (土) 11:43:59

鉄騎皇国の戦争初期の動向1/2


継承戦争開戦当初、圧倒的な物量を誇るランス帝国に対しローランド-イスト連合は不利な状況であった
戦力差を少しでも埋めるために外部の力を求めるのは間違った判断では無かっただろう
多くの傭兵達が勝ち馬に乗ろうとランス帝国に与する中、その巨大な傭兵集団は未だ傍観していた
数年前に突如現れ、気違い染みた旗を掲げる国――鉄騎皇国である
未だ実力を把握出来ない存在を戦力として数えるのは危うい行為だったが、背に腹は代えられまい
しかして、僅かな契約期間――標準時間で3ヶ月程度――の間に鉄騎皇国は目覚しい戦果を上げた
彼らの有する兵器・兵士は共に強力で、明らかな数の不利を簡単にひっくり返してのけたのだ
ランス帝国による病院船撃墜事件により蘇芳国も戦線へ参加し、勝利は遠くないかと思われた
が、直後に契約期間が終了。打診された契約の更新を受け付けず、鉄騎皇国は再び独立する
11/09/09(金)19:37:38 No.7061308

鉄騎皇国の戦争初期の動向2/2


その後、三国同盟は連携してランス帝国と対等かそれ以上に渡り合うだけの戦いぶりを見せる
戦況は膠着しつつも、巨大故に動きが鈍い帝国が徐々に押される形へと推移していった
このままであれば、決着も時間の問題である。ある地方紙がそう報道したその日
鉄騎帝国は、再び参戦した。今度は帝国の僚友として、三国同盟に殴りかかった
中にはかつて肩を並べ共に戦った者もいたが、鉄騎皇国は構わずに蹂躙を開始した
そして戦況は開戦当初へと戻り、更にランス帝国は本格的に戦うための準備を終えてしまった
巨大な鹿が一度走りだせば、もはや止められる者はいないだろう
争いが本格化する中で、鉄騎皇国は帝国との契約を終え独立する
もはや誰もが気づいている。彼らの旗は本物だ。本当に殺し合いがしたいだけなのだ
次なる契約先は――
11/09/09(金)19:38:19 No.7061314

関連事項 鉄騎皇国 ; デブルー朝ランス帝国 ; ローランド王国 ; 蘇芳国