11/05/13(金)20:22:49 No.6561413 del
■石燕町■
やまび子
山の中腹に一人で住んでいる妖怪
人間の七歳前後の女児のような背格好で大きな目がかわいい
短丈の着物とぞうり姿、手には自然素材でできたメガホンのようなものを持っている
人がやまび子がいる山に大声をかけると、非常に似た声真似で言葉を跳ね返してくる
だが早口言葉と難解な言葉をかけると途中で噛んでしまうので、石燕町の住人はやまび子レベルの言葉を声をかけてあげている
あまりに声真似がうまいので、ラジオエアジョッキーなどの声が仕事の大人が急病の際にはピンチヒッターを頼まれる
が、やはり内容は子供の稚拙な言葉だがそれがまたかわいいとピンチヒッターを密かに楽しみにしているファンもいる
たまに声をかけていないのに「遊ぼうよー」や「寂しいよー」など聞こえる時もあるので、その時は山におやつ持参で遊びに行ってあげよう
■石燕町■
やまぼ子
雨上がりに山道を散策していると、濡れた地面に円柱型の数センチ程の
深さの縦穴が道端に複数あるのを見かける
ぼこぼこと続いているそれは、やまぼ子という妖怪の仕業だという噂だが
実はやまび子がお気に入りの竹馬で歩いた跡である
