なんつってギター術・ヱレキ篇?

Last-modified: 2012-02-19 (日) 00:46:37
Write:Sarutahiko.
 前回はノリと勢いであの駄文を書き切ってしまいました。Sarutahiko.です。この度HNの表記を変えました。今回は、如何にもコラム然として、ギターのサウンドセッティングなんか書いてみようかと思います。

 さて、エレキを鳴らすには、アンプが必要です。スピーカーにダイレクトインしても、鳴らなかったり鳴っても蚊の泣くようなノイズにしかなりません。というのは、ギターのピックアップは出力が小さいので、アンプで増幅してやらないといかんわけです。で、いざアンプを買おうとするわけですが、でかい。重い。かさばる。狭い日本の住宅事情にはなかなか厳しいモノがあります。というわけで、ここで幾つかアンプのコンパクトなセッティングをご紹介しますので、参考にしてみて下さい。

①VOX amPlug
nolink
 普段エフェクターを繋がなかったり、ヘッドフォンで練習する人にお薦めします。これはヘッドフォンアンプと呼ばれるもので、その名の通りヘッドフォンやスピーカーに出力できる小さなアンプです。ジャックに差し込むだけなのでスペースをとりません。種類も豊富で4000円程度ですので使い勝手も上々です。
 肝心の音ですが、ヘッドフォンアンプにありがちな粗いノイズも少なく、音粒の潰れないしっかりした音が出ます。但、普段Distortionやゲイン最大で歪ませている人(最近の曲にありがち)には、幾分歪みがマイルドに(歪みにくく)感じるかも知れません。そういう場合は、Toneを絞ってゲインを上げると少し歪みが増したように感じます(裏技)。因みに上記写真の“Twin”は、クセのないかわいた(枯れたとはまたニュアンスの異なる、ドライな)歪み方をします。
VOX amPlugのHPはこちら

②YAMAHA THR
 最初見たときコレがどう見ても自動車のラジエーターにしか見えず、YAMAHAが自動車産業に参入したんだと思っていました(笑
 実機はYAMAHAの家庭用アンプという位置づけで、ゲイン(Overdrive)に加えてリバーブ等の空間系エフェクターも内蔵している為、エフェクター無くして幅広い音作りが楽しめそうです(小生は店頭で見ただけで、まだ実際に弾いたことが無い)。AUX IN端子もついているので、音楽を流しながら練習したり、音楽のみプレーヤーとして使用することも出来ます。
YAMAHA THRのHPはこちら

③アンプヘッド
 どういうことかと言いますと、所謂普通の(皆さんご存知の)はアンプリファイア(増幅器+エフェクト)とスピーカーが一体になっています。アンプヘッドとはこのアンプとスピーカーをセパレートしたもので、スピーカーキャビネットを接続して使います。が、ヘッドフォン出力やライン出力がついているものもあるので、アンプヘッドだけ取り敢えず購入して、というのもありです。

 
 

 ということで、以上3つほど紹介してみました。どれがいいというのは個人の好みですが、僕はヤマハのTHRをおすすめします。コンパクトなサイズである程度の機能が充実しているものは少ないですからね(ふぅ、ここまで書けば勢いで終わらせたなとは言われまい)。ただ、大きな音が出るアンプほど、一番イイ音はアンプの出力を最大に近づけた時というのはありますのでよく考えてくださいね。これとまったく逆の考え方が小田急のロマンスカーです。どういうことかと言いますと、走行音を静かにして快適な車内空間をつくるため、わざと高出力のモーターを搭載して中くらいの出力で走るんです。すると最大出力に近くなると発生する、いわゆる馬力の唸り(騒音)が出ないので走行音に影響しないという考え方です。家の中に馬鹿でかいマーシャルアンプ積み上げてちっちゃな音でじゃかじゃかやるのはそういうことですからね!
 まぁ、ぶっちゃけamPlugでもかなりの音量が出ますしギターを近づければハウります(実はまさかハウるまいとか思ってスピーカーでこれやったら見事にハウって親にうるさいと怒られました)。