妹ヒートその17

Last-modified: 2013-08-14 (水) 23:20:41

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バレンタイン編

兄「ただいまぁ…あー重たい」
女「おかえり兄ぃぃぃぃぃ!!待ってたぞぉぉぉぉ!!」
兄「悪いな遅くなっちゃって、雨も降ってくるし最悪だよもう」
女「そんな事より兄!!そ、その紙袋はまさか!!」
兄「ん、あぁ~、会社の女の子達から貰ったんだけど…」
女「むぅぅぅぅ!!」
兄「むくれるなって、ただの義理だよ義理」
女「まぁいい!!私も作ってあるんだぁぁぁぁ!!」
兄「お、手作りか…ありがとなって何で二つ?」
女「一つは日頃お世話になってる兄として!!もう一つは私の愛する男の人に対してだぁぁぁ!!」
兄「律儀な奴…」
女「兄ぃぃぃ!!早く食べて食べてぇぇぇ!!」
兄「そうだな、ついでにコーヒーでも淹れてくるか」

兄「はいよ、砂糖とミルク入りでいいよな」
女「ありがとぉぉぉ!!さぁ食べてくれぇぇぇぇ!!」
兄「はいはい、頂きます」
女「ど…どうだぁぁぁ!?」
兄「うん、そんなに甘くないし中々美味い、腕上げたな」
女「そ、そうだろ!?頑張ったんだぞぉぉぉぉ!!」
兄「おう、ありがとな、お前に貰ったのが一番嬉しいよ」
女「ホ、ホントか!?そう言ってくれると私も嬉しいぞぉぉぉぉ!!」
兄「えぇい抱き付こうとしてくんなっての、それよりほら、女も食べよ」
女「え、で、でもバレンタインは男の人にチョコをあげる日で…!!」
兄「涎垂らしながら言っても説得力ないな…それに二人で食った方が美味いぞ、な?」
女「うっ…そ、それじゃあ私も食べるぅぅぅぅぅ!!」
兄「流石に俺一人だと量あるしな、ほれ」
女「んー!!我ながら良く出来てるじゃないかぁぁぁ!!うめぇぇぇ!!」

兄「ふぅ、ごちそうさん、美味かったぞ」
女「お粗末様だぁぁぁぁ!!と、ところで兄!!」
兄「ん?」
女「ホワイトデーのお返しには兄のホワイト的なモノが欲しいんだが!!」
兄「待て落ち着け、言ってる事がおっさんだぞお前」

おまけ
兄「さて、会社の子達から貰ったチョコはどうするか…」
女「そんなメス豚共のチョコなんか兄がコーヒー淹れてる間に私が全部食ったぞ!!」
兄「ちょ、紙袋一杯にあったはずだが…そんなに食ったなら今日は飯作らなくてもいいか…」
女「何言ってんだぁぁぁぁ!!ご飯は食べるに決まってるだろぉぉぉ!!」
兄「バカな…どうなってんだお前の胃袋は…」

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雪の無い冬編

TV『――明日は雲の多い一日ですが雨の降る心配はなさそうです。それでは今週一週間の天気予報は…』
女「むっ…!!ぬぅぅぅぅぅ…!!」
兄「どうした、熱心に天気予報なんか見て」
女「あ!兄ぃぃぃ!!いやな、雪とか降らないかなぁと思ってな!!」
兄「んー、今年は暖冬だからなぁ、ここいらは雪は降らないんじゃないか?」
女「むぅぅぅぅ…そうなのかぁぁぁぁぁ…」
兄「雪なんて冷たいし交通の邪魔だし、良い事じゃないか」
女「そうかもしれないけどさ…毎年兄と雪だるま作るのが冬の楽しみだったのにぃぃぃぃ!!」
兄「何だかんだで毎年作ってたっけなそういや、今年は無しだなぁ」
女「うぅぅぅぅぅ、残念だぁぁぁぁぁ…」
兄「…」

女「ごっちそうさまでしたぁぁぁぁ!!」
兄「はいお粗末さん、綺麗に食ったなぁ」
女「こんな美味しい物残せるわけないだろぉぉぉぉぉ!!」
兄「よしよし良い子だな、それじゃ今日はご褒美にデザートでも出すか」
女「おぉ!!マジか兄ぃぃぃぃ!!太っ腹ぁぁぁぁぁ!!」
兄「まぁたまにはな…はいどうぞ、お姫様」
女「お!?おぉ!?すげぇぇぇぇぇぇ何だこれぇぇぇぇぇ!!」
兄「バニラアイスで模ったミニチュア雪だるまだ、作るの苦労したんだぞ」
女「も、もしかしてさっきの私の言葉聞いて!?」
兄「まーな、本物の雪だるまは無理だからこれで我慢してくれな」
女「う、嬉しい…嬉しいぞ兄ぃぃぃぃぃぃ!!大好きだぁぁぁぁぁ!!」
兄「あーはいはいわかったわかった、アツくなるのはいいけど雪だるま溶けてるぞ」
女「あぁぁぁぁ!!しまったぁぁぁぁぁ!!溶けちゃだめぇぇぇぇぇぇぇ!!」
兄「ふーふーして冷ましなさいふーふーして」
女「ふー!ふー!」

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  • おまけ
    女「うぅぅぅぅ…お腹いたぁぁぁぁぁい!」
    兄「いや、何ていうかスマン、これは予想外だった、まさかアイス食いすぎで腹壊すとは」
    女「だが私は幸せだぞ!!兄の愛を感じたし学校休めるし!!学校休めるし!!」
    兄「そこまで勉強したくないか」

163

お裁縫編

女「あぁぁぁぁぁ!!兄ぃぃぃぃ!!」
兄「わ、何だ何だ?」
女「今着てるシャツ見てみろぉぉぉぉ!!」
兄「シャツ?襟でも曲がってるか?」
女「違う!!袖のとこ解れちゃってるぞ!!」
兄「おぉ、本当だ…もうこのシャツも大分長い事使ってるからな」
女「私の出番だな!!直してあげるぅぅぅぅ!!」
兄「今これ一枚しか着てないんだけど…」
女「なぁに!!それくらいなら着たまま直すなんて朝飯前だぜぇぇぇぇぇ!!」

女「~♪」
兄「へぇ、間近でお前が裁縫するところ見るの初めてだけど…器用なもんだな」
女「えへへぇ、そうだろぉ、もうちょっとで終わるからな」
兄「あぁ、頼むな」
女「~♪」

女「よぉぉぉし出来たぁぁぁ!!完成だぁぁぁぁ!!」
兄「おー、完璧じゃないか、やるなぁ」
女「えへへぇぇぇ!!もっと褒めて褒めてぇぇぇ!!」
兄「良い子良い子、裁縫とか編み物上手だなお前、それに…」
女「何だ何だぁぁぁぁ!?」
兄「縫い物してる時は凄い静かなのな、何ていうか女の子らしかったっていうか」
女「な、なに!?まさか萌えたか!?普段とのギャップ萌えか兄ぃぃぃぃぃぃぃ!!」
兄「やかましい、その口縫い付けるぞ」

おまけ
女「あっ!!兄ぃぃぃぃズボンのチャック付近が解れてるぞ!!履いたまま直してあげるぅぅぅぅ!!」
兄「よし、買い直してこよう」
女「直させろよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

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お着替え編

女「うーん、こっちの服のほうがいいかなぁぁぁぁ」
女「いやでもこっちの方が兄好みかもしれん!!」
女「むぅぅぅぅぅ、どんな服着たら兄のHeartを掴めるのかぁぁぁぁ!!」

兄「おーい女ただいまぁ、おかえりの返事くらいしなさiおうわ!」
女「ひゃぁぁぁぁ!!って何だ兄か!!おかえりなさぁぁぁい!!」
兄「何だ兄かじゃない、何やってんだ下着のままで」
女「何って勿論着替えだぁぁぁ!!兄が好きそうな服選びに小一時間くらい悩んでるんだぞぉぉぉ!!」
兄「一時間…時間は有効に使えよ…」
女「まぁ丁度いいや!!どうだ兄ぃぃぃ!!この前買ってくれた下着の一つだぞ!!似合うかぁぁぁ!?」
兄「ん、あー、まぁ似合ってるんじゃないか」
女「むぅ!!ちゃんと見て言ってくれよぉぉぉぉ!!」
兄「見れるか!大体お前恥ずかしくないのか、年頃の女の子が下着だけの所を人に見られて」
女「そ、そんなの…!!」
兄「?」

女「そんなの恥ずかしいに決まってるじゃないかぁぁぁぁぁ…で、でも兄の気を引きたいって言う気持ちの方が強いから…!」
兄「…」
女「私は兄になら裸だって見せても構わない…いや、見て欲しいんだぁぁぁぁ!大好きだから!!」
兄「うっ…」
女「兄ぃぃぃ…私の全部、見てくれないかぁぁぁぁぁ…?」
兄「そ、それは…」
女「お願いだ、兄ぃぃぃぃ…」
兄「…女」
女「…兄ぃぃぃ!」
兄「………なんてここで流される俺じゃない、さっさと服着なさい」
女「あっれぇぇぇぇぇぇぇぇ!?さっきまでのいい雰囲気はどこに!?」

おまけ
女「そういえば肝心の下着の感想は!?」
兄「うん、紐はどうかと思うぞ」

165

幼少期・はじめてのおつかい編

兄「女、ちょっと頼みがあるんだけど」
女「おにーちゃんのたのみならなんでもきくぞぉぉぉ!!なになにぃぃぃ!?」
兄「この葉書をな、ポストに入れてきて欲しいんだ」
女「わ、わたしひとりで!?」
兄「そ、お前ももう小学生になったんだし、これくらい出来るよな?」
女「で、でもひとりじゃこわいぃぃぃ…」
兄「車にさえ気を付ければ大丈夫だよ、ちゃんと出来たらご褒美あげるから、な?」
女「じゃ、じゃあなでなでしてくれるか!?」
兄「なでなででもぎゅーっでも何でもしてあげる、ついでに兄ちゃんのバイト代でお菓子も買ってやるぞ」
女「なでなで…ぎゅーっ…いもよーかん…!!」
兄「行って来てくれるか?」
女「う、うん!!がんばる!!」

兄友「…で?」
兄「…ん?」
兄友「何でおつかい行かせた本人を尾けてんの?つーか俺が呼び出されたのは何故?」
兄「やっぱまだ一人で行かせるのは心配だしな、女が困ってたらお前を助け舟として出そうかと」
兄友「心配ならお前もついてってやれよ…」
兄「そうなんだが、そろそろ女にもこういう経験を積ませなきゃいかんしな」
兄友「暇だからいいんだけどよ……なぁ、何かキョロキョロしてないか?」
兄「むっ、ホントだ…道わかんないのか?」
兄友「おいおい、泣きそうな顔してるぞ」
兄「よし、早速で悪いがポストまで道案内してやってくれないか?」
兄友「え、いやでも、お前の妹俺の事知らないだろ、怖がられて終わりじゃないか?」
兄「あぁ、その点は大丈夫だ、俺の友達だって言ってくれ」
兄友「はぁ…大丈夫だってんなら行くけど…」

兄友「おじょーちゃん、どうしたの?」
女「うぅ…ポスト…どこぉぉぉぉぉ…」
兄友「ポストのある所まで行きたいの?」
女「…うん」
兄友「じゃあお兄さんが案内してあげるよ」
女「で、でもっ!しらないひとについてっちゃダメっておにーちゃんにいわれてるもん!!」
兄友「大丈夫大丈夫、そのおにーちゃんの友達なんだよ、俺」
女「……」
兄友「(予想通りの反応…普通信じねぇよなぁ)」
女「ほんとかぁぁぁぁ!!じゃあおねがいします!!」
兄友「(信じるのか!)」

兄友「うーい、行ってきたぞ」
兄「悪いな、手間取らせちゃって」
兄友「それは別にいいけど、お前の妹…素直すぎっていうか無防備っていうか…」
兄「俺が心配してたワケが分かっただろ?」
兄友「納得したわ…」

女「おにぃぃぃちゃぁぁぁん!!いってきたぞぉぉぉぉ!!」
兄「お帰りー、ありがとな、おつかい行ってきてくれて」
女「おにーちゃんのためならぁぁぁ!!たとえひのなかみずのなか!!」
兄「難しい言葉知ってるな…よし、ぎゅーっしてやるからおいで」
女「うわぁぁぁぁい!!やたぁぁぁぁ!!」
兄「良し良し、ちゃんと一人で行ってこれたか?」
女「うっ…みちわかんなくてたすけてもらったぁぁぁぁ…」
兄「ほう」
女「ひとりで…できなかったぁぁぁぁぁ…」
兄「初めてだったんだから気にするな、それよりほら、もう一つのご褒美だ」
女「あぁぁぁぁ!!こ、こんなにたくさんいもよーかんが!!」
兄「ちゃぁんと助けてもらった事を正直に言ったからな、沢山食べていいぞ」
女「ぎゅーってされながらいもよーかん…しあわせだぁぁぁぁぁぁ!!」

おまけ
兄友「なんて事もあったよなぁ昔は、他にもさー…」
女「まだあるのかぁぁぁぁ!!ワクテカワクテカ!!」
兄「やめろこれ以上俺の黒歴史を語るな」

166

食玩編

女「で、出たぁぁぁぁ!!やっと出たぜぇぇぇぇぇぇぇ!!」
兄「どうした騒々しい…おいおい、何だこの空箱の山は、ちゃんと片付けときなさい」
女「おう!!後でな!!それより今はこれだぁぁぁ!!」
兄「そういや出たとかなんとか言ってたな、何の話だ?」
女「知らないのか兄ぃぃぃ!!今新ジャンル系の食玩が流行ってるんだぞ!!」
兄「食玩とか懐かしいな、レアでも出たか?」
女「レアってワケじゃないけど、待望の兄人形がやっと出たんだぁぁぁぁ!!」
兄「…え?何で俺のまであるんだ?」
女「兄だけじゃないぞ!!え~っとなぁ、男っていうのと男友っていうのと教頭とか美容師とか、兄友のもあるぞ!!」
兄「お前等とかならともかく、男物のフィギュアなんて誰も欲しがらんだろうに…」
女「そんな事ないぞぉぉぉぉ!!少なくとも私は大満足だ!!」
兄「喜んでるならいいけどさ、フィギュアなんて集めてどうすんだか」
女「んふふ~!!こう、私の人形と兄の人形をくっつけて常に二人はらぶらぶ状態にしとくんだぁぁぁ!!」
兄「………まぁ所詮人形だからいいけどな」

女「あ~、兄はフィギュアになってもカッコ良いなぁぁぁ!!」
兄「それはいいがお前、随分買い込んだなぁ」
女「兄のが中々出なくてな!!一月のお小遣い全部つぎ込んじまった!!」
兄「そうか、無駄遣いする余裕があるならもう少し小遣い下げてもいいな」
女「いやぁぁぁぁ!!それは勘弁してください!!」

おまけ
兄「しかし見てるとやたら同じ人形があるな」
女「あぁ!!それは兄友人形だ!!150個中78個も被りやがったぞ!!」
兄「何と言うコモン…これは間違いなく脇役」

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妹ヒート、願望編

女「……」
兄「……」
女「……おぉ……こ、これは…!!」
兄「……珍しいな、お前が読書なんて」
女「ぬぉわぁぁぁぁ!!あ、兄ぃぃぃ居たのか!!」
兄「のめり込みすぎだ、ちょっと前から居たぞ」
女「ビックリしたぞぉぉぉ!!まるで気付かなかった!!」
兄「そこまで夢中になるとは、よっぽど面白いんだな」
女「あ、あは、あはは!!ま、まぁなぁぁぁ!!」
兄「ブックカバーしててわからんが、また漫画か?」
女「むぅ、それじゃ私が漫画以外は読まないみたいじゃないかぁぁぁ!!小説だぞ!!」
兄「へぇ、小説読むなんていい事じゃないか、何かあったのか?」
女「女友がなぁ!絶対面白いからって貸してくれたんだがこれがまた中々どうして!!」
兄「そんなに面白いのか、それじゃ飯出来たらまた呼びに来るからそれまで読んでなさい」
女「そうするぅぅぅ!!今丁度いいとこだったんだ!!」

兄「女、飯だぞー、一旦読書中断しなさい」
女「Zzz…」
兄「寝てるし…面白いとは言え活字に弱いのは変わらずか」
兄「しかしあの女が小説読むなんてな、成長したもんだ…どんな本読んでんだ?」

――禁忌兄妹・相姦秘密日記(フランス書院)

女「うぅぅぅん…兄ぃぃぃぃ私達もぉぉぉぉ…」
兄「感心した俺が大馬鹿野郎だった…没収」

おまけ
女「あれれ~!?借りた本がないぞぉぉぉぉ!?」
兄「あぁ、情操教育に悪そうなんで廃棄したぞ」
女「ちょ!!あれ女友の!!」

168

ウィークポイント編

女友「う~ん…」
女「ん?どうした女友ぉぉぉぉ!!悩み事か!!」
女友「え、あぁ違う違う、ちょっとお兄さんの事考えてたのよ」
女「何ぃぃぃぃ!?い、いくら女友だからって兄はあげないぞ!!絶対あげないからな!!」
女友「それも違うってば、ほら、お兄さんって優しいわよね」
女「あったりまえだぁぁぁ!!時に優しく、時に厳しく!!そんな兄が私は大好き!!」
女友「それでルックスも良し、料理…っていうか家事全般できて財力もある、結構理想の男性像よね」
女「そうだろうそうだろう!!いくらメス豚共が寄ってきても兄は婿にはやらんけどな!!」
女友「それはまぁいいんだけどさ、そんなお兄さんに弱点とかって…あるの?」
女「そりゃ兄だって人間だぞ!!弱点なんか…」
女友「あ、やっぱりあるんだ」
女「…う~ん」
女友「あら、アンタでも分かんないかぁ」
女「そんな事…兄の事なら私はなんだって…う~ん…」
女友「無理して考えなくても…ただの興味本位だし」
女「あっ!!」
女友「何かあった?」
女「兄はアレだ!!脇くすぐられるの超弱いぞ!!」
女友「へぇ、脇を…ねぇ、それはちょっと興味あるかも」

女「というワケでぇぇぇぇぇぇ!!」
女友「本当にお兄さんに弱点はあるのか」
女「実験だぁぁぁぁぁぁぁ!!」
兄「え、いやちょっと待って、帰ってくるなりなんで羽交い絞めにされてんの俺」
女友「ごめんなさ~い、私の好奇心の為にちょっとだけ我慢してください」
女「うふ、うふふふふ!!兄ぃぃぃぃぃ…覚悟ぉぉぉぉぉ!!」
兄「おいこら何で手をワキワキさせながらにじり寄って待てホント洒落にならnちょ!やめ!やめろって!!」
女「どうだぁぁぁ!!女友直伝の拷問術だぞぉぉぉぉ!!」
兄「マジでやめろってあは、あははははは!!」
女友「あのお兄さんが大声あげてる…」

~そのまま20分ほどお待ちください~

兄「ぜっ…ぜっ…」
女「ふぅぅぅ!!いい汗掻いたぜぇぇぇぇ!!」
女友「お疲れ様~、ホントにくすぐられるの弱いのね」
女「私も聞いただけだったから疑わしかったけどな、兄友情報も中々アテになるじゃないか!!」
女友「さて、それじゃ私は帰るとするわね」
女「え!?もう帰るの!?」
女友「好奇心は満たされたし、私にも火の子が降りかかってこない内にね~、じゃね」
女「ふぇ?火の子?」
兄「…中々賢い子だな」
女「うぉ!も、もう復活したのか兄ぃぃぃぃ!!」
兄「あぁ、やっと落ち着いてきたよ…それより、女?」
女「は、はい!!何でございましょうか!!」
兄「小便は済ませたか?神様にお祈りは?部屋の隅でガタガタ震えて命乞いをする心の準備はOK?」
女「あ、あれ!?やっぱり怒ってるか!?怒髪天を突いたか!?」
兄「確か…お前もくすぐられるの弱かったよな…」
女「ちょ!!待て落ち着け兄!!そのさっきの私そっくりな手の動きはやめt
兄「倍返しだ」
女「うわぁぁぁぁごめんなさあは、ははははははは!!!や、やめ苦しいぃぃぃぃ!!」

おまけ
女「そう言えば何であの時抵抗しなかったんだ!?女友くらい簡単に振り解けるだろ!?」
兄「いやそうなんだが、苦しいと同時に背中にこう、柔らかい物が当たってそれどころじゃなくてな」
女「うぅぅぅぅぅ!!」
兄「わ、バカ叩くな痛い痛い痛いって」

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久々の舞台裏編
女「大変だぁぁぁぁ!!大変だぞ兄ぃぃぃぃ!!」
兄「ん~?何だよそんなに慌てて」
女「のん気に珈琲飲んでる場合じゃないぞ!!なんかスゴイ過疎らしいんだ!!」
兄「あぁ、何かと思えばそんな事か」
女「むっ!やたら落ち着いてるな!!お家がなくなるかなくならないかって事だぞぉぉぉ!!」
兄「よく考えてみろ、以前はこんな事しょっちゅうあっただろう」
女「むぅ…言われてみれば」
兄「だろ?それでもここまで何とかなってきた、これからも何とかなるさ」
女「うぅぅぅ…!でも、でもぉぉぉ…!!やっぱり皆が居ないと寂しいぞぉぉぉぉ!!」
兄「おいおい、泣くなよ」
女「だってぇぇぇ!!皆私達みたいな暑苦しい女になんか愛想尽かしたんじゃないかって…飽きちゃったんじゃないかって…!!」
兄「…大丈夫、大丈夫だよ女」
女「うぅ…兄ぃぃぃぃ!」
兄「俺がお前の事を好きなように、皆素直ヒートが好きなんだ…簡単には捨てる事はできんよ」
女「…本当かぁぁぁぁ!?」
兄「あぁ、多分な、ほら、だから泣き止め、みっともないぞ」
女「う、うん…わかったぞぉぉぉぉ!!ティッシュティッシュ~!!」
兄「良し良し、それでこそ女だ」

女「……ん?」
兄「ん?」
女「あれ!?兄ぃぃぃ!!今さっき私の事好きって言った!?好きって言ったよなぁぁぁぁ!!」
兄「はて、そんな事言ったっけ?」
女「言った!!絶対言ったぁぁぁぁぁ!!もう一回!!もう一回言ってぇぇぇぇ!!」
兄「はいそろそろ舞台裏終了の時間です、今度は本編でお会いしましょう」
女「無視すんなぁぁぁぁ!!おいこら垂れ幕降りてくんじゃねぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

おまけ
女「へへぇぇぇ!!兄が好きって言ってくれたぁぁぁぁ!!好きって言ってくれたぁぁぁぁ!!」
兄「何で二回言う…あ、これ舞台裏なんでカットしといてください」
女「おぉぉぉぉぉい!!無かった事にしようとするなよぉぉぉぉ!!」

170

女幼少期
女「兄ー、人形壊れた」
兄「しょうがない直してやるか、って何だこのバラバラ殺人は!?」
女「直してー」
兄「ったく、ひな人形こんなにして呪われるぞ」

兄「それからだよ、妹が叫ぶようになったのは」
友「呪いってほんとにあるんだな」

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