長めのSS6 妹×女

Last-modified: 2013-08-13 (火) 01:40:11

ヒート「おはよぉおおー!行ってきまぁああああす!!!」

父「行ってらっしゃあああああい!!!」

母「お父さんそろそろ会社ぁああああ!!」

父「ぬ、そうだったぁああああ!!!」

うちの家族は毎朝嵐のような雄叫びをあげながら家を出る

母「あら妹ちゃんおはよぉおおお!!パン?ご飯?それともわ・た・し?」

妹「いらない」

母「そう?ダイエットは良くないのよ」

妹「いらないだけ、行ってきます」

なんで私だけ


家を出てしばらくすると何やら道が騒がしい、道を迂回しようとしたら呼び止められた

ヒート「おう妹!今日も出るの遅いな遅刻するぞ!!!」

妹「お姉ちゃんに追い付いているから遅刻はしない」

ヒート「あっそうか一本取られた!!!!」

毎日毎日このテンション、声の大きい家庭は他にも居るけど。

家は特別声が大きい、お隣近所は迷惑だろうな。

男「あ、ヒートの妹さんおはよう」

妹「あ、男さんおはようございます」

男「名前覚えててくれたんだ嬉しいな」

妹「はいだってs…」

ヒート「やばいチャイムなってるっぽいぞ!!!男急げ!!!」

私は遅刻した


妹友「妹ちゃんが遅刻って珍しいね」

妹「悪魔に呼び止められたのよ」

妹友「?」

妹「お腹空いた・・・・」

妹友「またご飯抜いてきたの?過度なダイエットは体調崩すよ」

妹「ダイエットじゃないもん、低血圧だもん」

妹友「尚更よ」

友達と何気ない会話をするのは楽しい
身も心も休まるといえば大袈裟だけど、これが至福っていうのかn

ヒート「妹!!!地図帳貸してくれ!!!忘れたんだあああ!!!」

朝の至福は悪魔の雄叫びとともに終りを告げた


ヒート「サンキュー助かった好きだ妹ぉおおおおお!!」ガタンガラガラ…

他生徒1「今の何?扉外してったし」

他生徒2「誰かの姉だろ、じゃあ妹が直せよな」

妹(ああ、安息が…至福の時があんな姉のせいで終わるなんて)

俺「よいしょっ」ガタン

妹「え?なんで俺君?」

俺「今直したら妹さん恥書くでしょ?」

妹「ありがとう、俺君」

俺「へへっ」


妹「やっとお昼休みだよ」

妹友「早くお弁当食べなきゃ妹ちゃん死んじゃうよ」

妹「大丈夫、そんなに・・・・・・お弁当忘れた」

妹友「・・・・私の半分」

妹「いや悪いよ、購買行ってくるから待っていて」

妹友「早くしないと売り切れるよ」

ぉぉぉぉぉおおおおおお!!!ガシャン

ヒート「妹ーすまんかった!!お弁当私が持ってた!!!・・・・あれ?妹は?」

妹友「ぁ、ぅ、妹さんは購買に行きました」
ヒート「そっかーありがとうなー!!!ん?この扉立て付け悪いぞ」ガタガタ…ガタン

妹友「嵐のようだ」


購買混んでる、お肉系のパンはもう間に合わなさそうだ

妹「あっコッペパンだ!最後の一個・・・」
ヒョイッ

他生徒「やったーコッペパンゲット!」

妹「ああ、取られた・・・お腹空いて気分が悪い」

男「あれ?妹さん具合悪そうだけど大丈夫?」

妹「あ、男さん、平気です」

男「でもフラフラしてるよ」

妹「いや大丈夫大丈……」

男「おい妹さん?これは保健室に連れて行った方が良さそうだ」

妹友「遅いなー食べちゃおうかな」


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•◦◾◾◾◾◾◾◾◾◾◾◾◾◾◾◾

妹「・・・・・あれここは?」

男「保健室だよ、先生が居なかったから鍵借りて入ったんだ」

妹「あっわっそんなわざわざ」キュルルル

お腹よ静まれ、なんでこんな時になるんだ
男さんが近いのよ、聞こえちゃうよ

男「お腹空いてたでしょ?コッペパンどうぞ」

妹「いただきます」

妹(男さんが近くて食べられないよぅ)

男(好みじゃなかったのかな)

妹友「もう食べちゃうよー」


•◦◾◾ヒート「見つけたぞ男ぉぉぉぉぉおおおおおお!!!好きだぁああああ!あ?あ??」

妹「うるさい」

男「うるさい」

ヒート「なんで妹と居るんだぁああああ!!!」

男「お腹空いてうずくまっていたから保健室に連れてきた、それだけだ」

ヒート「毎日朝ご飯食べないからこんなことになるんだ!!」

男「元を辿ればお前が妹さんのお弁当持ち出したのが原因だろ」

男さんに痛い所を指摘されて姉は小さくなってた

あんな表情家で見た事ない

男「あっそろそろ五時間目か」
ヒート「すぐに教室行くぞ!」

男「引っ張るなよバカ野郎」

妹「ああ、あの男さんありがとうござ…」

ヒート「ダッシュだダッシュ!!!」

妹「御礼言えなかった・・・・」

妹友「もう食べちゃうんだかrふえ~んチャイム鳴ったよう」


妹「ほんとごめん」

妹友「いーもんだみのもーんた」

妹「何それ」

妹友「しんちゃんの真似」

妹「誰だよw」

よかった、友達はそんなに怒ってはいないようだ。帰りに何か奢ってあげよう

妹友「あっそういえばお姉さんがまた扉を壊して俺君がまた直してたよ」

妹「え、また壊したの」

妹友「俺君に感謝感謝、サービスサービス♪」

妹「何それ」

妹友「ミサトの真似」


先生「この器具は男性器に取り付けることで避妊を99%成功させます、しかし成功するといって……」

妹友(ねえねえ、保健の授業ってドキドキするね)

妹(そうかな?今時の子ってそういうの大体知ってるでしょ?)

妹友(え?妹ちゃん知ってるの!?)

妹(い、や、私はそんな・・・)

タタタタ……ダダダダ!!ガシャン!!

ヒート「妹ぉおおお!!教科書返し忘れてたぁああああ!!!」

先生「゚д゚)」

他生徒「゚д゚)」
妹友「゚д゚)」

妹(あのバカ)

ヒート「授業中だったか!最近の保健授業は進んでるな、じゃ!!」

先生「今のは・・・・」

妹「ああ死にたい」


•◦◾◾妹「やっと帰れる」

妹友「嵐のようなお姉さんだね」

妹「暴風雨よ、災害よ、悪魔よ」

妹友(どんだけー)

俺「妹ー、ちょっといいか?」

妹「あ、俺君今日は色々ごめんね」

妹友「ごめんねごめんねー!」

妹「何それ」

妹友「知らない芸人」

俺「・・・・あ、放課後ちょっと時間空けといてくれ」

妹「うんいいよじゃあちょっt」

妹友「時間かかりそうなら先帰るからね」

妹「あ、うん」


妹「で、来たけど、何か話でもあるの?」

俺「あのさ、その、さ」

妹「?なーに?」

俺「あの、実はさ」

妹「だからなーに?」

俺「俺実はお前が」

ヒート「妹ぉぉぉおおおおおお!!一緒に帰るぞぉぉおおおお!!」

妹「え?あ!ちょっと!!」

ヒート「いやー偶然だな行きも帰りも会うなんでなぁああああ!!!」

妹「空気読めよ」

俺「空気読めよ」


ヒート「あっさっきの男なんだったんだ?」

妹「知らない」

ヒート「なんだ知らないのかー」

妹「・・・・あれいつも男さんとなのに」

ヒート「そうだよ!!あいつ先帰りやがってぇえええ!!!絶対クールが連れ去ったんだ!!」

妹「………案外お姉ちゃんに飽きたのかも」ボソリ

ヒート「何か言ったか!!!???」

妹「別にー」


ヒート「あっクール!!」

クール「なんだヒートか」

男「あっ君は」

ヒート「お前か!お前が男を!!!」

クール「男はお前の物じゃない、私の恋人だ」

ヒート「一生言ってろ妄想女!!!」

クール「君こそ自分勝手な独占は控えたらどうだ?まあ無理だろうけど」

ヒート「なんだとぉぉぉぉぉおおおおおお!!!」

クール「なんだ?」

男「・・・・行こっか」

妹「そうですね」


男「大変だね」

妹「その言葉そっくりそのまま返します」

男「ああ、大変だねヒートは」

妹「そうだ、今日はありがとうございました本当はあの時お礼を言いたかったんですけど、姉に邪魔されて」

男「あーあれか気にすんな」ナデナデ

妹「なっ!ちょっと」

ヒート「見たぞー男ぉぉぉおおおおおお!!」

クール「ああ、見たぞーロリコンめ」

男「え、ロリコンって」

ヒート&クール「問答無用!!!!」

男「あー・・・・」

妹「・・・・はは」(撫でられた所を触れて)


ヒート「ただいまー!!!」

妹「ただいま」

母「あらヒーちゃん妹ちゃんおかえり、おやつあるわよ」

ヒート「ケーキ?それともチョコ?」

母「それともわ・た・し?」

ヒート「いらねー!!!!」

妹「疲れたから寝る」

ヒート「妹、寝る前に撫でられた所触らせろ!!」

妹「やめろ、減る」

ヒート「減らない減らない触らせろ」サワサワグシグシ

妹「やーめーろー」


父「ただいまぁああああ!!!!」

母「おかえりなさい!!!」

ヒート「お父さんおかえり!!!!」

妹「あ、おかえりなさい」

父「どうした妹元気ないなぁ!!」

妹「私は元気だよ」

ヒート「お父さん今日はハンバーグだよ!!肉の日だよ!!!」

父「おお今日は肉の日か!!!」

妹(ハンバーグくらいで)


ヒート「今日のハンバーグ美味いなぁ!!!」

母「あらヒーちゃんったら、ソース口に付いてるわよ」

父「このハンバーグ、母さんの胸と同じぐらいだな」

母「やだお父さんたら」

ヒート「お父さんそれセクハラー最悪ぅううう!!」

妹「サイテー」

ヒート「別に最低ではないだろ」

妹「えー理不尽」


リリリリー♪
妹「あっメール」

母「ご飯中よやめなさい」

妹「メール見るだけ」カコカコ

妹「あ」

ヒート「どうした妹!!」

妹「なんでもない」

ヒート「レロレロレロ・・・・この汗は嘘をついている味だぜぇえええ!!」

妹「ばかっいきなり舐めないでよ」


夕食後

妹「ねー外出てもいい?」

母「何よ急に明日にしなさい」

妹「CD返し忘れちゃった、明日行ったら延滞料取られちゃう」

母「しょうがないわねー早く帰ってくるのよ」

ヒート「妹どこいくんだ!!???」

母「ちょうどいいわ、ヒーちゃん妹ちゃんと一緒にCD返しに行ってきて」

妹「え、一人で大丈夫だよ」

母「だめ!ヒーちゃんと行きなさい」

ヒート「良く分からないがすぐに用意するぞ!」

妹「はぁー」


ヒート「妹とどっか行くなんて久々だなぁ!!」

妹「そう?あと夜中だから静かにして」

ヒート「そうか、シィーだぞシィー」

妹(…………よしそろそろ)スタスタ

ヒート「妹!CD屋はこっちの道だぞ」

妹(…………)スタスタスッ…

ヒート「おい妹!」

妹「…………」タッタッタッタッダッ!!

ヒート「おいどこいくんだ妹!!…………あれ?」

ヒート「見失った・・・・・やばいお母さんに怒られる!!!」

妹(うまく撒いたな)

•◦◾◾公園

妹「ごめん、待った?」

俺「いやこっちこそ夜中に呼び出してごめん、親御さんに何か言われなかった?」

妹「言われたけど理由つけてきたから、で、話って何なの?」

俺「えっと・・・・・お、俺お前が好きなんだ!」

妹「・・・・は?」

俺「何ていうか、うまく言えないけど・・・・妹の事好きなんだ
付き合って・・・・・くれねぇ・・・・かな?」

妹「・・・・・・ごめん」


俺「あっまあそうだよな、俺イケメンじゃねーしw」

妹「いや俺君は良い人だし好きだよ、でも・・・・ずっと昔から想っている人がいて

ごめんね・・・・・」

俺「いやこれでスッキリした、もう悶々する事はねーしな」

妹「悶々してたんだ」

俺「家どっち?送るよ」

『それはー俺らがやってやるよー』


俺「誰だ!?」

DQN「誰でもいーだろwその子は俺らが送ってってやるよ」

妹「俺君・・・」

俺「大丈夫だ、俺がいる」

妹「でも・・・・」

DQN「何お前w勇者気取り??ウケるんですけどwww

『俺ら』から逃げれると思ってんの?」

DQNは仲間を呼んだ
DQNの群れが現われた


DQN「やってまえやゴルァ!」

DQN2「おるぁ!」

俺「はぁ!」バキッ

DQN3「りゃりゃりゃー!」

俺「当たるかボケ!」ベキィッ!

妹「!俺君後ろ!」

DQN4「クソッタレェェェ!」ゴキッ

俺「!!…………痛ってぇなぁ」

DQN5「女ぁ確保!!」

妹「ちょ!やめろバカ!」

俺「妹!ガァッ!」

DQN「これで終いだぁ!」ゴキンッ

俺「ぁ………」


妹「ちょ…と俺君、ねぇ!起きて!」

俺「     」

妹「血……わ、ぁぁちょっと俺君起きて!おれぐん!

救急車呼ばなギィ!」バコッ

DQN5「何勝手な事しようとしてんの?事済ませたら呼ぶってw俺ら鬼じゃねーし」

妹「事って……」

DQN「さてヤっちゃおっか」

DQN2「場所変えた方がよくね?喧嘩派手だったし」

妹「ぃゃ……嫌だやめろ!触るなぁ!」

DQN3「おーい車準備出来たぞ」

DQN4「ちょっと待て一発やっからw」

妹(嫌だ嫌だ嫌だイヤダ・・・・・助けてお姉ちゃん!)

DQN「一番イキマース!」

妹「おねえちゃああああ!!!!!」


ぃぃぃぃぃぃぃぃ

DQN「ん、なんだこの声」

もーーーーーーー

DQN2「何か近付いてきてなくね?」

ぅぅぅぅぅぅぅう

俺「………………ぁ」

ヒート「とおおおおおおお!!!!!!」

妹「おねえちゃん・・・」

ヒート「見つけたぞおおおおおおおお妹!!!」

DQN2「なんだこのあま゛!」

DQN3「邪魔してんじげぇ!」

俺が気付いた時DQNの二人が空に散っているのが見えました

ヒート「三下はすっこんでろぉぉぉおおおおおお!!」

DQN4「何してくれどぅ!」ガスッ

DQN5「誰が三下じゃっぱねっと!」メキッ

俺「強い……………」
ヒート「後は誰だ?」


DQN「ひぃぃ!!」
ヒート「俺の拳が真っ赤に燃える!」
DQN「ひゃああああ!!」

ヒート「逃げたか、大丈夫かいもうt」

妹「お姉ちゃあん!」ギュウウウッ
ヒート「もうお姉ちゃんから離れるなよー」

妹「あっ俺君!救急車救急車!」

俺「大丈夫、首にちょっと掠っただけだ」

妹「うわぁっ」

俺「すいませんお姉さん、俺が夜中に呼び出したばかりに
妹さんを危ない目に遭わせてしまって」

ヒート「はいハンカチ」

俺「え?」

ヒート「気にするなお前はよくやった!」

俺「お姉さん・・・・・」

姉は帰宅後何も言わなかった



ヒート「朝だおはよう!早く起きろ!!」

妹「今日休みー…」

ヒート「・・・・はっしまった!ゆっくり休め妹!」

妹「今日どっか行くの?」

ヒート「ついて来るなよ!」

妹「でも昨日『お姉ちゃんから離れるなよ』って」

ヒート「それは……それ、これはこれ!」

妹「もしかして男さん達と遊びに行くの?」

ヒート「そうだ!早く待ち合わせ場所に行かないとクールが連れてってしまう!」

妹「私も行きたい」
ヒート「えっ!?・・・・じゃあ40秒で支度しな!」

妹「うん!」

ヒートの妹、終わり