SS1 男と女の出会い(仮)

Last-modified: 2013-08-14 (水) 22:19:11

ガラララッ

女「男ぉぉぉぉぉ!」

男「うお!?」

女「会いたかったぞぉぉぉぉぉ!」

男「は?…へ?」

女「何だその顔はぁぁぁぁぁ!6年ぶりだろぉぉぉぉぉ!もっと喜べぇぇぇぇぇ!」

男「いや、え…お前誰だ?」

女「何ぃぃぃぃぃ!?お、覚えてないのかぁ…?」

男「その―…悪い、まったくもって見当がつかん」

女「そう、かぁ…む、無理もないな!6年だからなぁぁぁ!ほら、小学校の3年
  の時に同じクラスだった女だぁぁぁぁぁ!覚えてない…か?」

男「女、女…あぁ!女!いた!いた…ってお前、ホントにその…女か?」

女「そうだぁぁぁぁぁ!あれから、私は一時も男のことを忘れたことはなかった
  ぞぉぉぉぉぉ!思い出してくれてありがとぉぉぉぉぉ!!」

男「ちょ、うわいきなり抱きつくな抱きしめるなそれからお前らこっち見んな!」

友男「いや、見んなっつわれてもだな…誰だよそいつ?昔の知り合いか?」

男「そ、そうらしいんだが…っていい加減離れろコラ」

女「はっ!すまん男ぉぉぉぉぉ!あまりに嬉しかったのでついぃぃぃぃぃ…」

男「ったく…というかお前、ホンット―に、女か?」

女「ああ!そうだぞぉぉぉぉぉ!」

男「お前ってさ、髪、長くなかったか?それと、その―…記憶にあるお前は、お
  しとやかって言葉が似合うお嬢様、って感じだったんだが…」

女「なんだそんなことかぁぁぁぁぁ!そんなもの、6年もあればいろいろあるぞ
  ぉぉぉぉぉ!そんなことより男ぉぉぉぉぉ!男に伝えたいことがあるぅぅぅぅぅ!」

男「な…なんだ?」

女「私はっ!男にあったその日からっ!ずっと男のことが好きだったんだぁぁぁぁぁ!」

男「んなっ…」

女「男ぉぉぉぉぉ!私の、恋人になってくれぇぇぇぇぇ!!!」

男「………はぁぁ!?」

女「もちろん!今すぐになってくれとは言わんんん!とりあえず今日は、私の気
  持ちを伝えられただけで十分だぁぁぁぁぁ!それじゃあな男、また、あとでなぁぁぁぁぁ!」

男「な…………」

ガラララッ

タッタッタッタッ…

こうして俺の高校生活初の昼休みは、まるで予想だにしなかった出来事を迎え、終わっていったのであった。

これから先、俺はあいつに付きまとわれるんだろうな…

なぜかそんな確信にも似た思いが、俺の中に強く渦巻いていた。