SS3 ある朝、男の家の前にて

Last-modified: 2013-08-15 (木) 01:40:44

~ある朝、男の家の前にて~

後輩「ウフ、ウフフフフフ… 憧れの男先輩の家…」

後輩「出待ちして気づかれないように後を付いていって正解だったわぁ~♪」
後輩「途中何度もあの泥棒猫が先輩にデレデレしてたのはムカついたなぁ…」
後輩「でも、ここで先輩を待ってたら…こ、告白… キャー!!」

ドドド…!!!

後輩「あぁ~早く男先輩来ないかな~♪ウフフ」

ドドドドド…!!!!!

後輩「告白したその日に、先輩の家に呼ばれて…イヤンイヤン先輩~!!」

ドドドドドドド…!!!!!!!

後輩「それにしてもさっきからうるさいわねぇ…」

ドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!
後輩「んん~?何だろあれ??」
女「おぉぉとぉぉぉこぉぉぉぉおぉぉぉぉぉ!!!!!!」
後輩「フギャッ!?」
女「とうちゃぁぁぁぁぁぁぁぁく!!!!!!ゼーゼー…、どうにか登校時間に間に合った!!!」
女「毎朝私が迎えに来るおかげで男も遅刻しないしな!!!!!!」
後輩「ちょ、ちょっと…アンタ…」
女「ひゃぁ!?どうしたお前、ひき逃げされたカエルみたいになって!!!!!」
後輩「アンタのせいでしょうがぁぁぁ~!!!!!」

女「そうか!それは悪かったな!!!すまないが男を待ってるんだ!」
後輩「(カチーン!)な、なによそれ!!先輩と一緒に行くのはあたしよ!!!!」
女「な、なんだってぇぇぇぇ!?  …ぁ、冗談か!!!!」
後輩「(こ、この鈍感がぁ!!)フンッ!あなたみたいな叫ぶだけのうるさい女より、

   可憐な魅力を持った私の方がふさわしいわ!!」

女「なっ!?(カチーン!)私と男の愛はそんなもんじゃないぞおぉぉぉぉぉぉ!!!」
後輩「な、何よそれ…!どうせ妄想でしょ!」
女「ふふふ…私と男はなぁぁぁ!!!もう抱き合った仲だぁぁぁぁぁ!!!!!(注:一方的な抱きしめ)」
後輩「それならアタシだって!!!先輩の好きなものとか好きな本とか知ってるんだからぁぁ!!!(注:ストーキング)」
二人「ギャーギャーギャー!!!」

男母「あら、玄関はそっちじゃないでしょ??」
男「遅刻するから裏口から行ってくる」