SS3 VS素直クール

Last-modified: 2013-08-15 (木) 01:35:14

女「今日の相手は素直クール流マウントスタイルという格闘技の会得者らしい」

男「なんか、胡散臭いというか、なんというか」
謎の女「道場はここでいいのか?」
女「きたか。名乗れ。おれの名前はァァァァッ、ああああああああああ!」
男「いやいや」
謎の女「わたしは素直クール様の三番弟子、クーさんだ。そこのきみ」
男「はぁ」

クーさん「好きだ。この後デートしよう。もちろん、わたしが奢る」

男「え!? あ、えと」
女「迷うんじゃねェェェェッ!」

【左右脱化通】

左右の腕を引っこ抜きます

死んじゃうよ……
たぶん

男「う、うう」
クーさん「悪魔だな。よかろう、相手になる」

女「不意打ちじゃァァァァッ! そらァ!」

クーさん「……。痛い」

女「痛みだァ! 後輩の痛みを思い知れェ!」

クーさん「これはたまらないな。ものすごく痛い」

男「せ、先輩。か、かわいそうです」

クーさん「わたしは平気だ。慣れているからな。きみのためなら我慢できる」

女「だ、黙れよォォォォッ! こいつはおれの彼氏だァ!」
クーさん「暴力では、愛は育めない」

男「あ、ああ!」
女「グッ!? 受け流すと同時に、マウント!」
男「素直な受け流しに、クールにすぐ次の技への移行!」

【素直クールマウント】

素直に、クールに
かわいいな
たぶん

女「うぐっあああああああああああああああああ!?」

男「せ、先輩!」

クーさん「ギブアップしないと折ります」

女「だ、誰が」

クーさん「そうですか」

男「は!? クーさんがマウントを解除した?」

クーさん「これで、あなたの心は折れたはずです。屈辱的にも、敵から情けをかけられるなど悔しいでしょうに」

女「く、くそォ……」

クーさん「さぁ、いきましょう」

男「あ、先輩……。ああ、いい匂い」

クーさん「ふふ、こっちにおいで」

男「は、はい」
女「く、くそォォォォおおおおおおおおおお!」

女「空手パーンチィィ! 空手キーック! 空手ニーソバットォォ!」

女「だ、駄目だ……。こんなんじゃあのクーには勝てない」
女「もっと、もっと熱い技はないのかあああああああああああああああ!」
謎の女「モルダあああああああああああああああああああ」
女「だ、誰だ?」
謎の女「わたしもヒート女と呼ばれたキャラよ。毎度電波なことを言う男に振り回されて」
女「……」
謎の女「毎回毎回モルダあああああああああああああああ」
女「何の用件だ」
謎の女「これをあなたにあげたくってね」
女「こ、これは!?」
謎の女「クールな幽霊にも通じる、ホカロン内蔵フィンガーグローブよ」
女「くれるのか?」
謎の女「ええ。がんばって彼氏を取り返しなさい」
女「あ、ありがとう! 行ってくるぜえええええええええええええ!」

スカリー「行ってらっしゃい」