さて、三つだけの関数なら、これといって見にくいこともないのですが、これが何十個となると大変です。また、グローバル変数も別のソースファイルに分けておきたい。
その手順を解説します。
自動でソースファイルを追加する方法(かんたん)
- IDEの左上にあるファイル(F)をクリックしてください。
- 出てきたメニューの中からソースを追加(S)をクリックしてください。
- フォルダをsourceフォルダ内に指定し、ファイル名のところに、作りたいファイル名(ここでは「S_FILE0.jaf」としておきます)を、入力してください。
- すると、
ソースファイル【X:サンプル\source\S_FILE0.jaf】は存在しません。作成しますか? というダイヤログが出てきます。はい(Y)をクリックしてください。 - IDEの左側のソースファイル一覧に新たにS_FILE0.jafが追加されたと思います。
- あとはこうして作ったソースファイルで、グローバル関数をまとめたり、機能ごとに関数をまとめるだけです。上手く自分なりにカスタイマイズしてください。
手動でソースファイルを追加する方法(むずかしい)
自動で追加する場合、ソースファイルの指定はincに書き込まれず、直接PJEに書き込まれます。これだとソースファイルをまとめて移動させたりするとき、色々不便だったりするので、出来るなら手動でincにまとめてみましょう。
- まず「サンプル.pje」をエディターで開きます。このときIDEからは絶対に開かないこと。PJEの中身が消える可能性があります。
- 開いたら、その下の方へスライドさせ、
// ソースコード一覧 Source = { "game.inc", }と書かれている部分を見つけましょう。 - game.inc",の下に"samp_folder\samp.inc",と書き込んでください。
// ソースコード一覧 Source = { "game.inc", "samp_folder\samp.inc", } - sourceフォルダの中に、新しいフォルダを生成してください。フォルダの名前をsamp_folderに変更してください。
- samp_folderの中に、新規テキストドキュメントを生成してください。新規テキストドキュメントの名前をsamp.incに変更してください。
- samp.incの中を、こんな風に書いてください。
Source = { "S_FILE0.jaf", "S_FILE1.jaf", } - samp_folderの中に、新規テキストドキュメントを2つ生成してください。まず1つの新規テキストドキュメントの名前をS_FILE0.jafに変更してください。もう1つの新規テキストドキュメントの名前をS_FILE1.jafに変更してください。
- これでOKです。あとはIDEの左上のファイル(F)のメニューにある、プロジェクトの再読込(R)をクリックしてください。ソースが2つ登録されたと思います。
ネット上で配布されているjafファイルをインクさせてみよう。
有志たちの関数などのページから、有志の追加関数0714.zipを落とそう。
このファイルはzip形式なので解凍し、展開する必要がある。
これはウィンドウズ標準なら普通にできるはず。
解凍されたら、「有志の追加関数」フォルダを丸ごと開発環境のsourceフォルダへ送ろう。
sourceフォルダ内のgame.inc(incファイル。上の画像だと右から1番目)をエディターで開き、その中を
Source = {
"game_main.jaf",
"scenario_func.jaf", "有志の追加関数\user.inc", //ここを付け足す }
こんな風に書いてみよう。
これでインクは完了だ。「有志の追加関数」の中の関数の機能が使えるようになる。
実際組み込まれたどうか、確かめてみよう。
void game_main(void)
{
MsgCreate1(20);
MsgCreate2(1000,255,255,255,5,000,000,000,
0,200,500,120,255,10,10,0);
int nPar = PER(150,250); '250を100%とした時、150はその'N(nPar);'%'A; }
これでビルドし、正常に動作すればOKだ。
150/250は60/100%らしい。へー。
「有志の追加関数」の中には、SP番号を移動することなしに、CGやαマップの拡大、
上下左右反転などできるものもある。もちろん新しいSPへコピーしつつ加工することもできるぞ。
ポポリタンの機能だけだと物足りない人は追加してみるといい。