父なき者達の父の日
父の日。それは母の日同様、子供から父へ感謝を告げる日である。
ジャックはその日、父パンプキングの墓参りに行こうとお供え物を買ったが、同じく父ヨゴシマクリタインの墓参りに向かうヨゴシュタインと出会う。
※このサブイベントは、戦闘なしのストーリーになります。
登場するキャラクター
ジャック・オー・ランタン、害地大臣ヨゴシュタイン、両津勘吉、ジェフ・モリソン、タニノギムレット、パンプキング(名前のみ)、インフィニティ(名前のみ)、サイファイブ(名前のみ)、害地副大臣ヒラメキメデス(名前のみ)、ホロンデルタール(名前のみ)、総裏大臣ヨゴシマクリタイン(名前のみ)
イベント
- 会話1
- デパート
- 今日は父の日なので、セールが行われている
- ジャック「そういや今日は父の日か…オイラも、昔は父ちゃんのために小遣いはたいて父ちゃんの好きなもの買ってたっけ」
- ジャックはパンプキングの墓参りに行こうと思いつき、酒売り場と花売り場に行った
- そして酒と花を買った後デパートから出たその時、ジャックと同じく父の墓参りに行く途中のヨゴシュタインにぶつかった
- ヨゴシュタイン「おい、気を付けるナリ…む?お前は」
- ジャック「アンタは…ここに何しに来たんだ?」
- ヨゴシュタイン「見て分からんナリか?父上の墓参りナリ」
- ジャック「墓参り…アンタの親父さん、ヒデェ独裁者だったよな?」
- ヨゴシュタイン「酷いなんてものじゃないナリ。あのお方は昔からろくでもないお方だった…しかもあのお方はインフィニティの手で蘇り、我らを痛めつけた挙げ句、サイファイブまで全滅させた程ナリ…!*1もしまた復活したら、あの顔をぶん殴ってやりたいナリ…!」
- ジャック「じゃあ、何でそんな奴の墓参りなんかするんだ?」
- ヨゴシュタイン「我輩にとって、唯一の肉親だからナリ」
- ジャック「親と違って律儀なんだな」
- ヨゴシュタイン「…ところで、見たところお前も墓参りに行くようナリな?」
- ジャック「あぁ…アンタと同じく父ちゃんのな」
- ヨゴシュタイン「お前の父親はどんな奴だったナリ?」
- ジャック「すげぇ偉い王様だったんだ」
- ヨゴシュタイン「王様…そういえば、我輩も聞いたことがあるナリ。その世界は魑魅魍魎が跋扈し、その統治者は犯罪組織と海賊の襲撃に遭い、殺されたと*2」
- ジャック「そうさ」
- ヨゴシュタイン「お前の過去も随分壮絶だったようナリな…」
- 会話2
- 墓地
- ヨゴシマクリタインの墓
- ヨゴシュタイン「父上…このバロン・ヨゴレックス・ド・シュタイン、父上のご供養に参りました」
- パンプキングの墓
- ジャック「父ちゃん…供養に来たぜ」
- ジャックとヨゴシュタインは自分の父の墓に花束と酒と果物を供えた
- ガイアークは汚い物を好む*3ので、ヨゴシマクリタインの墓は苔やカビが生えるほどかなり汚れており、供えられた花束も枯れている
- 会話3
- 墓地の休憩所
- 2人は自販機で飲み物を買う
- ヨゴシュタイン「お前は父親がいなくて寂しいと思ったことはないナリか?」
- ジャック「そりゃ寂しいさ。だってオイラ、ジェフさん達の前で本気で泣いたことあったし」
- ヨゴシュタイン「そうナリか…」
- ジャック「ところで、教えてくれないか?アンタの親父はどんだけ酷い奴だったか…それでアンタはどんな人生を歩んできたかってのも」
- ヨゴシュタイン「こういうのは人前では言いたくないが…仕方ない。全部話すナリ」
- 会話4
- ヨゴシュタインはこれまでの経緯を全て話した
- ジャック「…想像しただけで胸糞悪ぃな」
- ヨゴシュタイン「…」
- ジャック「でも…ソイツがいたからこそ、今のアンタがいるんじゃねぇのか?」
- ヨゴシュタイン「?」
- ジャック「」
- ヨゴシュタイン「何が言いたいナリ?」
- ジャック「」
- ヨゴシュタイン「…言われてみれば、確かにヒラメキメデスが死んだ時や、ホロンデルタール様の力を手に入れた時は父上のような所が出ていたナリな」
- ジャック「」
- ヨゴシュタイン「」
- 会話5
- 墓地を去った2人はタニノギムレットがいるバーに行った
- タニノギムレット「珍しいな、カボチャの賞金稼ぎとガイアークの大臣様が一緒なんてな」
- ジャック「墓参りの帰りだよ。それに今日は父の日だ。一緒に父ちゃんの墓に行ってきたんだよ」
- ヨゴシュタイン「父の日は嫌いだが、何故か父上の墓参りに行きたくなる。全く、我輩にもおかしな所があるものナリ」
- タニノギムレット「ん?」
- ジェフが入る
- ジェフ「ジャックか…それと、お前は確か…」
- ヨゴシュタイン「いかにも我輩はガイアークの害地大臣ヨゴシュタインナリ。まさか、我輩を倒そうとしてるナリか?」
- ジェフ「いや、やり直した奴には手を出さねぇよ」
- マスター「お客様、店内での喧嘩はご遠慮願います」
- ジェフ「安心しな、喧嘩なんてするつもりはねぇさ」
- タニノギムレット「なら安心だ」
- 会話6
- ヨゴシュタイン「フゥ…やはりこういう時は飲むに限るナリ」
- タニノギムレット「ところでお客様、今ウチで話題のオリジナルモクテルでもいかがかな?深淵の吐息にインスパイアされた、『神聖なる喜劇(ラ・ディヴィーナ・コメーディア)』というものを」
- ジャック「モクテル?聞いたことねぇな」
- ヨゴシュタイン「モクテルとは、アルコールのないカクテルナリ」
- ジャック「ノンアルビール見たいな奴なのか?」
- ヨゴシュタイン「似たようなものだろう」
- そこへ両津が入ってきた
- 両津「全く、うちの親父ときたら…」
- ジャック「両さん?」
- ヨゴシュタイン「両津?」
- ジェフ「ミスター両津じゃねぇか?」
- 両津「って、ジェフ?!ジャック?!それにヨゴシュタインまで?!」
- 会話7
- 両津「」