聖霊石と神霊兵器/ハイデルン

Last-modified: 2024-04-26 (金) 10:15:01
  • 会話1
    • ナレーション「ハイデルン。傭兵部隊『怒』の部隊長。オリジナルの暗殺術を極めた冷静沈着なリーダーである。日本各地に発生した次元の歪みに対応するため、怒部隊メンバーと共に隊長である彼自身も異変の解決のために行動を開始する。」
    • ハイデルン「隊員各自、目標ポイントを探索しつつ、付近で不審な行動を取る人物を発見した場合はコンタクトを試みろ。抵抗するような場合、実力行使による制圧を許可する。・・・任務開始!!」
  • 会話2
    • ハイデルン「そこの者達。私を着けてきているのは分かっている。姿を見せてはどうかね?」
    • 舞織「・・・そうですね。この辺りなら、周りに人もおらず、好都合でしょう。」
    • ハイデルン「日本聖霊庁の手の者か。・・・ということは今回の件は聖霊というオカルトの事象が関連しているという事か?」
    • 舞織「その通りです。貴方がたがどのような命令を受けて動いているかは存じませんが、聖霊力に関する異変は全て聖霊庁に一任されています。どうか、この件に関してお引き取りいただけませんでしょうか?」
    • ハイデルン「残念だが、今回の件を放置した際に推測される予想被害範囲が、聖霊庁が手に負える範囲を超えている。だからこそ我々に密命が下ったのだ。引き下がるのは・・・お前たちの方だ!」
  • 会話3
    • ハイデルン「ふむ、その若さにしては中々優れた連係動作と言える。だがその程度では、我が部隊では雑用係も務まるまい。」
    • 舞織「・・・完敗です。ご忠告に従い、我々は貴方がた部隊の邪魔はしないように努めます。・・・ですが、この件を解決するために我々は我々で全力を尽くします。」
    • ハイデルン「・・・聖霊事象に関する専門家である以上、無下にもできんな・・・む?あれは何だ?」
    • ハイデルンは次元の歪みから落ちて来た聖霊石の原石を拾った。
    • 舞織「・・・!それは聖霊石の原石・・・!その聖霊石を確保するのが、我々に下された任務だったのです。ドレクスラー機関という組織が、その石を集めるために各地に次元の歪みを広げ、更に聖霊石を効率的に回収するためか、『聖霊石を集めると願いが叶う』という情報を広めているそうです。何故その機関が聖霊石を集めているのか、詳細な理由までは分かっていませんが・・・」
    • ハイデルン「なるほど・・・つまり、今回の騒動を引き起こした悪党の狙っているのがこの聖霊石という訳か。ならばこれは我ら部隊で預かろう。異存は無いな?」
    • 舞織「畏まりました。ですが、その聖霊石に惹かれる者は、皆我々のように聖霊力を持っています。くれぐれもご注意ください。」
    • ハイデルン「忠告感謝する。だが、ありふれた超能力者に苦戦するような私では無い。かつてKOFで闘った連中に比べれば可愛いものだ。」
  • 会話4
    • ゼニア「・・・見つけたぞ。貴様がハイデルンだな?」
    • ハイデルン「お前は露国聖霊警察隊、ゼニア・ヴァロフ・・・我々に関わらぬ件については、日本聖霊庁より西欧聖霊庁にも伝達が届いているはずだが?」
    • ゼニア「あぁ、だから私は西欧聖霊庁からの任務を放棄した。今の私はただの傭兵だ。」
    • ハイデルン「フッ、なるほど・・・では、そのフリーの傭兵が私に何の用だ?」
    • ゼニア「・・・私と闘え。いかなる戦場からも生きて帰る無敵の怒部隊の長・・・強い・・・・・・それだけで、闘う理由になる。」
  • 会話5
    • ゼニア「・・・流石だな。だが何故止めを刺さない?私から仕掛けた闘いだ・・・命を奪われようとそれは覚悟している。」
    • ハイデルン「これは手合わせ・・・私にとっては訓練に過ぎん。訓練で兵の命を奪うようでは、上官として失格だからな。」
    • ゼニア「フッ、やはり戦場で敵兵として立ち向かわなければ、貴様の実力は見れないということか・・・いつか、本物の戦場で遭えることを楽しみにしている。お互いそれまでに生きていればの話だがな」
    • ハイデルン「愚問だな。死ぬことを考えて任務に臨む傭兵は、いずれその気持ちに足を掬われる。お前も気をつけることだ。」
  • 会話6
    • ハイデルンはルガール・バーンシュタインと出会う。ルガールは聖霊石を持っていた。
    • ルガール「ククク・・・久しぶりだなハイデルン。私の顔は覚えているか?」
    • ハイデルン「・・・忘れるはずもない。何故貴様が生きている!・・・と言っても野暮なことだな。」
    • ルガール「言わなかったかね?この世界が必要としている限り、私は何度でも蘇るとね。私はドレクスラー機関と協力し、聖霊力によりこの身を再生したのだよ。」
    • ハイデルン「ドレクスラー機関だと・・・ならば、貴様を捕らえれば機関を一網打尽にできるというわけだな?」
    • ルガール「残念だが、ドレクスラー機関は既に壊滅している。私は彼らの意志を継ぐ残党と同盟を組んで動いている状態だ。」
    • ハイデルン「ならば、貴様を捕縛し、その同盟を結んだ者について話してもらう!」
  • 会話7
    • ハイデルンはルガールを倒し、聖霊石を奪い取った。するとルガールの体が消滅していく。
    • ルガール「・・・な。なぜだ!?私は人為聖女の技術を取り込み、不死身の存在となったはずでは・・・!」
    • ハイデルン「所詮人から盗んだ技術。貴様の浅知恵でコントロールできるほど、聖霊力というのは甘いものでは無かったということだ。」
    • ルガール「お、おのれぇぇぇぇッ!!グアアアアアアア・・・・・・!!!」
    • ルガールは光と共に消え去った。
    • ハイデルン「・・・・・・これで聖霊石を2つ確保できたな。」
    • ハイデルンの元にラルフ・ジョーンズが現れる。
    • ラルフ「教官、順調のようですね!俺達もバッチリ手掛かりを掴みましたぜ!どうやら種子島に兵器が隠されていて、教官の持っている聖霊石がその兵器の起動キーになるそうなんです!」
    • ハイデルン「ならば、兵器が起動しないように聖霊石を破壊・・・いや、逆に聖霊石をエサに、奴の言っていたドレクスラー機関の残党と接触を試みてみるか。ラルフ、お前はクラーク達と協力して周囲に誤情報を流せ。『種子島に聖霊石が大量に集まっている』・・・とな。」
    • ラルフ「ヘイ、了解です!教官はどちらへ?」
    • ハイデルン「私はこのまま聖霊石を持って種子島に向かう。仮初とは言えあのルガールを蘇らせるほどの組織の兵隊とあらば、私が直接対処せねばならん。」