- 会話1
- ナレーション「葛城。現代の世において、国家の為に密命を受けて動く『善忍』を養成するための機関、国立半蔵学院に通う忍学生の少女。
セクハラが趣味だが、ストイックに己を高める修行を欠かさず、仲間思いで姉御肌の性格の半蔵チームのムードメーカー。ある日、日本各地に『次元の歪み』が発生する。この異変を解決するために必要な「聖霊石」を集める『忍務』を与えられ、行動を開始した。」 - 葛城「今回の忍務は宝石集めかぁ・・・もしかして、宝石好きのナイスバディのねーちゃんとか現れないかなぁ~・・・ぐへへへ・・・」
- ナレーション「葛城。現代の世において、国家の為に密命を受けて動く『善忍』を養成するための機関、国立半蔵学院に通う忍学生の少女。
- 会話2
- 葛城「・・・?何かが光っている・・・まさか、これが目当てのヤツか?」
- 葛城が見つけたのは聖霊石だった。
- ドロシー「そこのお姉さん!ここは立ち入り禁止区域となっています!すぐにここから離れて・・・・・・あぁ!それは聖霊石の原石!」
- 葛城「・・・63ってとこか。残念だが、もうちょっと育たないとアタイの守備範囲外だな~!」
- ドロシー「その石をこっちに渡してください!それを集めるのがボクの仕事なんです!」
- 葛城「へぇー、ボクちゃんもどっかの組織に頼まれてるんだ。でもこの石を見つけたのはアタイが先だ。他を探すんだね!」
- ドロシー「・・・ねぇお姉さん。ボク、こう見えてもラスベガスではそれなりに名を知られたマジシャンなんです。ボクの手品、見ていきません?」
- 葛城「え?手品?」
- ドロシー「魔術師ドロシーのアルカナマジックショー、開幕!聖霊石の原石をあなたの手元から消してご覧に入れますよ!」
- 会話3
- 葛城「なかなか面白かったぜ。でも、アタイにとっちゃそれぐらいのトリックはただの子供だましだよ!」
- ドロシー「あいたた、お姉さんのその動き、普通の人間のものじゃないですね・・・ボクじゃ敵わないや。」
- 葛城「まっ、厳しいがこれが勝負の世界さ。だがアンタはまだまだ成長期。あと数年頑張ったら、技もカラダももっとスゴくなるだろうさ。」
- ドロシー「・・・話は変わりますけど、お姉さん・・・ボクと声がそっくりですよね。ねぇお姉さん、今度、僕のステージに上がってもらってもいいですか?お姉さんとならすごいトリックができそうな気がするんです!」
- 葛城「えっ?え~と、アタイはそういう目立つことができない立場っつーか、正直苦手っつーか・・・とにかくスマン、そういうのには出られねぇ!じゃあな!」
- 葛城はその場から聖霊石を持って立ち去った。
- ドロシー「あ~っ!待ってくださいよ~!!」
- 会話4
- 舞織「見つけました。貴女ですね・・・聖霊石を集め回っている者というのは。」
- 葛城「なんだ?巫女さんがぞろぞろと・・・ほほぅ、年上の2人、88から90・・・中々の大きさと見た。揉み応えありそうだなぁ~!」
- 舞織「な・・・何ですかその怪しい手つきは。・・・おほん。貴女が集めているその聖霊石の原石は、聖霊力を持たない貴女が持っていても何も意味が無いものです。専門家である我々に引き渡し、どうぞこの件からお引き取り下さい。」
- 葛城「そんなこと言われてもなぁ~。・・・じゃあ、賭けってことにしないか?勝負してアタイが負けたら、聖霊石を渡す。」
- 舞織「・・・もし、我々が負ければ?」
- 葛城「そこのナイスおっぱいな2人に、この葛城さまのセクハラ地獄を受けてもらう!行っくぜー!!」
- 舞織「そ・・・そんな不埒な賭けなど了承しかねます!こ、来ないで下さい!!」
- 会話5
- 葛城「よーし、アタイの勝ちだな!そんじゃ約束通り、モミモミさせてもらうぜ~!」
- 舞織「・・・お待ちください!貴女、国立半蔵学園の忍学生でしょう!」
- 葛城「ゲッ!?なんで知ってるの?アタイらが忍であることは秘密なはずなんだけど・・・」
- 舞織「日本聖霊庁が、我々以外にも同じ任務を依頼していたと聞きました。まさか聖霊力を扱わない組織の者にも声をかけており、それが貴女だったとは・・・我々春日一門を打ち倒すその実力、見事と言わざるを得ません。」
- 葛城「バレちゃあしょうがないな~。ま、同じ目的で動く仲間ならよろしくな!とりあえず、親愛の証を込めてスキンシップを・・・」
- 舞織「どさくさに紛れて私と姉さんの胸を触ろうとするのはやめなさい!上に言いつけますよ!」
- 会話6
- 夜桜「・・・葛城さん。お久しぶりです。」
- 葛城「夜桜!と言う事は月閃も今回の忍務を請け負っているのか?」
- 夜桜「というより、苦情を受けてわし達も出撃したのですよ。半蔵学園の者にセクハラを受けかけた・・・と。貴女じゃろう!日本聖霊庁の人にそんなことをしたのは!」
- 葛城「・・・やべー、もうチクられてんのか・・・いやぁ、あれは仲間同士の軽いスキンシップで・・・」
- 夜桜「問答無用!貴女には今回の忍務を下りてもらいます!その聖霊石もわしが預かります!」
- 会話7
- 夜桜「・・・くっ、今回もわしの負けか・・・不甲斐ない・・・!」
- 葛城「ふー・・・悪いな夜桜。でもアタイも一旦忍務を受けたからには、中途半端に終わらせる訳には行かないんだ。」
- 夜桜「・・・良いでしょう葛城さん。聖霊石回収の忍務の続行は問題無し、とわしから報告しておきましょう。よろしく頼みます。」
- 葛城「おうよ!アタイに任せときな!」
- 会話8
- 葛城はヴァイスと出会う。ヴァイスは聖霊石を持っていた。
- ヴァイス「民間人、警告する。違う‥‥‥そこの貴方、お願いです。作戦行動の阻害は強制排除、いえ、私の邪魔をしないでください‥‥‥?」
- ヴァイスは葛城に警告してきた。
- ヴァイス「‥‥‥一般的な日常会話は失敗率が高い‥‥‥その聖霊石の原石における所有権を放棄、原石を置いて、撤退。立ち去ってほしい」
- 葛城「え~どうしようかなぁ・・・見た所75ってとこか・・・それじゃ揉み心地がイマイチだし、どうせならお尻でも揉ませてもらうかぁ~!」
- ヴァイス「交渉の余地無しと判断、無力化し、奪取…ではなく‥‥‥こちらの要求に応じないのならば手荒く譲ってもらいたい‥‥‥できた!」
- 会話9
- 葛城「オイオイ、触ろうとしているのに叫ぶなり嫌がるなり反応しろよー。無表情だとセクハラのやりがいが無いぜ・・・」
- ヴァイス「‥‥‥よし!殺さないように手加減できた!もう私は機関の戦処女ではない‥‥‥もう敵を殺す必要もない、殺さなくていい」
- ヴァイスは何か呟いていた。
- ヴァイス「民間人の所有する・・・貴方の持っていた聖霊石の原石は譲ってもらった。私は次の任務に向かう」
- ヴァイスは立ち去った。
- 葛城「アタイの隠し持ってた聖霊石・・・ということはアイツ、あの場所に触れやがったのか・・・やられた!逆セクハラだ!追っかけて訴えてやる!」
- 会話10
- 葛城はヴァイスを追って種子島に来た。ヴァイスはある人物と出会っていた。
- ヴァイス「シャルラッハロート、ここにいたのか。消息を絶ったのは機関の最後の計画を阻止する為だと予測していたが」
- シャルラッハロート「そう、神霊兵器の起動を阻止する。ソフィー、貴女のいる世界を護るために。私と、貴女の、世界を護るために」
- ヴァイス「何故、単独で動いた?私とふたりで作戦にあたれば、速やかに解決でき」
- シャルラッハロート「私は貴女のためにひとりで行動した!それなのに貴女は追いかけてくれない!私の為に、動かない!私の為に!」
- するとシャルラッハロートはヴァイスを拘束し、聖霊石の原石を全て奪った。
- ヴァイス「シャル‥‥‥ラッハ‥‥‥ロート‥‥‥放せ‥‥‥どうした‥‥‥?聖霊石の原石を‥‥‥どうする気だ‥‥‥?」
- シャルラッハロート「このまま貴女を殺して私も死ねば、私たち、ずっとずぅっと、一緒でしょ?貴女は私のもの、私は貴女のもの‥‥‥それなのに」
- シャルラッハロートは葛城を見る。
- シャルラッハロート「邪魔する奴がいる‥‥‥ソフィー、待っててね。先に殺さなきゃいけない奴がいるから」
- ヴァイス「‥‥‥何を言ってる?私たちは機関から解放された。もう誰も殺す必要もない!」
- 葛城「そこのお前!セクハラは愛情を持ってやるもんだぞ!それにアタイは他人のセクハラを見るのは嫌いだ!成敗してやるぜ!」
- 会話11
- シャルラッハロートは葛城に敗れた。
- 葛城「しまった、蹴りに力が入り過ぎちまった・・・お~い大丈夫か~?何なら心臓マッサージでも・・・丁寧にモミモミしてあげようか?」
- シャルラッハロート「あはは‥‥‥ふふふ‥‥‥どうして邪魔するの‥‥‥?どうして私とソフィーの邪魔するの?死ねばいいのに。みんな死ねばいいのに。死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ねうふふ‥‥‥あはははははははは!!」
- 聖霊石の原石は全て何処かに飛んで行く。
- 葛城「やべっ!聖霊石がどっかに行っちまう!待ちやがれーっ!」
- 会話12
- シャルラッハロートによって起動した神霊兵器が葛城の目の前に見えていた。
- 飛鳥「これは・・・巨大傀儡か!?どうせならもっと可愛い女神様とかの形で造れよ!センスねぇな~!」
- 「聖霊エネルギー供給源、聖霊核接続。1番、2番、3番、4番、5番、接続完了。聖霊エネルギー補給開始」
- 神霊兵器の各部が機動し始める。
- 「特殊聖霊貫通弾「グングニル」起動。推進用聖霊エネルギー充慎開始。弾頭聖霊コーディング起動。8連聖霊クラスターロケット「スレイプニル」起動。推進用聖霊エネルギー充慎開始」
- 神霊兵器は富士山火山の方角を見る。
- 「日本列島沈没作戦攻撃座標指定、FJ35-2139YM138-4339、富士山火口設定完了」
- 神霊兵器は起動する。
- 「神霊兵器「ラグナロク」設定完了。グングニル充慎完了までカウント30。スレイプニル充慎完了までカウント60。ラグナロク射出までカウント70。‥‥‥69‥‥‥68‥‥‥67‥‥‥66‥‥‥65‥‥‥64‥‥‥63‥‥‥62‥‥‥61‥‥‥」
- 葛城「・・・・・・ふざけんなよ、テメェ・・・アタイはいつか最強の忍になって、父さんと母さんとチョコ・・・家族みんなでまた集まって暮らすんだ。それを邪魔するってんなら、巨大傀儡だろうと木端微塵にぶち砕いてやる!葛城、正義のために舞い忍ぶぜ!!」
- 会話13
- 「聖霊エネルギー補給源、喪失。聖霊エネルギー補給不能。防衛システム沈黙。」
- 葛城に聖霊石の原石を破壊された神霊兵器は崩れ始める。
- 「オーディン、スレイプニル、グングニル、聖霊エネルギー充填シークエンス停止。神霊兵器「ラグナロク」射出シークエンス、実行不能、緊急停止」
- 葛城「あ~!蹴り疲れた~!!・・・でも、日本沈没阻止・・・やってやったぜ!」
- クリア後
- 数日後
- 国立半蔵学園の忍学生部屋に、忍学科の5人が集まっていた。
- 葛城「・・・てなわけで、アタイは聖霊石の回収忍務をやり遂げ、そしてそれを悪用しようと企む悪の組織の巨大傀儡を見事ブッ壊したってワケさ!」
- 雲雀「すご~い!さすがかつ姉!」
- 斑鳩「ですが、依頼主の日本聖霊庁より苦情もいただいております。・・・葛城さん、あれだけ他人へのセクハラ行為は慎みなさいと日ごろから注意しているのに・・・!」
- 飛鳥「あぁ、やっぱり今回もやっちゃったんだね・・・セクハラ・・・」
- 柳生「・・・葛城。罪をしっかり償ってこい。安心しろ、雲雀の面倒はオレが見る。」
- 雲雀「ひばり、何かおいしいお菓子差し入れしてあげるから・・・気を落とさないでね?」
- 葛城「バ、バカ!犯罪者扱いするなよ!それに今回のセクハラは全部未遂だ!さ、さ~て!一つの忍務が終わったとは言え、アタイ達忍に休息の時は無い!修行だ修行~!!」
- 飛鳥「あ、逃げた!」
- 斑鳩「こら!待ちなさい葛城さん!話はまだ終わっていませんよ!」
- こうして、次元の歪みと神霊兵器の事変は現代に生きる忍達の活躍により解決された。これからも、世界を脅かす事件が起こる限り、『善忍』が正義の為に舞い忍ぶであろう・・・