電光戦記/西行零
Last-modified: 2024-04-24 (水) 22:02:13
- 会話1
- 紀元二六六X年、電光機関が絡んだ様々な思惑が世界各地で絡み始める中、謎の歪みが発生する。魔神「シュラガミ」を身に宿し、鬼神と言われ恐れられた伝説のくノ一西行零は突如現れ歪みに飲まれ、この世界に来たのだった。
- 零(鬼神)「此処は・・・少なくとも私が知っている場所ではないな」
- 会話2
- 各地を渡り、情報を探す零。そんな彼女にとある女兵士が立ちはだかる。
- 鼎二尉「止まりなさい」
- 零(鬼神)「何者だ・・・?軍人なのは分かるが」
- 鼎二尉「貴女が各地で発生している渦から出てきたのは知っています。大人しく付いて来てもらいます」
- 零(鬼神)「それを知って私を狙うか・・・だが何も話す気は無い」
- 会話3
- 鼎二尉「なんて・・・強さ・・・なの・・・」
- 鼎二尉はその場に倒れる。
- 零(鬼神)「しばらくそこで寝ていろ・・・私は先を急ぐ」
- 会話4
- 先を急ぐ零。そこで謎の男に会う。その男は電光を操る力を持っていた。
- アカツキ「その気迫・・・お前は只者では無いな」
- 零(鬼神)「貴様もその隙の無い構え・・・強者の類だな。貴様に問う。この世界で何が起きている?」
- アカツキ「その問いに答えるつもりは無い・・・通らせてもらう!」
- 会話5
- 零(鬼神)「電気を操る戦術・・・正に戦鬼の如くの強さだ」
- アカツキ「お前も鬼神の如くの強さであった・・・」
- 零(鬼神)「この世界で一体何が起きている?それその力は?」
- アカツキ「それを話している暇はない・・・我にはやらればならない任務がある。さらばだ!」
- アカツキは走り去っていった。
- 零(鬼神)「行ってしまったか、他を探すとしよう」
- 会話6
- まだ何も掴めずにいる零。しかし一人の老剣士によって全てを知るのであった。
- 不律「お主か、試製一號と互角に戦った者は」
- 零(鬼神)「誰だ?それに試製一號だと?」
- 不律「会っているだろう・・・電気を操るあの男」
- 零(鬼神)「あの男か、貴様は何か知っているのか?」
- 不律「無論だ。知りたければ・・・先ずは力を示せ!」
- 会話7
- 不律「成程・・・試製一號に勝っただけの事はある」
- 零(鬼神)「教えろ。お前が知っている事を」
- 不律「良いだろう・・・よく聞け、今こそ世界では電光機関という兵器を用いてこの世界を我が物にしようとする者達が居る」
- 零(鬼神)「・・・その者達は誰だ?」
- 不律「ゲゼルシャフトだ。奴らの基地はチベットのツァンポ峡谷にある・・・急げ」
- 零(鬼神)「分かった・・・任せろ」
- 会話8
- <チベット・ツァンポ峡谷>第三帝国最大の研究機関秘密結社「ゲゼルシャフト」。戦後彼らはアジアの秘境にその拠点を築いていた…
- 零(鬼神)「此処があの男が言っていた拠点の在処か」
- 零の前にエレクトロゾルダートが現れる。
- ゾル「何者だ?・・・どうやって此処に気づいたか知らんが、侵入者は排除する!」
- 零(鬼神)「戦兵か・・・邪魔をするな」
- 会話9
- エレクトロゾルダートが倒されるとアドラーが現れる。
- アドラー「成程、大した実力だ」
- 零(鬼神)「あの男と同じ顔・・・これが複製體という者か」
- アドラー「複製體も知っているのか・・・尚更生かしては帰さん!」
- 会話10
- アドラー「馬鹿な・・・この俺まで・・・」
- アドラーはその場で倒れた。
- 零(鬼神)「電光機関はこの中か・・・ならば進むのみ」
- 会話11
- ゲゼルシャフト基地の中枢。そこには「完全者」と名乗る少女が立っていた…
- 零(鬼神)「貴様が元帥か」
- 完全者「如何にも、我は完全者。ペルフェクティ教団の教祖よ。貴様にも霊的救済を与えてやろう」
- 会話12
- 完全者「我を倒してもムラクモは止まらん。そして・・・いずれ我は「プネウマ計画」は決行する」
- 完全者はそう言いながら姿を消した。
- 零(鬼神)「逃げたか・・・だがやるべき事は変わりない」
- 会話13
- 大戦末期に開発を中止された禁断の決戦兵器…ゲゼルシャフトは既にその復元を完了していた。
- 零(鬼神)「ほう・・・」
- 零の前に電光戦車が現れる。
- 零(鬼神)「兵器を出してきたか、だがこんな物では私は止められん」
- 会話14
- 零によって電光戦車は大破し、機能停止する。
- 零(鬼神)「沈黙したか・・・後の目標は唯一つか」
- 会話15
- 基地最深部で稼働する巨大な電光機関。そこで待っていた者は…
- 零(鬼神)「貴様がムラクモか?」
- ムラクモ「その通り、私がムラクモ。天に選ばれし支配者よ」
- 零(鬼神)「支配者だと?」
- ムラクモ「そうだ。私は転生の法に加え、確立されたクローン技術と電光機関のノウハウを手にした。しかし、私が支配者になっても増えすぎた人類がそれを汚す。人が人を減らぬなら神たる私が恩寵を与えるのだよ」
- 零(鬼神)「・・・随分とくだらぬ思考だな」
- ムラクモ「だが貴様というイレギュラーによって計画は乱されている。だから葬ってやろう・・・私の手でな!」
- 零(鬼神)「ならば来るがいい・・・その代償は貴様の命だ」
- 戦闘後
- ムラクモ「グハァッ!… ハァッ…ハァッ…ハァッ…」
- 零(鬼神)「貴様は終わりだ・・・くだらぬ計画もな」
- ムラクモ「いいや、まだ終わらぬ・・・あの女によって再び戦いは起こる・・・」
- 零(鬼神)「何?・・・!?」
- クリア後
- チベット奥地で大規模な崩落事故が発生した。零は脱出の際に再び渦に飲まれる。目を開けるとそこは元の世界だった。異世界の戦いを終えた零は一時の休日を取るのであった。