静御前の怨念/覇王丸
Last-modified: 2024-11-30 (土) 19:08:02
- プロローグ
- ナレーション「時は天照七年、先の日輪の國での大乱と時を同じくして、
老中「田沼意次」が失脚。新たなに老中に就いた松平定信により、寛政の改革が執り行われた。
しかし各地の飢饉大火、打ち壊しよる混乱は猖獗を極め、悪気 邪気とも言える暗雲は今や日ノ本全土を覆わんとしていた。
一方 己が気の向くまま各地を巡り歩いていた覇王丸は世の混迷の気運に逆らうかの如く、快刀乱麻を断つ諸国の猛者達の幾多もの武勇伝を耳にする。
己もまた一介の剣客として諸国の名だたる剣豪と刃を交えるべく、覇王丸は愛刀 河豚毒を手に戦いの渦中へと身を投じるのであった。」
- 会話1
- 覇王丸はミネルヴァの間に来た。
- シャルロット「客人が来たと聞いたが、もしや貴様か?」
- 覇王丸「まぁな、此処に異国の猛者が居ると聞いてな、お前さんの事だろ。ちょっと手合わせを頼めるか?」
- シャルロット「フン・・・貴様の無礼な剣で、私の相手が務まるとは思えんな」
- 会話2
- シャルロット「くっ・・・まさか私が敗れるとは」
- 覇王丸「太刀筋もそうだが お前さん自身もなかなかのじゃじゃ馬みたいだな。お前さんみたいな剣士 俺は嫌いじゃないぜ」
- シャルロット「覇王丸と言ったか、今回は貴様の勝ちだ。いずれ私から貴様に挑もう」
- 覇王丸「そうかい、その時を楽しみにしてるぜ」
- 会話3
- 覇王丸は卯月で柳生十兵衛と出会った。
- 覇王丸「よう、こんな所で会うなんて奇遇だな、十兵衛の旦那」
- 十兵衛「覇王丸か・・・今も尚、旅をしている様だな」
- 覇王丸「まぁな、せっかくだ。一勝負頼んでも良いかい?」
- 十兵衛「まぁ良い、お主がどれだけ腕を上げたか見せてみい!」
- 会話4
- 覇王丸「いつ戦っても十兵衛の旦那の気迫にはトリハダが立っちまうぜ……なあ旦那、俺もあの頃より腕が上がったろ?」
- 十兵衛「確かにあの頃よりは良いだろう・・・しかし気を付けよ、今日ノ本で起きている異変はワシら想像を超えているかもしれん」
- 覇王丸「そうかい、忠告感謝するぜ。それじゃあな」
- 会話5
- 覇王丸は三方ヶ原に来た。そこで幻十郎と出会うのだった。
- 覇王丸「久しぶりだな、幻十郎‥‥‥同門のよしみとは言えそんな殺気をむけられちゃあな。どっちが上か、そろそろ白黒つけようぜ!」
- 幻十郎「ほざけ!貴様を殺ス‥‥‥覇王丸ッ!」
- 会話6
- 覇王丸「 どうやらこの勝負……俺の勝ちのようだな、幻十郎。さて、俺は行くぜ。そろそろこの邪気の源にもケリをつけてやらねェとな」
- 幻十郎「クソ‥‥‥だが次はこうはいかん。必ず貴様を殺ス!」
- 会話7
- 覇王丸は異変の中心であるしずか千年桜がある場所に来た。そこで異変の元凶である静御前と出会う。
- 静御前「辛い‥‥‥苦しい‥‥‥憎い。何もかも‥‥‥滅べ‥‥‥!おおおおぉぉ‥‥‥!」
- 覇王丸「こいつが邪気の親玉か。へっ‥‥‥相手にとって不足はねェ、いくぜっ!」
- 戦闘後
- 覇王丸に倒された静御前はその怨念を払われ、輝いていた。
- 静御前「ああ、わたくしは何をしているの‥‥‥?どうして忘れていたのかしら‥‥‥?辛く苦しいこともあったけど、幸せな思い出も沢山あったわ‥‥‥」
- 静御前は覇王丸の方を見る。
- 静御前「あなたがわたくしを苦しみから解放してくれたのですね‥‥‥ありがとう‥‥‥これでやっと向こう側へ行けます‥‥‥」
- 静御前は宙に浮く。
- 静御前「しづやしづ しずのおだまき 繰り返し 昔も今に なすよしもがな」
- 静御前は光となって消滅した。
- クリア後
- ナレーション「静御前の浄化昇天を見届けた覇王丸。崩壊する空間から抜け出し 最初に目にしたのは辺り一面に咲き乱れる美しい桜だった。彼女を弔うが如く酒を傾け 覇王丸は彼女が最期に残した桜花爛漫を味わうのであった。
静御前が引き起こした災禍より数か月、剣豪の噂話を耳にし、覇王丸はとある町を訪れた。後にこの出来事を語った町人曰く彼の目の奥では尽きることのない闘志が炎の如く燃え上がっていたという。
覇王丸の旅路は終わらない。侍として漢としてその手に真の「最強」を掴むまでは。
──武士道とは死ぬことと見つけたり 修羅道とは倒すことと見つけたり、我 悪鬼羅刹となりて目の前の敵すべてを──斬る!」