| 女魔導士 | な、何者だ! ディンガル帝国の者かっ! |
| シェムハザ | 心配は無用だ。 |
| 女魔導士 | シェムハザ長老! |
| シェムハザ | (会っている場合) この方のことならば、知っている。 しかし、このようなときに来られるとは…フフ、まあ、天命かもしれぬな。 私の家においでになるとよい。 (一度も会っていない場合) この方のことならば少し聞いている。 信用に足る方だ。 しかし、このようなときに来られるとは…フフ、まあ、天命かもしれぬな。 私はこのウルカーンの長老シェムハザ。 私の家においでになるとよい。 頼みたいこともあるのでな。 |
| シェムハザの家 | |
| シェムハザ | 先日、ディンガル帝国のネメアがウルカーンまで来おってな。 どこでこの地にあることを知ったか闇の神器「束縛の腕輪」を渡せと言ってきたのだ。 束縛の腕輪は強大な力を持つ闇の神器だ。 利己的な欲望のために使ってはならないのだよ。 神器をあの野心的な簒奪者に渡せばいったいどんな災厄を世界にもたらすことになるかわからぬ。 それで、ネメアとディンガル軍を迎え撃つ準備をしていたのだよ。 心配は無用だ。 古来、ウルカーンは防衛戦で負けたことがない。 火の巫女ウルが遺したマグマゴーレムがどのような侵略者も、退けてきたのだ。 今、魔導士たちが起動している。 マグマゴーレムにかかれば、どんな大軍も、ただ死体の山を築くために進軍してくるようなものだ。 な、何事だ!? |
| 見習い魔導士 | ち、長老様っ! て、敵襲っ! |
| シェムハザ | バカな! 早過ぎるぞ! だいたい敵接近の報告は受けておらん。 見張りは何をしていた! ディンガルの大軍が近づいてきたのに、気づかなかったのか! |
| 見習い魔導士 | 敵は大軍ではありません! て、敵、総勢4騎! |
| シェムハザ | ええい、かまわん! 今出ているマグマゴーレムでひねりつぶせ! |
| 見習い魔導士 | そ、それが…。 |
| ネメア | 私はディンガル帝国皇帝ネメア・ランガスター・ディンガル。 ウルカーン長老シェムハザに告ぐ。 これ以上の抵抗は無駄だ。 降伏して束縛の腕輪を渡せば、生命の安全は保障しよう。 |
| シェムハザ | バカな! マグマゴーレムが全滅!? し、信じられぬ! ディ、ディンガルの騎士? しかも、ダークエルフだと!? |
| オイフェ | 私は皇帝直属騎士オイフェ。 |
| ゼリグ | …同じくゼリグ。 |
| ドルドラム | 同じくドルドラムじゃ。 ソリアスに仕える神官じゃ。 長老シェムハザ殿、いかな大軍も寄せつけぬマグマゴーレムも、ただ少数の勇者にはかなわなんだな。 マグマゴーレムがあっという間に倒され町の者は皆、抵抗する気が失せておる。 長老、降伏なされ。悪いようねはせん。 |
| シェムハザ | …仕方がない、降伏しよう。 束縛の腕輪はここだ。取りに来い。 バカめ! うかつに近づいてきたな! お前たちに渡す気などないわ! |
| オイフェ | くっ…。 |
| ゼリグ | …不覚。 |
| ドルドラム | 闇の神器を使えば、力は得られるが、闇に墜ちてしまうのじゃぞ! |
| シェムハザとの戦闘に勝利 束縛の腕輪を手に入れた | |
| ネメア | 闇の力では何も守れん。 ただ、破滅へと導かれるのみ…。 主人公、神器を渡してもらおう。 主人公、私のやり方に、不服か? …そうか。 …ならば、私と戦え。 そして、止めてみせよ。 あとのことは宰相に任せる。 行くぞ。 |
| オイフェ | …また、助けられたわね。 でも、カン違いしないで! 私は恩に感じたりしないから! 私はネメア様の戦士。 今度会ったとき、あなたが戦士として現れたなら…。 私は、あなたを倒すわ。 …それだけ。 |