| 仲間の台詞 | |
| …今日もフレアは安定している。 彼女はあのころの姿のまま、こうして神殿で月日を重ねている…。 あの日、遠く若き日の私は、深く愛し、固く拒まれたがゆえに火の巫女フレアを殺してしまった。 それふぁ、この後悔の日々の始まりだった。 巫女が失われれば、精霊神の力の封印が解放され、世界に災厄が起きる。 いつかことは公になり、私の行いも明るみに出るだろう。 私はそれを恐れた。 そして、闇の神器、束縛の腕輪の力で彼女の肉体を再現することに成功した。 精神は、再現できなかったが…。 火の精霊神は、私が作ったフレアをフレア本人として認識した。 あとは、神殿から人を遠ざければ特に問題が起きることはないだろう。 そうして、今日までの日々、作りもののフレアは歳をとることは無くそこにあり続け、私はこうして老いてきた。 やがて私は、彼女をひとり遺し、逝くことになるのだろう。 心配なのは、束縛の腕輪だ。 あれがないと、彼女は体を保てない。 誰でもいい。 私亡きあと、彼女を束縛の腕輪を守ってくれる者はいないだろうか…。 私が障害でただひとり愛した女性よ。 私の永遠の恋人フレアよ…。 どうか、彼女がとこしえにこの世界にあり続けますように…。 | |
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