比較という作業について考えて見ます。
比較は3つのプロセスから成り立ちます。
対象の特定→比較対象の特定→比較
・比較元の特定
これは比較される元です。比較作業をする際に、比較対象は複数あるかもしれませんが多くの場合比較元は一つです。比較元を一つにするということは、ベースラインを決定するということでもあります。比較元が複数あると、ベースが複数あることになり、比較結果を考える際に何が正しいのか分かりにくくなります。
ベースラインの候補はいくつかあります。
現在あるもの デフォルトとして提供されているもの 経験上もっとも多いもの 論理的に正しいと考えられるもの
・比較対象の特定
比較元と比較されるのが比較対象です。
すでに比較対象があるならば利用することができますが、ないようですと作らなければなりません。
作るときの手順として
比較元を細かくわけ、順番や結びつきを変える パラメータを変える 比較元の時系列変化を利用する 一部分だけ入れ替える
・比較
比較元と比較対象の両方にある属性を特定します。それぞれの属性ごとに比較元と比較対象でどのように異なっているか、あるいは同じであるかを調べます。属性の結果により同じである、異なるといった結論をだします。
比較の方法としては以下があります
値と値 値とレンジ 値と存在
◇表現方法
比較の結果をどのように表現すればよいのでしょうか。
値同士の比較 絶対割合 相対割合