釈迦如来に会いに行く

Last-modified: 2008-05-20 (火) 22:54:55

釈迦如来「最高だったね、僕の迫真の演技!!」

舞台をおりてもお調子者は相変わらずのようだ……。

釈迦如来「これも全部みんなのおかげだね♪」

役柄でも、部員としても人騒がせな釈迦如来なので全くその通りである


釈迦如来「そして見に来てくれた人達の鳴り止まない拍手と声援!ジール様ぁ!!」
???「くだらない事言ってないでさっさと着替えたらどうだ……」
釈迦如来「えー……でもサインしたり、記念撮影したりしなきゃ……」
???「安心しろ、お前のファンは一人もいない…とっとと帰るぞ」


桜井「あの、ジールさん……」
釈迦如来「はい……?」
桜井「その人誰かなー?」

桜井が指を指したのは釈迦如来の隣に立つ関係者パスを首から下げたスーツの男性、部員ではないようだ……。

釈迦如来「あぁ、気にしないでください、直ぐ帰りますから」

釈迦如来は笑顔でそう返したが他の部員の視線も彼に向けられている

天馬「ジールさんより浮く人なんて、そうそう居ないかと……」
釈迦如来「あ、ひどーい」
桜井「で、誰なんだ……?」
釈迦如来「えっとー……」
シャリル「どうせ忘れてるんだろ……釈迦如来のボディーガードのシャリルと申します、いつもうちのバカがお世話になってます……」

そう言うと彼は深々と頭を下げた。

天馬「あ、え?こちらこそ……(ぼそっと)本当にお金持ちなんだ……」
釈迦如来「うん、まあねーw」
桜井「おぉ、始めて見た……」
シャリル「今日の舞台でもご迷惑をかけたみたいで……」
釈迦如来「ちょ……っとっ」

シャリルは無理矢理釈迦如来の頭を下げさせながらそういった。

桜井「まぁ、盛り上がったし……」
天馬「……まぁいつもの事ですから、慣れましたので……」
シャリル「いつもですか……本当、すみません、ほら、もう帰るぞ……」
釈迦如来「あ、まってよシャリルくぅん……お疲れさまでしたー!明日もがんばりましょー!」

釈迦如来は最後の最後まで騒がしかった……。