4.掘り起こす所~分岐の開ける・開けない前まで

Last-modified: 2009-11-14 (土) 20:51:17

本来なら光り輝く理事長の胸像があるであろう場所。
今は光を反射する事もなく、ただジッとたたずんでいるだけだった。
当たり前だ、ハリボテなのだから…。
とりあえず、その胸像の周りを掘ることにした。
そう言えば掘るものを持ってくるのを忘れていた。
どうしようかと悩んでいると、葉月が勢いよく走ってきた。
 
葉月
「先輩ーっ!シャベルとスコップ持って来ましたぁー!」
 
気を利かせていつの間にか取りに行っていたらしい。
いつの間に消えていたのか、まったく気づかなかった。
 
柿崎
「葉月くん、走ったら危ないよ?」
葉月
「大丈夫だって~♪……Σうをっ?!」
 
 
バタン。(画面効果で真っ暗。)
 
 
大丈夫だと言っていたそばから顔面スライディングをする葉月。
それはもう見事に…。
とても痛そうだ…。
 
黒羽
「ちょ!!大丈夫か!?」
釈迦如来
「大丈夫か~い?」
 
心配した他の部員達は、葉月の元に駆け寄る。
血は出ていないか、大丈夫かと、みんなが一斉に聞いていた。
 
葉月
「うっ、痛いぃ~!!」
 
かなり痛かったのか、泣き出してしまった葉月。
あまりにもオイオイと泣くので、小学生ではないのだから泣くなと周りはイジる中、
釈迦如来がとある行動に出た。
 
釈迦如来
「ほらほら~♪痛いの痛いの~」(ここで改行)
釈迦如来
「ヒーリング~スーパーミラクル~♪」
釈迦如来
「ジール~アターック!!!」
黒羽
「ジール…まったく意味が分からないから」
釈迦如来
「てへっ☆」
 
痛いのを飛ばすはずがアタックしてしまっている!
そしてやたらと長い!
黒羽はとても冷静にツッコミを入れていた。
 
シルク
「葉月君、もう泣かないで~っ!」
葉月
「…う、うんっ」
 
釈迦如来のおかげで痛いのが飛んでいったのか、なんとか泣き止んだ葉月。
葉月が泣き止んだ所で、部員達は胸像の周りを掘り始める。
 
 
ザックッ…ザックッ…
 
 
ザク…ザック・・・ザク…
 
 
カンッ…!
 
 
なにやら堅いものがスコップが当たった。
 
釈迦如来
「ん!?何かあったよ!!」
シルク
「ホントですか!」
釈迦如来
「何か箱みたいなのが出てきたよ!」
黒羽
「マジで!」
 
掘り起こしてみると、なにやら古びた正方形の箱が出てきた。
何か文字のようなものが書いてあるのは分かるが、よく読めない…。
 
釈迦如来
「これどうしようか~?」



『どうしますか?』


・開ける
・開けない