- 作品紹介
「ジョジョの奇妙な冒険」は「人間賛歌」をテーマとした、荒木飛呂彦によるホラー・サスペンス要素の強い少年漫画。
二十数年もの連載期間の間でキャラクターが幾度も世代交代し、様々な時代背景や舞台で描かれる。
ジョジョでは第一~三部に吸血鬼が登場する。
- 吸血鬼の描写
ジョジョの世界においての吸血鬼は、魔力や悪魔といった類のものから一線を画しており、
石仮面と呼ばれる「血を浴びると脳を突き刺す突起が出る」仮面を被る事で脳を刺激し、
脳を覚醒させて吸血鬼化するというものになっている。
この石仮面がどういう経緯で誰に作られたかは第二部で明かされている。
日光に弱いという描写は従来のものと変わらないが、水や十字架、ニンニクなどは対策の候補にすら挙がっておらず、
主人公たちは、特殊な呼吸法によって太陽のパワーを身体に宿す「波紋」と呼ばれる技法を武器とする。
吸血鬼による吸血は、相手へ指を突き刺して生気を吸い取るという描写が多い。
生気を吸い取られた相手は血肉を求めるゾンビと化す。
超人的な身体能力と、脳を完全に破壊されない限りは復活する再生力を持ち、
身体の水分を圧縮して目から撃ち出すなどの離れ業を使う者もいる
| 登場する主な吸血鬼 | 設定 | 登場部 |
| ディオ・ブランドー | シリーズに度々登場する、諸悪の根源とも呼べる存在。 人間から生気を吸い取りゾンビにする他、墓場からもゾンビを蘇らせる | 1,3,6 |
| ストレイツォ | かつて主人公らと共にディオと戦った「波紋」使い。 若さを保てる吸血鬼に憧れ、自らも石仮面を被り吸血鬼化してしまう | 1,2 |
上記以外にも多数存在するが、吸血鬼的な描写がさほど見られないものは割愛。