2.2 翻訳の段階

Last-modified: 2010-04-16 (金) 00:04:43

 翻訳の構文規則間の優先は次のフェーズによって規定されます。*1

  1. 必要であれば、物理ソースファイルの文字は、実装依存な振る舞いによって、(end-of-lineを示すためにnew-line文字を導入したり)基本ソース文字セットにマップされます。認められる物理ソースファイル文字のセットは実装定義されます。三文字順序(2.4)は対応する単一文字の内部表現に置き換えられます。基本ソース文字セット(2.3)中にない任意のソースファイル文字はその文字を明示する普遍文字名称(universal-character-name)には置き換えられません。(ソースファイル中に実際の拡張文字に遭遇する限り、実装は何らかの内部符号化を使うかもしれません。そして、ソースファイル中の同じ拡張文字が普遍文字名称として(たとえば、\uXXXX 記法で)使われているのであれば、同等に扱われます。)

*1 実際には異なるフェーズが一緒に織り込まれているかもしれませんが、実装は3つの分離したフェーズが発生するかのように振る舞わなければなりません。