日本語

Last-modified: 2006-10-11 (水) 09:08:33

日本語(にほんご,にっぽんご)は、大和民族の言語であり、主に日本列島で使用される言語である。日本国の事実上の公用語であり、学校教育の「国語」で用いられる。使用者は世界で約1億3千万人[要出典]。

日本以外では、台湾先住民の異なる部族同士の会話に用いられることがあり、またパラオ共和国のアンガウル州が公用語の1つに採用している (CIA - The World Factbook -- Field Listing - Languages)。このほかに主に中南米のブラジル、ペルー、ボリビア、ドミニカ共和国、パラグアイに日系移民による日本語を話す人々が集約している地区(いわゆる日系人地区、日本人村)がある[要出典]。また戦前まで日本が統治し現在も旅行者の7割以上が日本人である北マリアナ諸島などでは一部年配者は日本語を準母語として若年層は商業用言語として話せる人が多い。また、海外の日本研究家、ビジネスマン、学生などの人々によって使用・学習されている。近年では、日本のアニメーションやテレビドラマなどの文化を直接、また迅速に取り入れるために日本語を学習する人も多い。海外での日本語学習者数は2003年で約230万人(国際交流基金調査)。

文法的な特徴として、名詞の格を示すために、語順や語尾を変化させるのでなく、文法的な機能を示す機能語(助詞)を付加する。このことから、言語類型論上は膠着語に分類される。また、音韻現象の面から見ると、古来の純粋な日本語(大和言葉)では原則として(1)ラ行音が語頭に立たない(「らく(楽)」「らっぱ」「りんご」などは古来の日本語でない)(2)濁音が語頭に立たない(「抱(だ)く」「どれ」などは後世の変化)などの特徴があり、日本語の起源を示唆する材料にもなっている(#起源参照)。

他言語と大きく異なる点として、まず、表記体系の複雑さが挙げられる。漢字(音読みおよび訓読みで用いられる)や平仮名、片仮名のほかアルファベットなど、常に3種類以上の文字を組み合わせて表記する言語は無類と言ってよい。また、人称表現が「わたくし・わたし・ぼく・おれ」「あなた・あんた・きみ・おまえ」と多様であるのも、日本語学習者の驚嘆を集める。

近縁の言語とされるのは、学術的分類で琉球語(琉球方言)を認めるのみである。語彙・表記の面では、古来中国語の影響を強く受け、漢字文化圏に属するといえるが、言語的特徴は中国語とは全く異なっている。朝鮮語とは文法構造が類似しているが、基本語彙や音韻体系において共通点は少なく、むしろ音韻は東南アジアの言語と近い。北海道のアイヌ民族の言葉であるアイヌ語は、日本語とは基本的な性格が異なる。

手話として、日本語の文法体系や音韻体系を反映した日本語対応手話がある。

まああれだよ。俺らが使ってる言葉('A`)