概要
ドイツ帝国陸軍が開発した軽機関銃。

↑国民突撃隊によって使用されるMG15n.A
諸元
| 制式名称 | MaschinenGewehr 15n.A |
| 開発元 | ベルグマン |
| 口径 | 7.92×57mm |
| 重量 | 12.9kg |
| 装弾数 | 250/100発(ベルト式給弾) |
| 全長 | 1120mm |
解説
ドイツの銃器メーカー・ベルグマン社は、20世紀初頭から機関銃設計に取り組んでおり、1901 年にはベルグマン式の垂直ロック機構を特許登録していた。当初、ベルグマン社の機関銃は水冷型であったが、前線での運用性を考慮して軽量化・空冷化を進める流れが生じた。特に第一次世界大戦中、ドイツ軍において機関銃の支援火力を強化しつつ移動性を確保したいという要求が高まり、これが軽機関銃設計への動機となった。
1915 年に「Bergmann MG 15」が発表され、これは水冷式および旧型構造を一部簡略化したものだった。だが野戦使用では信頼性や過熱の問題が指摘され、これを改良・最適化したモデルが1916年以降にMG 15 nA*1と呼ばれる仕様である。
この型では従来の構造を見直して以下のような改良が加えられた
・開放ボルト構造から閉鎖ボルト構造へ改変し、信頼性向上を図った。
・銃身冷却ジャケットを薄肉穴あき構造とし、全体の軽量化を推進。
・駁倒式バイポッドを銃身中途から受け部を変更し、軽量ジャケット上から受け部をレシーバー近傍へ移動。
・持ち運び用取っ手(キャリングハンドル)や照準補助部品の追加、弾薬給弾機構の強化などの細部改良。
これらの改良によりMG15nAの方が運用性・実用性で優位と見なされた。製造数はおよそ6000挺程度とされ、1917年頃には少数ながら部隊配備が始められた。
第二次世界大戦では国民突撃隊のような末期の防衛部隊において、ほかに利用可能な火器が枯渇した状況下で、MG 15nA が旧式兵器として再投入されたという記録がある。
アタッチメント
なし。
ギャラリー
なし。