基礎データ
| 文化遺産 ヴェズレーの教会と丘 | |
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| 英語名 | Vézelay, Church and Hill |
|---|---|
| フランス語名 | Basilique et colline de Vézelay |
| 所在地 | フランス ブルゴーニュ=フランシュ=コンテ州 ヨンヌ県 ヴェズレー |
| 登録年 | 1979年 |
| 面積 | 183 ha |
| ID | 84bis(2007年~) |
ユネスコによる説明(日本語訳)
| ヴェズレーのベネディクト会修道院は、9世紀に設立された直後に聖マグダラのマリアの聖遺物を手に入れ、それ以来重要な巡礼地となっている。聖ベルナルドゥスは1146年に第二回十字軍の説教を行い、獅子心王リチャードと尊厳王フィリップは1190年に第三回十字軍に出発するためにここで会談した。サント=マドレーヌ大聖堂は12世紀に建てられた修道院の聖堂で、彫刻が施された柱頭と門扉が特徴的なブルゴーニュ・ロマネスク建築の傑作である。 |
登録基準
この世界遺産は以下の登録基準を満たして登録された。
| (i)人間の創造的才能を表す傑作である。 |
- 柱や門の上部に精巧な彫刻が施されたヴェズレーのサント=マドレーヌ大聖堂は、ブルゴーニュ・ロマネスク建築の傑作である。
| (vi)顕著な普遍的価値を有する出来事(行事)、生きた伝統、思想、信仰、芸術的作品、あるいは文学的作品と直接または実質的関連がある(この基準は他の基準とあわせて用いられることが望ましい)。 |
- ヴェズレーは主要な巡礼地として叙事詩に歌われ、また十字軍に向かう王が参拝するなど、歴史的に重要なスポットである。
備考
- ヴェズレーにあるサント=マドレーヌ聖堂は9世紀に創立されたが、1120年に大火災に遭ったため、現存する建物の大半は12世紀以降に建てられたものである。
- シャルトル大聖堂、ヴェゼール渓谷の先史遺跡と装飾洞窟群、モン=サン=ミシェルとその湾、ヴェルサイユ宮殿と庭園とともに、フランスで初めて登録された世界遺産である。
ギャラリー
すべてユネスコ世界遺産センターから引用。




