「ニュー・エクスプレス」 66系
66系は静岡中央鉄道の特急型電車である。
前代の65系は151系をベースに設計されたが、66系は見ての通り183系をベースに設計された。
この66系は65系との併結も可能で、65系を混結した編成も多く見られる。
65系が登場してから5年後、さらに特急列車の増備をすることとなったが、時代は徐々に豪華さより、「安定して長持ちする車両」が求められるようになり、そして登場したのが66系である。
これまで有料特急はすべて65系で運転されており、「新しい特急車両」との意味を込め、「ニュー・エクスプレス」と命名された。なお、65系は導入当初は車両愛称は無かった(のちにボンネット・エクスプレスと命名)。
2列&1列の一等車や、車内サービスなどは65系のものを引き継いだが、ロビーは半室になり、食堂車は廃止となった(代わりにロビー内に売店を設置)。また、前面形状はボンネット構造から高運転台となり、先頭車の座席定員が増加している。
また、座席も65系から変わり、65系車両より座席は固くなり、全体的に座席は低コストに抑えられた。また、内装も、装飾はかなり少なくなり、質素になった。
登場当初は「座席が悪い方の特急」と言われ避けられていたが、のちに65系も66系と同じ座席に交換されている。ただ、そういった批判を受け、65系の換装された座席はリクライニング角度がより深くなっている。
そのほか、性能は基本的に65系と同じである。
登場翌年には「観光型車両」として、座席をセミハイデッカー構造としたうえ、さらに窓の天地寸法を拡大した一等車が登場したが、のちに普通車に格下げされた。
また、65系食堂車の一部は、66系普通車に改造された車両もある。
当初はすべて8両で落成したが、その後4+6両の編成を組むこととなり、一部の中間車を先頭車化改造した。
現在は65系と同じく、「するが」や「ゆのまち」の運用を中心に活躍中。
| 登場年度 | 1974年 |
| 分類 | 特急型電車 |
| 営業最高速度 | 120km/h |
| 設計最高速度 | 160km/h |
| 電気方式 | 直流1500V |
| 軌間 | 1067mm |
| 起動加速度 | 1.8km/h/s |
| 常用最大減速度 | 3.5km/h/s |
| 主電動機 | MT54A型直流直巻電動機 |
| 制御方式 | 抵抗制御 |
| 駆動装置 | 平行ガルダン駆動 |
| 保安装置 | ATS-T |
| 全長 | 21,000mm(先頭車) |
| 全幅 | 2946mm |
| 全高 | 3945mm |
| 集電装置 | 菱形パンタグラフ |
| 車体材質 | 普通鋼 |
| 開発会社 | 沢山重工 |
65系・66系共通編成表
66系改(Series 66 Advanced)
2016年8月より、66系を大幅リニューアルし運行することを発表した。なお、古い65系や66系初期車はリニューアルの対象外で、74系に置き換えが進む見通し。
66系リニューアル車は内装・外装ともに大幅に手が加えられている。まず外装はこれまでのクリーム色と紺色の塗装から、白地に青、紫、水色、銀色というカラフルな塗装になった。また、窓はすべて交換され、ユニット窓に変更されている。なお、窓の大きさは改造前と変更はないが、横の長さが拡大されている。また、号車案内・行先・種別案内にフルカラーLEDを採用した。ロゴマークも変更されている。
車内は案内表示にLCD表示に変更している。また、座席もより座り心地が良いものに交換した。さらにインテリアも木目調のものに変更された。見た目も中身も新造車両に近い。
これから66系の8割程度の車両に施工される見通し。中間に65系が組み込まれている編成に関しては、組み替える予定。



