67系

Last-modified: 2016-06-18 (土) 15:29:44

Series67.png

「スーパー・スター」67系

 

67系は静岡中央鉄道の観光型特急である。
静岡中央鉄道は沿線に熱海や富士山、浜名湖など、多彩な観光資源を持つ。
特急列車の利用客はビジネス客が多く、これまでの65系や66系はどこかビジネスライクな車内設備であった。
しかし、特急列車の増発や、10連化など、さらに新しい特急型の開発が必要とされ、開発されたのが67系である。これまでとは違い、観光特急を全面に打ち出し、66系でいったんは廃止された食堂車が復活している。
さらに、先頭車は前面展望を楽しめるように運転席は2階、客席は1階に配置した構造にした。これは名鉄7000系をベースにしている。
さらに、中間にはダブルデッカー車を4両連結。これが当社初のダブルデッカー車両となった。
さらに車内には食堂車の他、個室やサロンなど、とにかく豪華な設備となった。
一等車の座席は電動リクライニングとシートヒーターを搭載。普通車の座席もフカフカで厚みのあるものとなり、利用客には好評であった。
食堂車は各編成で異なる。当然メニューも各編成で違い、分かりにくく一部からは不評であったが、「どのレストランに当たるか楽しみ」という声も多かった。
S1編成は和食「SAKURA」、S2編成は中華料理「上海屋」、S3編成はカレー専門店「浜松Curry」、S4編成はイタリアン料理「イタリアーナ」、S5編成はうどん・そば屋「春麺屋」というレストランであった。
また、7号車にはなんと「マッサージ店」があり、こちらも乗客からは好評である。
まず昼の列車で横になれるのが何より好評であった。
車輛名称は「突如現れた新星」という意味を込め、「スーパースター」という名前になった。なお、現在は「初代リゾートトレイン」という名称で呼ばれることもある。
車輛設備は豪華になった反面、67系の走行機器類は66系のものと同等で、この当時の車両としては少々時代遅れという感じはあったが、これによりメンテナンスにかける費用を低減し、その分を乗客サービスに充てるという考え方であった。

登場年度1982年
分類特急型電車
営業最高速度120km/h
設計最高速度160km/h
電気方式直流1500V
軌間1067mm
起動加速度1.8km/h/s
常用最大減速度3.5km/h/s
主電動機MT54A型直流直巻電動機
制御方式抵抗制御
駆動装置平行ガルダン駆動
保安装置ATS-T
全長21,000mm(先頭車)
全幅2946mm
全高4060mm(2階建て車)
集電装置菱形パンタグラフ
車体材質普通鋼
開発会社宇治重工
 

67系、車内設備のご案内

1号車普通車・展望車・車掌室クモハ
2号車普通車・車内電話・お手洗いモハ
3号車普通車・お手洗いモハ
4号車2階建て・スーパーシート・4人用個室×2(1F)サロ
5号車2階建て・食堂車(2F)・調理室(1F)・車端部サロン・子供ルーム(1F)サシ
6号車2階建て・スーパーシート(2F)・サロン(1F)サロハ
7号車2階建て・スーパーシート(2F)・マッサージ店(1F)サロハ
8号車普通車・お手洗い・多目的室モハ
9号車普通車・車内電話・お手洗いモハ
10号車普通車・展望車・車掌室クモハ

67系編成表

 

67_Formation.png

*67系改(Series 67 Advanced)

 

67_Advanced.png
66系と同様に、67系も大幅にリニューアルされることとなった。全般検査を迎える編成から順次改造される見込み。外装は新しい標準塗装となる塗装をベースに、これまでと同じ紺色と金色を配したデザインとなっている。行き先表示器にはフルカラーLEDを採用、号車案内にもLEDを採用した。また、66系リニューアル車と部品の共通化が図られ、窓はこれまで通り大型窓を採用するが、窓幅や窓周りを66系リニューアル車と共通とし、部品の製造コストを押さえることができる。また、展望席は窓の位置から座席の位置まで変更し、より前面展望を楽しめるようにしている。
座席もこれまではライトブルーだったが、更新後は紺色と金色を配したより高級なものとしている。また、インテリアも新調し、静岡県の木材を使用した木目調の床や壁、さらに間接照明を多用したより高級感のあふれる内装を目指した。なお、66系同様、走行機器類の変更は行われない。