
「ニュー・スーパー・スター」68系
68系は静岡中央鉄道の観光特急である。
67系の導入後、14年の間新型特急車両の導入がなかったが、ようやく導入された観光特急である。
基本的な考え方は67系を踏襲するが、68系は特急型車両としては初めてVVVFインバータを導入するなど、走行設備の近代化を図っている。また、車内は天竜産木材をふんだんに使用し、温かみのある内装となっている。
なお、また、塗装はこれまでの特急車両のイメージを打破すべく、「ディープブルー」一色に「ゴールド」と「シルバー」のラインが入る塗装となっている。
中間には2階建て車両を2両連結する。もちろんサロンもあるが、食堂車はない。代わりにビュッフェが設けられている。先頭車は67系と同じくパノラマ展望車で、非常に人気がある。また、先頭車の形状も人気があり、現在でも高い人気を維持し続けている。
この車両の導入にあわせ、東京~名古屋間を走る最速の列車は「すばる」に改称されたため、「すばる型車両」とも呼ばれる。10連5編成が導入されたが、すべて特急列車増備用に充てられ、65系など旧式車を置き換えることはなかった。
また、初めて営業運転速度130km/hでの運転を開始した。これにより所要時間が若干短縮されている。6M4Tの10連で、車体は普通鋼であるが、67系に比べかなり軽量化されている。加速度も67系以前に比べ大幅に向上している。さらに、全車にセミアクティブダンパを搭載し、揺れの軽減を図っている。
車両愛称「ニュー・スーパー・スター」は、大好評だった67系の設計思想を受け継ぎ、新たな観光特急のベーシックとする意味を込め名づけられた。
現在は全編成が夜行特急対応改造を受けている。東京~名古屋間の速達特急をメインに、さまざまな特急列車で活躍している。
| 登場年度 | 1996年 |
| 分類 | 特急型電車 |
| 営業最高速度 | 130km/h |
| 設計最高速度 | 160km/h |
| 電気方式 | 直流1500V |
| 軌間 | 1067mm |
| 起動加速度 | 2.3km/h/s |
| 常用最大減速度 | 3.8km/h/s |
| 主電動機 | C-MT50 |
| 制御方式 | GTO-VVVFインバータ |
| 駆動装置 | 平行ガルダン駆動 |
| 保安装置 | ATS-T |
| 全長 | 21,000mm(先頭車) |
| 全幅 | 2946mm |
| 全高 | 4060mm(2階建て車) |
| 集電装置 | シングルアームパンタ |
| 車体材質 | 普通鋼 |
| 開発会社 | 十立車輛 |
68系 車内設備のご案内
| 1号車 | 普通車・展望車・車掌室 | クハ |
| 2号車 | 普通車・車内電話・お手洗い | モハ |
| 3号車 | 普通車・多目的室 | モハ |
| 4号車 | 普通車・フリースペース | モハ |
| 5号車 | 2階建て・スーパーシート(2F)・4人用個室×3(1F) | サロ |
| 6号車 | 2階建て・スーパーシート(2F)・普通車(1F) | サロハ |
| 7号車 | ビュッフェ・サロン・お手洗い | モハシ |
| 8号車 | 普通車 | モハ |
| 9号車 | 普通車・車内電話・お手洗い | モハ |
| 10号車 | 普通車・展望車・車掌室 | クハ |
68系 編成表

*68系 車体色リニューアル後

