陸自がカールグスタフM3に拘った理由

Last-modified: 2024-09-08 (日) 15:57:18

ですがスレ避難所 その312
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/sports/36360/1505306402/

 
 

895 名前:避難所の名無し三等兵[sage] 投稿日:2017/09/23(土) 20:13:17 ID:qN9d90fc0
カール4欲しい
確かに砲身寿命は短くなったが発射数カウンタで限界まで運用できたりするし楽しそうだし

 

905 名前:避難所の名無し三等兵[sage] 投稿日:2017/09/23(土) 21:26:37 ID:a47N2Tv20

>>895

カールグスタフM4

新型装備を導入する際は、それが実戦運用に耐えうるかどうかを確かめる必要がある。
カタログを読んで、メーカーの宣伝文句を鵜呑みにするのは非常に危険だ。
例えばカールグスタフM3の場合、Saab社は1987年からアメリカ陸軍への売り込みを図っていたが、
1993年にアメリカ陸軍装備研究開発設計局(ARDEC)が耐久試験を実施したところ、
M3に用いられている軽量合金が実用に耐えない事が判明した。
温度や湿度、塩分などによるコロージョンや、射撃によるエロージョンが要求を満たしておらず、
またパフォーマンスの悪さや衝撃の大きさも問題になったということらしい。

 

そのためアメリカ陸軍は、一時的にM3の調達を中止せざるをえなかった。
とはいえ命知らずなSEALsなどの特殊部隊では、1990年代から細々と運用されたらしいがね。
その後、陸軍とSaab社は改良を繰り返した。
そして本採用に至り、アフガニスタンに展開する第75レンジャー連隊に配備されたのは2011年11月。
陸上自衛隊も2012年にM3を導入したが、
それは無印版ではなく、アメリカ陸軍の教訓をバックフィットした改良版だね。

 

M4の場合、チタンや炭素複合材を取り入れた新素材が採用されているらしい。
これが実戦に耐えうるかどうかは、もう少し時間が経って他国軍が人身御供になり、
戦闘証明を獲得するまでは、分からないんじゃないかな

 
 

民○党類ですが死刑だ死刑!
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/army/1706159089/

 
 

29 名前:名無し三等兵 [sage] 投稿日:2024/01/25(木) 15:40:02.77 ID:rAXvEIZ8a
東洋経済オンライン
「旧式」装備を大人買いする防衛省の無責任さ 無反動砲に見る「ずさんな装備調達」の実態

 

阿呆や。読む価値無し

 

31 名前:ロベスピエール ◆ [sage] 投稿日:2024/01/25(木) 15:41:35.60 ID:yWc65Abx0
どうせkytnだろ? 読まなくてもわかる

 

32 名前:名無し三等兵 [] 投稿日:2024/01/25(木) 15:43:29.92 ID:a1bG+FFd0

>>31
大当たり

 

38 名前:名無し三等兵 [sage] 投稿日:2024/01/25(木) 15:59:34.19 ID:0fBY0tg+0
私はカール・グスタフについてあまり詳しくないのだが、
陸自がM3にこだわった理由がなにかあるのだろうか。

 

45 名前:名無し三等兵 [sage] 投稿日:2024/01/25(木) 16:14:37.99 ID:jA68kqlC0

>>38
砲身寿命とM2との共通性・操作性と思われ。

 

まず砲身寿命だがメーカー側の仕様だと推奨寿命は
M3系列:500発
M4系列:1000発
だがM3系列は米陸軍と特殊作戦コマンドの実証テストで
同レベルの浸食が始まるのは2360発を超えており、
メーカーが主張するM4の推奨寿命を逆転する。
これは両者のチタン内筒・カーボン外装の仕様と
用途に合わせた砲身の短縮軽量化加工とのトレードオフの結果になる。

 

M2との共通性・操作性についてだけど、
新型のM4系列は特殊作戦と戦闘工兵向けの多用途化が進んでいるが、
陸自はどちらかというと正規戦向けチョイスで、
既存弾薬共用とメンテの簡素化と信頼性、M2からの移行の容易化を選んでる感があるかな
M4型は射撃時に電子的支援(砲・弾薬間データリンク類等)が入るんだけど、
M3「派生」型は電子支援をカットすれば全弾種射撃可能という別な意味でメリットがある。
なおM4新型はM3派生型の約1.5倍のお値段。

 

水陸機動団・対馬警備隊・空挺団に集中配備されている在来型M3を
M2代替として一般部隊向けに管理替えして、
新規調達のM4は空挺・水陸機動団向け採用から始めて、
予算が付いた一般部隊増強向けに調査・追加調達する方向と思われる。

 

70 名前:名無し三等兵 [sage] 投稿日:2024/01/25(木) 16:34:01.61 ID:jA68kqlC0
あと、用途だけでなくメーカー側のライン移行とM4系列の発展型生産への一本化絡みでな。
メーカーの"大口発注なければM3型のライン縮小と派生型の受注打ち切り"って
動きを受けた生産終了間際の駆け込み発注。
M3系列の調達オプション持ってた陸自がM3最終型を安く買うか、
M4系列の初期ロット買うかの決断を迫られてたって事情があるのよ。
SAAB社は23年10月に陸自向けカール・グスタフを300門ほど追加受注したと公表したが、この型番は当初非公開。
23年度の325門調達以降はM4に移行している。
これをkytnは、政府は昨年末になって調達計画を急に転換したと報じ
問いただして記事書いた自分の手柄だと吹聴してる。

 

で、米海兵隊のM4型運用実績に基くOTB対応化改修要や各種試験の推移や、
ウクライナ侵攻後に欧州とオージーが実績乏しいM4系列改修型の初期ロットの人柱になり、
陸自もM4系列の導入に踏み切った感じだな。
ついでに英軍のM4新型導入と同年度横並びだったりする。

 

72 名前:名無し三等兵 [sage] 投稿日:2024/01/25(木) 16:37:44.05 ID:0fBY0tg+0

>>70
なるほど。
たしかに「初期ロット」を導入するのは避けたいものだな。
他の国が導入して初期ロットの問題点を洗い出してくれた後なら、
安心して購入できるか。

 

87 名前:名無し三等兵 [sage] 投稿日:2024/01/25(木) 16:47:15.99 ID:jA68kqlC0

>>72
カールグスタフM4系列は、24年からインドにも追加生産ライン作る予定でな。
「改修型の初期ロット調達 + インド製コンポーネントの混在」をさせたくないのもあったんでないかな。
複数国に跨ると何か事故ったときに対応が面倒になる。
ふつーにインド支社のライン製M4改修型ならまだしも、
インド時空の覇者DRDO様肝いりのライセンスM4改修型生産ラインからお出しされる代物だから、
まともな感性持ってるなら、そんなとこから出てくる初期ロットなんて避けたいだろJK