488 名前:耳もぎ名無しさん 投稿日:2006/01/26(木) 12:42:38 [ cR/kU8RY ] 『作るときは塩を入れるのをお忘れなく』 朝しぃが目を覚ますと自分の腹が膨れているのに気づいた。 「あーべビ生まれそう。よっこいしょ」 そういうとしぃはダンボールにまたがりべビを産み落とした。 「ちぃー、なっこなっこー」 べびの数は40~50匹、皆しぃにそっくりだった。 例えば乳首が6つあるところとか。髪の毛がピンクなところとか。 「このべビ達どうしようかな?」 しぃは考えた。育てるだけの金はない。父親も分からない。 「情が移る前に料理しましょう。そうしましょう」 というわけでべビ達は全員料理されることになった。 お金がなくても作れるべビ料理といえばべビ漬けである。 しぃはべビ漬けのために足元の土を集めて食べ始めた。 3時間後 「うんちさん出てるー。気持ちいいよはにゃ~ん」 「ちぃぃぃぃ!びちゃびちゃうんちさんで息ができないでちゅー!」 しぃは再度ダンボールにまたがり、べビ達の上に腸内で発酵させた土、 すなわちしぃのうんちさんと呼ばれる排泄物をべビの上にひりだしていた。 しぃのうんちさんはたちまちダンボールのふちいっぱいにまで溜まり、 それを確認した後ダンボールの蓋を閉めその上からガムテープで密閉した。 「×××―!この×××、こっからだすでちゅー!」 べビ達が放送禁止用語を連発して助けを求めているがしぃは気にしない。 「後はこのまま三日まてば完成ね。楽しみだはにゃーん!」 489 名前:耳もぎ名無しさん 投稿日:2006/01/26(木) 12:43:16 [ cR/kU8RY ] というわけで三日後 「××(差別用語)モララーこんにちはー!」 「おっ××x(差別用語)しぃちゃんどーしたん?」 しぃはべビ漬けの入ったダンボールを持って近所のダスキソに来ていた。 一人では全部食べきれない事に気づいたので、 知り合いのモララー達に食べてもらおうと思ったのである。 「べビ漬け持って来たんだ。食べてよ」 そういってモララーの机の上にダンボールを置くしぃ。 その時モララーはダンボールがはち切れそうになっているのに気づいた。 「そんじゃ開けますよー」 「おい、ちょっと!!」 モララーが嫌な予感がして開けようとする社員を停止させるが ギリギリで間に合わなかった。 なので、何か起こってしまった時のために、 しぃを引っ張りながら急いで机の下に隠れた。 490 名前:耳もぎ名無しさん 投稿日:2006/01/26(木) 12:44:11 [ cR/kU8RY ] ガムテープが剥がされ封がはずされた次の瞬間ダンボールが爆発した。 部屋中にしぃのうんちさんが飛び散り、 モララーの机の上にはしぃと瓜二つになるまでに成長したべビが現れた。 その数実に47匹。皆同じ顔で同じスタイルで糞まみれだった。 そして彼女達は一斉に社員達に襲い掛かった。 間違ってはいない。 生まれてすぐに親に食べ物にされて奇跡的に生き残ったものは 世界に復讐する権利がある。筆者はそう考える。 「だっこと交尾ぷりーず!覚悟せい!はにゃーん!」 「うっわーお助けー」 次々と倒され犯され殺されて肉片になっていくダスキソ社員達。 普段は狩る側の彼らも非武装時でありしかも昼食前のハングリー な状態ではなすすべがなかった。 わずか数時間でダスキソ社員は机の下に隠れていたモララーと しぃを残して全滅し、元べビだったしぃ達は部屋を出て武器庫の 方へと向かっていった。 491 名前:耳もぎ名無しさん 投稿日:2006/01/26(木) 12:44:41 [ cR/kU8RY ] モララーは今回の事態にいたる真相をしぃに問いただす事にした。 「××xしぃちゃん、これどーゆーわけよ?」 「作るときにお塩入れ忘れたはにゃ~ん。メンゴ」 「ごめんで済むかーい!」 そう言ってモララーがスリッパでしぃの頭をはたいた直後 建物が崩壊し始めた。 「すごい突っ込みパワーだはにゃーん!」 「ちゃうやろ、たぶんあいつらのしわざや。 ああ、きっと武器庫のアレをアレにあーしたんだろうなー。 そんならビル崩壊するわ」 これが二人の最後の言葉となった。 瓦礫になったダスキソの上で元べビだったしぃ達47匹が 腰に手を当てて夕日をバックに勝ち誇っていた。 「大・勝・利―!!」 よく見ると全員妊娠している。交尾の時に出来たのだろう。 元べビだったしぃ達は夕日に誓った。 決して母と同じ過ちは犯さない事を。 瓦礫から飛び降りて彼女達は駆けていく。 目的地はスーパー。 ダンボールと塩を手に入れるために。 「明々後日は皆でしぃ漬けパーティだはにゃーん!!」 完